2015年06月16日

■オーダーの400mlめんぱのお弁当箱です。

季節の進行がとっても早く感じます…。
子供の保育所の近くの産直に、しょっちゅう通うんですが、1週違うと並ぶお野菜の顔ぶれがぜんぜん違うのでビックリです。
先週から、トウモロコシが出回り出して、娘が楽しみにしています。(じつは私も) このへんでは「味来(みらい)」という品種が良く作られていて、きれいな黄色と爽やかな甘さがとっても美味しい〜〜exclamation
お料理にもいろいろ使えるので、とっても便利です。

さて、今日は、めんぱのお弁当箱です。
お客様からのオーダー品で、先日完成しました。ぴかぴか(新しい) 納品を待つばかりです。


バッド(下向き矢印)400mlサイズの小判形のお弁当箱になります。
2015IMG_8553.jpg
二つあります。どちらも内朱外黒です。人気のある仕様ですね〜。
手前のお弁当箱は銀彩入りで、ナント店長のむぎ君印がちりばめられておりますよ。オーダーされた方は、この春から一人暮らしを始めたそうで… 店長のリッチなお弁当箱で、お昼ご飯を楽しみたいんだそうです。(ありがたや〜もうやだ〜(悲しい顔)
もう一つの無地のお弁当箱も、来月からご入用とのことで、今月中にお渡しする予定になっています。
これに仕切り板が一枚付き、保多織のリバーシブルの袋に入るという、こだわりのあるセットになりますよ。
ショップ和×和の方のオーダー枠は、いつの間にかSOLD OUTになってしまいましたが、また木地の在庫を確認してカートを開けたいと思います。わーい(嬉しい顔)



2015IMG_8460.jpgさて、今日のおまけ写真は…

今の時期は、産直のお花コーナーでは、アジサイが色とりどりに出荷されています。
どの子がいいか、いつも目移りしてしまいます。あせあせ(飛び散る汗)

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2015年06月15日

■しだれ桜のお重箱、絵付け中です。

蒸し暑いですね〜〜。さすが梅雨…。
定盤の上に出して使っていた漆が、すぐに粘ってきます。ふらふら
いま、お椀やお重などに絵付けをしているんですが…。地描きの漆が乾くタイミングが急減に早くなり、戸惑っています。
思った以上に早く乾いてしまい、せっかく描いたのに銀泥の蒔き付けができないことも… ククウ〜〜〜。
一度乾いてしまった地描きは、そのままでは描き直しがうまくできないので、なるべく研磨して取るようにしていますが、もったいないですよね…。あせあせ(飛び散る汗) (たいていは最初に描いた絵のほうが出来が良いような気がすることが多いです;;) もう15分刻みで鳴る設定のタイマーが欠かせません。
季節は確実に進行しているので、慎重に進めて行きたいなと思う今日この頃でした。

さて、今日は作業中のものを少しお見せしますね。


バッド(下向き矢印)こちらは、しだれ桜のお重箱です。
サクラ しだれ桜の重箱 絵付け
まだぜんぜん整っていませんが…。だいぶ雰囲気は出てきたと思います。

サクラ しだれ桜の重箱 絵付け2
内側にも、桜の花をアップで入れておりますよ〜。

リクエストの多い桜の花ですが…。
お重ともなると、仕事量はかなり多いです。蓋プラス外側四面、桜を描きます。
量は多くても、画面が平面なので、仕事自体はやりやすいです。お椀やぐいのみのような局面の方が難しかったりします。
ひたすら描いては蒔き、描いては蒔きの繰り返しで、進んでいくのですが、調子が出てくると気温の高い時期の方が仕事がやりやすいですね〜。
年末に向けて、お重などを多めに用意するようにと、強くプレッシャーをかけられていますので、がんばらなくては〜ふらふら 
とはいっても、ほんとうに手作りなので、年末の作品展に間に合うのは、せいぜい3つくらいじゃないかな?と思います。
ホント時間がかかりすぎる…。
以前作った、中塗りまで進んだ木地があって、このペースですよ。たらーっ(汗) 漆のものって、効率悪いなあ〜と、いつも思います。
でも、あせらないで、じっくりよいものにしていきたいと思いますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。ムード




2015_6_16-1.jpgさて、今日のおまけ写真は…
工房の崖っぷちアイドルのうり坊です。今日も崖っぷち…?
でも、最近は国境を荒らすイジワル猫さんがピタッと来なくなり、しばしの平穏が訪れています。


