
少雨の香川県も、この時期ばかりはしっとりと空気も湿り、夜には霧が立ちこめていることがよくあります。
梅雨はジメジメしてていやだ〜という方はきっと多いですが、私はけっこう好きなんですよ。
さて、そんな薄い雨が降った今日は、これをご紹介したいなと思います。


径20cmのグラインダーです。旋盤の刃物の荒落としに、今日からバリバリ働いてもらいます

今までは、工房立ち上げの時に買った径15cmのグラインダーを使っていました。が、径が小さいので刃物を削るのに時間がかかり、ちょっと不便でした。
これで、さくさくと刃物を調整することが出来るはず…。
さっそく試してみました。





おお!!やっぱりぜんぜん違う!!
倍のスピードで刃物を削ることができるんです。効率がよくてうれしい〜。
それで…。


ふわふわのエンジェルヘアーにつつまれております。

(ミズメザクラの木地です。ちょうど中荒挽きの木地が目の付くところにあったらしいです)
刃先は別の道具で研いでいるので、刃物の切れ味じたいは変わんないなあ〜 あ、当たり前か。

そしてそして…。



内側を先に塗ったのですが、木地が横木取りなので反対側にしみ出しています。
刃物仕上げの木地なので、やっぱりよく漆を吸いますね〜。
ぺーパーで木地を仕上げると、あまり漆を吸い込みません、仕上げの溜色が明るくなるので、特に木目を見せたい作風の時にはペーパー仕上げがいいです。
松本は漆を木地に吸わせるのが好きなので、刃物仕上げです。
でも、あんまり吸わせすぎると芯乾きしにくくなるので、ほどほどでふきとります。


漆室へ入ります。

工房立ち上げの時にそろえた道具や環境などが、だんだん手狭になってきています。
少しずつ入れ替えをして、もっと快適に仕事ができるように工夫したいなと思います。


新しいナワバリ(足場)がなくなって、ションボリしているような?うり坊です。
せっかく新島が登場して、領土が拡張したのに〜〜。夢と消えました。
いつもミルミルに八つ当たりしてしまううり坊です。