道中、県外ナンバーの車の多さで「あ!今は連休中なんだ!!」と気づきました。(←いつもこのパターン)
私たちは行けませんでしたが、漆関係者さんのイベントも各地で行われたようですよ〜。
私の実家へ向かう途中、超有名な某うどん屋さんの横を通るのですが、案の定大混雑の「難所」と化しており、通り抜けに少し時間がかかってしまいました。

某うどん屋さん… 今ほどのブームになる以前(20年くらい前?)に一度だけ行ったことがあるんですが…。納屋同然の「これお店?」という建屋におそるおそる入り、注文して食べて、見よう見まねで自分でどんぶりを洗って片付けました。
その間、ずっとお店のおやじさんが家族らしき男性(兄弟?親子?)と「ほんだけんそういうたやろうが!」「なに!!!」と盛大なケンカをずーっとしておりまして、もう気になって気になって、どんな味だったかもサッパリ記憶にありません〜。

そこのお店、今はとてもきれいなお店になっているようです。その近所にまったく関係ないうどん屋さんも最近開業していたのですが、某人気うどん屋さんに入れなかったお客様がどんどん入って、けっこう繁盛しているようです。
…香川県のうどん屋さんは、当たり外れが少ないので、たいていのお店でもそこそこ美味しく食べる事ができると思います。

さてさて、前置きが長くなりましたが…。
今日はこれをご紹介しようと思います。



ほとんど木地固め(白木地に最初に漆を吸わせる作業のこと)をした木地なんですが、すでに数回すり漆をした器も混じっています。

この網には、トチ、ウルシ、ヒノキ、ケヤキ…とさまざまな材の木地が混在していて、それぞれ木目や色味、風合いが違うので並べた姿が美しく、眺めるのはけっこう楽しいです。



クス、サクラ、ケヤキ、ウメなど。

いちばん手前の器は、ウメです。工房のある善通寺市内で伐採した材を使いました。

ウメの材は、白木の時は桃の実を思わせるようなフルーティーな香りがして、なんだか特別な木のような気がしました。きめの細かい材で、木目も独特で楽しいですね。
生きている時はさまざまな姿をし、葉を茂らせ、いろんな花や実をつけていた木…。
伐られてこうして器になった今も、個性をあふれさせ、自然の豊かさや多様さを感じさせてくれて、楽しいです。


夕日です。
どんどん日が短くなってきましたね。
午後6時半にもなると、だいぶ周囲が暗くなってきます。
ほんの少し前までは、7時まで明るくてお外で遊ぶ事が出来たのに…。
連休も終わってしまい、もうすっかり秋。ちょっと寂しいような気がします。