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posted by 宮崎佐和子 at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2015年06月14日

■漆掻き道具が届きました。

毎晩、お風呂の後の夜のお散歩が娘の日課になっています…。(担当は松本)
夜8時過ぎても、周囲はほの明るいので、農道を中心にカエルの大合唱を聞きながら、娘は面白いものはないか目を光らせつつ、そぞろ歩きをします。…彼女のおもな目的は、お花摘み。(えーッ) シロツメクサのお花スポットやネコジャラシ群を求めて歩き、夜の野草ハンターになります。片手いっぱいの花束をこしらえるまでは、なかなか家に帰らないという筋金入りに、松本もへきえき?してます。
…今日もタップリ20分以上お散歩して帰りました。これって、あすもあさっても続くのか〜〜??ふらふら


さて、そんな今日はこれをご紹介します。


バッド(下向き矢印)日本うるし掻き技術保存会から、新しい漆掻き道具が届きました。ムード
漆掻き道具 保存会
見慣れない刃物たちだと思いますが…。
左から、エグリ、カンナ、カマ、ヘラ です。これから好みの柄を入れて、道具として完成させます。
ちなみに、2012年にはこのような道具が届いていました。


バッド(下向き矢印)一番大きな刃物、掻きガマです。
漆掻きカマ
ウルシの幹に傷を付ける前に、かたい樹皮を削り取ってなめらかにする道具です。
この下仕事をきちんとしないと、幹にうまく傷が入らなかったり、また樹皮を伝って漆樹液が逃げてしまい、漆の回収率ががくんと落ちてしまいます。


バッド(下向き矢印)主役とも言うべき、漆掻きガンナ。
漆掻きカンナ
ウルシの木の幹に傷(U字形の溝)を付ける道具です。仕事の内容にいちばん大きく影響します。


バッド(下向き矢印)掻きベラ。
ヘラ
ウルシの木の幹に傷(U字形の溝)を付けたあと、溝からにじみ出る漆樹液を「掻き採る」道具です。


バッド(下向き矢印)エグリ。
エグリ
漆掻きの終盤、裏目漆など秋の辺掻きの時に便利な道具です。全体として、使用頻度はすくないですが、辺掻きが残りわずかなシーズンに突入すると重宝します。


これって、なかなか一般の方は目にすることがほとんどないような、特殊な刃物たちだと思います。ぴかぴか(新しい)
今年も松本は、ひさしぶりに漆掻きをする予定ですので(とはいっても、工房の庭のウルシですが;;)すでにいろいろ道具は持っていますが、もしかしたら使うかもしれません。
好みの柄を入れて、使いやすくしたいなあ〜と思います。わーい(嬉しい顔)



2015IMG_8525.jpgさて、今日のおまけ写真は…。
初夏の風物?ニョロニョロ小ヘビちゃんを捕まえて、大興奮!のミルちゃんです。
かわいそうなヘビちゃんは、ミルなんかに引っかかって大迷惑…たらーっ(汗)
松本が別の所へ放してやりました。
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posted by 宮崎佐和子 at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) |   道具

2015年06月13日

■ショップに根来風の朱溜皿をアップしました。

ショップ和×和に、工房のものにしてはちょっと珍しい?朱溜皿をアップしました。
もう販売済みのものもありますが、今日はそれをご紹介いたします。ムード


バッド(下向き矢印)径20cm前後のお皿になります。
2015IMG_8509.jpg
材はトチ、ぽってり厚めのお皿です。
ほとんど思いつきで、もんきりで根来風のお皿にしたらどうだろう…?とためしに数枚制作しました。
…しかしながら、意外にも大変でたらーっ(汗) たくさん作るのはムリと思い、続けて制作するのはあきらめました。
なので、今回はサンプル品価格でご紹介しています。かなりお得にしていますので、気に入って下さる方がいらっしゃれば…と思います。あせあせ(飛び散る汗) とりあえず先行して完成した2枚のご紹介です。
左のお皿は雪の模様、右のお皿は柿の花です。レトロでありつつ、ちょっと新鮮みも感じますが、江戸時代から親しまれている紋様となります。


2015IMG_8451.jpg
一見、シンプルですが、ぷっくり模様にはいろいろ仕掛けをしており、このような表情になっています。


バッド(下向き矢印)模様の拡大。
2015IMG_8449.jpg
いったいどのようにしているか、ザックリと説明しますと…。
厚めの和紙を切り抜いたモチーフを糊漆で貼り、下地でならし、中塗りのほかに模様の部分は黒漆で塗り重ねをしています。そして全体を朱漆で塗り込み、模様の部分のみ研磨して下の黒漆を少し出し、そして上塗りをしています。
…なんだか、着物の織り模様のようでかわいいでしょ? でもけっこう大変でした。ふらふら


