今日はこの会場で初お披露目になった、お重箱をご紹介しますね。

私が今年5月ごろから、絵付けをしていた角重箱です。
ごく最近になって、やっと完成していましたーー。 ※6月ごろ ※7月ごろ
中塗りまでは進んでいた木地を使いましたので、年内に仕上がりましたが、ほんとうに角のお重箱は仕事が多くて骨が折れますね〜。




六寸サイズ(約18cm)のお重箱です。天板、側面と全体に赤椿の花を描いています。


図柄は段をまたがって続きになっていますので、かなり迫力があります。
着物を広げた時、一枚のキャンバスのように大きく図柄が構成されていることの多い、訪問着の柄の入り方に近いものがあって、手間がかかりますが存在感のある仕上りになりますね。


外が華やかなので、中は内黒にしようかなと最初は思いましたが…。
でも、朱にしてよかったです! 赤い方がバランスがよいなとやっぱり思いました。
一段使いも可愛いですね。

ぜひ、会場でごらんくださいますと嬉しいです。