バッド(下向き矢印)一人用のお皿におすすめです。
2015IMG_8528.jpg
また、干菓子盆として、季節のお干菓子を柿の花の模様にあわせて並べると可愛いですよね。

…そういえば、朱溜の南天のめんぱ三段重箱 も同時期ごろに制作したような気がします。
また作ってはと言われたことがあるんですが、この時に力を入れ過ぎて?なんだか疲れてしまって、新しくは制作していません。
でも、漆の特性を活かした楽しい表現だったので、また新しい形で登場させることができたらいいなと思います。ムード



2015IMG_7985.jpgさて、今日のおまけ写真は…
娘がつかまえた小さなブイブイちゃんです。水辺で流されかけていたのを偶然キャッチしました。
その後、ハッとしたようにブイブイちゃんは飛んで行ってしまいました。
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2015年06月11日

■オーダーのスッキリ細長めんぱ弁当箱、漆の作業中です。

ここ数年の悲願達成。先日、やっと人間ドックの申し込みが出来ました…。もうやだ〜(悲しい顔)
もう、5年くらい前から、毎年行かねば行かねばと思っていたんですが、出産をはさんだこともあり、ずっと娘がくっついていて行きそびれていました。昨年末にやっと子供が卒乳し、この春から保育所に行き出したので、今年こそはexclamation×2 との強い決意で挑んだというわけです。(←おおげさ)
昨年は、地元の国立病院に申し込もうとしていたんですが、希望者殺到で受付開始から瞬殺で予約が来年春まで埋まり、ガックリと挫折しました。あせあせ(飛び散る汗)その苦い経験から学び?今年は受付枠の大きそうな施設へ問合せ、残り少ない枠から来月の人間ドックが決定です。よかった〜〜〜。
…胃カメラかあ〜。十数年ぶり? 私の年くらいになると、乳がんも心配ですね。いろいろ診てもらってスッキリしたいです。

さて、そんなホッとした今日はこれをお見せしたいなと思います。


バッド(下向き矢印)スッキリ細長めんぱ弁当箱を作業中です。(すべてオーダー品です)
2015IMG_8422.jpg
蒔地をしたあとの下地粉に生うるしを吸い込ませ、粉固めをしました。(2009年岩手県の大森清太郎さんの盛辺生うるしを使用ですハートたち(複数ハート)
めんぱのお弁当箱は、木地がヒノキやサワラなど、柔らかい針葉樹なので、箸のつつきやちょっとした衝撃で凹みやすいのが気になっていました。なので、最近バージョンアップして、蒔地の下地をほどこすようにしています。手間がかかるし、ちょっと重くなりますがかなり丈夫になります。
楕円形のめんぱの400mlと570mサイズを先行して制作していましたが、スッキリ細長めんぱ弁当箱ちゃんもだんだん作業が追いついてきました。

メンパ、まげわっぱ 国産 お弁当箱
こんなお弁当箱の木地です。(残念ながら木地が廃番になりましたが…)
今回のお弁当箱たちは、ラストの仕入れ木地を予約して下さったものです。

めんぱのお弁当箱はたくさんパーツがあるので、すべて木地を広げると、作業場がかなりいっぱいになります。あせあせ(飛び散る汗)
漆の乾きのよいシーズンになりましたので、下地をしたりするには好都合な環境です。はやく中塗りに入って、漆のお弁当箱ぽくならないかな〜と思っています。わーい(嬉しい顔)


2015IMG_8466.jpgさて、今日のおまけ写真は…
梅雨時のウルシの葉っぱちゃんです。
今年もたくさん葉っぱがワサワサと付いてにぎやかです。ぴかぴか(新しい)

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2015年06月10日

■重症の修理のお品たちです。

形あるものはいつか壊れる…と言いますが…。
すごく思い入れのあるものだったり、買ったばかりのものだったりしたら、どうにか直らないものかな?と考えるのが人情だったりします。たらーっ(汗)
ありがたいことに、漆のものは、比較的補修がきくことが多いのはご存知でしょうか。
漆は接着剤の機能もあり、また可塑性もあり、そして塗料としてたいへん優秀である素材なので、割れた部分を接着し、足らない部分を埋め、そして全体をコーディングして、外見的には元通りに近い状態にすることが可能です。(ただし、すごーく手間がかかりますが;;)

工房には、そうしたお品がときどき緊急入院をすることがあります。
そんな重症患者さんが何人かまとまりましたので、ついに松本がオペを行いましたexclamation


バッド(下向き矢印)重症例その1
修理
ケヤキの湯飲みです。うっかり壊してしまったそうです。ふちが大欠けしてしまい、しかも欠けたパーツが3つにくだけているので、重症です。
そのままでは接着ができませんので、石膏でこの湯飲み専用のギプスを作り、破片の断面に漆を塗布し、それぞれのパーツがズレたり歪んだりしないよう、細心の注意を払いながら、ガッチリと固定しています。


バッド(下向き矢印)重症例その2
2015IMG_8448.jpg
ケヤキのぐいのみです。持ち主さんの高齢のお母様がうっかり取り落としてしまい;; こちらもふちが欠けてしまいました。幸い欠けたパーツがほぼ完全な形で見つかり、しかも1欠けだったので、上記の湯飲みよりはまだやりやすいです。
こちらも専用のギプスを作り、漆で貼り合わせて固定します。
漆が十分乾燥し、ある程度強度が出るまでかなり日数がかかります。最低1ヶ月は置いておいた方がよいかと思います。

これらのパッコリ系の破損のうつわたちですが… 外見的には違和感ないくらいに復旧すると思います。ただし、強度は戻らないので、気を付けて使う必要があります。
漆と木の器は、陶器にくらべるといくらか弾力性がありますが、やっぱり落とすと壊れるのでご注意下さい〜〜。ふらふら


バッド(下向き矢印)重症例その3
2015IMG_8434.jpg
梅のお花の箸置ちゃんです。
先月、関東地方で強い地震がありましたが、運悪くそのときに落ちてしまい、どちらもパカッとまっ二つになってしまいました。あせあせ(飛び散る汗) (この箸置は、木製でなく陶胎なので、よけいに衝撃に弱いのです)
縁起担ぎのお品ということもあり、修理させていただくこととなりました。とてもきれいに割れていて、粉砕していたりパーツが欠けていたりということはなかったのが幸いでした。
断面に麦漆(小麦粉と漆を練ったもの)を塗布し、つよく圧着しています。
ところで、この麦漆というのはすぐれもので、断面が広いものの接着には有効です。小麦粉の粘りが糊の役目も果たすようで、かなりしっかりとくっ付いてくれます。

以上は、最近の重症患者さんの一部です。みんな… 早く元気になりますように〜。手(グー)
ほか、軽症、中程度のお直しはこのようなものがありました。(適当に貼ってみました)
   ↓ ↓
お椀 お椀とスプーン めんぱのお弁当箱 フリーカップ お箸とスプーン

上記以外にも、とりかかっているお直し品がありますよー。
工房で制作したもの以外の修理はしていないのですが(ゴメンナサイ;;) 半年〜1年くらいを目安にお時間いただいています。
繁忙期に受け取ると、すぐ修理に取りかかれるないことも多く、よけいに時間がかかっています〜。もうやだ〜(悲しい顔) 
また、今回ご紹介したような重症の場合は、装置が必要なのでいくつか案件がまとまってから取りかかることが多いです。
とても手間のかかる修理…。新品を作る方がラクだという話もよく聞きますが…。
それでも、辛抱強く待ってくださったうえ、また愛用していただけるのは、たいへん嬉しいことですね。わーい(嬉しい顔)



2015IMG_8456.jpgさて、今日のおまけ写真は…
お局男のむぎ君です。
いつもするどく飼い主を観察しているので(いつゴハンくれそうかとか)
あながち、我が輩は猫であるみたいな世界も、意外とリアリティーがあるなあ〜と思ったります。

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posted by 宮崎佐和子 at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2015年06月08日

■ウメの生木を木工旋盤で引いてみました。

先日、松本が娘のためにせっせと夜なべをして、厚紙を切り抜き、さまざまなパーツを組み合わせた、かなり凝った紙飛行機を作りました。
そして、飛行機好きな娘と一緒にお庭で飛ばして遊んでいたんですが…。
あまりにも飛ばしすぎて、倉庫の屋根の上に乗り上げてしまいました… がく〜(落胆した顔)(回収不能) その紙飛行機、短命すぎて私もチョットしか見ていません。今ごろ、梅雨の雨に打たれて、形がなくなっているだろうなあ。なんか残念です〜。

さて、そんな今日はこれをご紹介したいなと思います。


バッド(下向き矢印)木工場にて。おもむろに松本が一斗缶をひっくり返します。
2015IMG_8350.jpg
しめっぽいおがくずの中から出てきたのは…。


バッド(下向き矢印)じゃーーん。ナチュラルエッジのうつわです。ぴかぴか(新しい)
2015IMG_8368.jpg
…これまた大胆なあせあせ(飛び散る汗) 前回のよりも大ぶりで、激しいです。もう、うつわというよりオブジェの類いですね。たらーっ(汗)
香川県内の山で切られたウメの木です。生木で挽いたので、しっとりとしています。
…かすかにフルーツのようなウメの香りがします。



2015IMG_8374.jpg
生木を挽いたおがくずは、カンピョウのように長く削れます。
(いろいろ移動したので、かなり短くなってますが;;)


バッド(下向き矢印)そして、こんなものも挽きました。
2015IMG_8380.jpg
ウメの木のバングルです。ぴかぴか(新しい)

2015IMG_8383.jpg
まだ生木なので、肌に触れるとヒンヤリします。
端が端反になっていますので、ぴったりサイズですがはめやすいです。ゆるすぎず、かなりフィットします。
仕上がったら会場で、ご自分の腕にぴったり合うバングルをさがしていただけたらな〜と思います。わーい(嬉しい顔)



2015IMG_8403.jpgさて、今日のおまけ写真は…

私が庭で写真を撮っていると、トトトッと駆け寄ってくるうり坊です。
おうちに入ると、お局のむぎ君にいじめられるので、もうすっかり外飼い猫さんとなってしまいました…。あせあせ(飛び散る汗)
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posted by 宮崎佐和子 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) |   木工旋盤

2015年06月07日

■ショップ和×和に、工房初期の孫椀をアップしました。

毎日、午後2時〜4時ごろに猛烈な眠気に襲われます。ふらふら
今日も意識が遠くなりましたが、気合いでビックウェーブをなんとか乗り越えました。この眠気さえやってこなければ、日中もっと仕事がはかどるのに… ブツブツ。
そんな大波を乗り越えながら?今日はショップ和×和に、お椀を追加しました。


バッド(下向き矢印)ラッパ形の孫椀たちです。ムード
2015IMG_8391.jpg
どれも工房初期(2003〜2005年頃)に制作したものです。
完成しないまま、置いていたものを最近上塗りをして仕上げました。上塗り漆は最近使っているものですが、中塗りまでの漆や作風は、当時の岩手県産の漆だけを使っています。
…こうしてみると、当時もいろいろ漆の表情にチャレンジしていたんだなーと思いました。


バッド(下向き矢印)絵付けした孫椀。
2015IMG_8254.jpg
日輪をイメージした紋様なのですが、アクセントに金箔をあしらうのも当時少し行っていた表現でした。
今の作風を見慣れていると、ちょっと新鮮に感じます。ぴかぴか(新しい)


バッド(下向き矢印)こちらは縄文黒のお椀です。
2015IMG_8353.jpg
2種類の炭粉を使って、このような表情を作りました。当時、松本が縄文時代の黒い漆に憧れて、しきりに制作していたものです。
…使っている漆の量もかなりなものです。他の孫椀と比べると、持った時の感触や重みがぜんぜん違うですもん。あせあせ(飛び散る汗)
こうした一般的な「漆」のイメージからかけはなれた表情は、面白いと思います。


バッド(下向き矢印)こちらは、ベンガラ溜の変わり塗りです。
2015IMG_8218.jpg
前回ご紹介した、赤い粥椀とほぼ同じ手法で仕掛けをした変わり塗りです。極薄でベンガラ漆・生漆をランダムに重ねてこの表情を生み出しています。赤い粥椀もベンガラ溜でしたが、異様に鮮やかな赤でした。
こちらの孫椀は、このように落ち着いた雰囲気の渋い赤色です。

こうして並べて見るとたのしいですね〜。当時の木地と漆を思い出して、懐かしくもあります。
当時は、今の工房のネコさんたちのうち、ミルミルがいるかいないかの頃ですから… わあ〜。
ごゆっくり見てくださると嬉しいです。わーい(嬉しい顔)



2015IMG_8345.jpgさて、今日のおまけ写真は…

今年は咲きました! ハスの水槽に入っている、キンギョモ?のお花です。
水草なので、ずっと水中なんですが、なぜかお花は水上に伸びてきてヒッソリと咲きます。

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2015年06月06日

■オーダーの茶櫃にミズナラのドングリを描いています。

今日は保育所はおやすみ。まる1日娘とガッツリ遊んで疲れました…。ふらふら 
先月イベントで参加させていただいた公園で遊んだんですが、遊具で遊んだり、初めてのヘビイチゴを摘んだり、ヤギさんにクローバーの花束を食べさせたり、ダンゴムシを集めたりと子供は自然の恵みを満喫していました。
しかしながら梅雨時の晴れ間なので、空が澄んで紫外線の痛いこと痛いこと。あせあせ(飛び散る汗)娘にも日焼け止めをしっかり塗っているんですが、みるみる色が黒くなっているようで心配です。
夏本番の前なのに、先が思いやられます〜〜〜。

さて、そんな疲れ気味の今日は、これをご紹介します。


バッド(下向き矢印)オーダーの茶櫃 の絵付けがボチボチ進んでいます。
2015IMG_8253.jpg
木地溜仕上げの茶櫃のオーダーです。
昨年末に絵付けのオプションが入りまして、春からその作業に入っています。茶櫃はシンプルな木地溜ですが、蓋の裏にミズナラの絵付けが入ります。茶櫃の蓋はお盆代わりになるので、その時にお客様の目に止まるという趣向ですね。
たしか、前回にご紹介した時はこんな感じでした。 
葉っぱはすでに描き終わり、少し前からドングリに取りかかっていますよ〜。
ドングリの存在感は偉大なり。木目を活かすため、葉はシンプルな線描ですが、主役のドングリちゃんの登場で一気に可愛くなってきました。ハートたち(複数ハート)

このドングリの部分だけ、少し盛り上げてふっくらさせています。実の部分は先に金箔を貼りました。
これからモコモコしたカサを描いていきます。(置き目をしています) ミズナラのドングリは、このモコモコがカワイイので、このモコモコを漆でぷくぷく膨らませていこうと思っています。
今の段階では、ささやかな仕掛けですが、上塗りをかけるとグッと陰影が出てきますよ〜。
私もすごく楽しみです。わーい(嬉しい顔)


2015IMG_8284.jpgさて、今日のおまけ写真は…
 亀さんにおやつの麩をあげる娘です。
今日の午前中は善通寺さんに行ってきました。人慣れして、口をパクパクさせながら一生懸命泳いでくる、お堀の亀さんたちに娘は夢中です。

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posted by 宮崎佐和子 at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) |   オーダー品制作

2015年06月05日

■今年のウルシの実生の苗をポットへ移しました。

今日は肌寒くてビックリしました。がく〜(落胆した顔)…四月上旬の気温だそうです。(お昼の室内22度)
あわてて冬服を引っ張り出して、子供に着せて保育所に送り出しました。これが真冬だと、22度は極楽のあたたかさのはずなんですが…。ふしぎですねー。
梅雨どきで、急な温度変化がこれからもありそうですが、皆さん体調管理には気を付けてくださいね。

さて、今日の話題はコレです。
翌日は雨が降りそうだということで、昨日、松本が作業を終わらせました。


バッド(下向き矢印)今年発芽した、ウルシの実生の苗木ちゃんたちです。
2015IMG_8231.jpg
身長?10cm程度に伸び、4〜6枚程度の葉っぱが伸びました。
最初はいっしょに発芽した兄弟たちと雑草と一緒にグチャグチャにからみあっております。あせあせ(飛び散る汗) 
これを一本ずつほぐして、個室(ポット)へ移植してやるという作業なのです。


バッド(下向き矢印)ヒョロヒョロのチビッコですが、1本ずつていねいに植えてやります。
2015IMG_8232.jpg

2015IMG_8244.jpg
そうして、ポットへのお引っ越しが終わりました。ぴかぴか(新しい) (ちょうど夕日が…晴れ
今は雑草にも負けそうなほどのもやしっ子ですが…。うまく根付けばこの一本一本がみごとな木に成長します。
そして、不思議で美しい天然塗料の漆樹液を生み出してくれるいうわけですね〜。すごい。
落葉する秋になるまで、しっかりした苗木になるように大事に育てたいと思います。わーい(嬉しい顔)


2015IMG_8203.jpgさて、今日のおまけ写真は…
工房の庭のユスラウメの実です。
真っ赤でツヤツヤ。毎日、娘が詰んで食べるので残りわずかとなっています。ムード

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posted by 宮崎佐和子 at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) |   漆の植栽
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