2015年06月04日

■中荒挽きの木地を乾燥中です。

うう眠い… 最近は子供の寝かしつけの時に自分も寝落ちしてしまいます。ふらふら
夜は夜でひと頑張りしようとたくらんでいるんですが、なんか体力が持ちません。
そんな中、香川県もついに梅雨入りしましたーー。
全国的にも少雨の香川県、空気も乾いて地面もカサカサなんですが… 梅雨の時期はうってかわって景色がしっとりとするので私は大好きです。雨が降るとウルシの木も喜んでいるように思います。

さて、今日は昨日寝落ちしてしまいたらーっ(汗) アップできなかった話題をご紹介します。


バッド(下向き矢印)乾燥炉による木地乾燥がはじまりました。ムード
2015IMG_8217.jpg
中荒挽きの木地を熱処理をしております。木地乾燥の一環で、高温の状態で約3日ほど続きます。
この木地乾燥が木のうつわの肝心なところなので、いつも念入りに行っているんですよ〜。

バッド(下向き矢印)乾燥炉の窓から中をチラリ。
2015IMG_8207.jpg
中にはギッシリと中荒挽きの木地が入っています。ほとんどがケヤキ材ですね。
お客様のオーダー品の木地も入っているので、順調に乾燥が進むのを願っております。

ところで、木工場を拡張して、格段に電気代がアップしてきました…。今や創業時の2倍以上になっているかと思います。ハア…。 
今の時期はそうでもないですが、夏期シーズンの温度管理にもけっこうかかるんだろうなあ。
こうした木地乾燥をときどき行っているせいもあるかと思いますがあせあせ(飛び散る汗) 制作活動の幅が広がったから仕方ないとはいえ、光熱費の高騰の行く末が気になります。ふらふら



2015IMG_8197.jpgさて、今日のおまけ写真は…
そんなに急いでどこへいく?? 工房の塀の上を猛スピードでダッシュするアゲハの幼虫さんです。
近くのサンショウの木で大きくなった子らしいんですが、前進するダンゴムシさんを勢いよく追い越し、どこかへ行ってしまいました…。

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posted by 宮崎佐和子 at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) |   木工旋盤

2015年06月02日

■オーダーの竹筒のお線香入れが完成しました。

先日は娘の家庭訪問がありました。(保育所でもあるんですね〜)
「きょうはちぇんちぇいがおうちにくるよー」と娘には話していたんですが…。いざ本当に先生がいらっしゃると、娘はお父さんにコアラのようにしがみつき、先生の滞在中はほとんど顔をあげませんでした。たらーっ(汗) な、なぜーー。ふらふら
それにしても、保育士の先生の仕事ぶりには頭が下がります。
私も若かりしころ?子供を相手にすることもあるアルバイトを少ししていましたが…。半日も子供と遊ぶと、もう夕方はクタクタでしたよ。エネルギーを使わずに子供の相手をする秘訣がある…わけないですし。
子供も先生が大好きですし、ほんとうに有り難いです。


さて、そんな今日はこれをご紹介したいなと思います。
オーダーの竹筒のお線香入れです。ムード

バッド(下向き矢印)ご注文からほぼ1年…やっと完成しました。
2015IMG_8182.jpg
この線香入れは、溜などの塗り込みではなく、すり漆を数回重ねた仕上げとなっています。もうしばらく漆室に安置して、塗り肌を締めてから納品の予定です。

竹筒のお線香入れ(山帰来)
ちなみに、このお品の追加制作でした。 香川県の伝統的工芸品、保多織の袋に入ります。


バッド(下向き矢印)実の部分は、ふっくらと高蒔絵にしていますよ〜。
2015_IMG_8186.jpg
この竹木地の表情は、こうした絵付けがよく似合いますね。
また、竹は真円ではなく、自然な形になっていますので、蓋と身を合わせる場所を決めています。このお線香入れは朱漆で印をつけたところで止めていただくようになっているんですよ〜。ちょっと気をつけないといけませんが、そんなゆったりした、ひと呼吸おいた所作もいいものだなあと思います。ムード

娘が保育所へ通うようになって2ヶ月…。
少し前にオーダーいただいていたお品が、じょじょに完成してきまして、ホッとしています。
この竹筒のお線香入れは、私が出来る仕事はほぼ終わり、漆さんが自然に締まる現象を待つばかりなので、のんびりとしていられますよ。わーい(嬉しい顔)


2015IMG_7962.jpgさて、今日のおまけ写真は… 工房の庭のウルシにできた実です。
この時期にふさわしい光景ではあるんですが… あれれ?
これって雄の木なのでは??がく〜(落胆した顔) (松本が見つけました)

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posted by 宮崎佐和子 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) |   オーダー品制作

2015年06月01日

■ショップ和×和に漆の花器をアップしました。

もう6月になりましたねー。ほんとに暑いです。
ショップ和×和に、店長の特選品をアップしましたので、ごらんください〜。ぴかぴか(新しい)


バッド(下向き矢印)6月のおススメは花器です。
2015IMG_8110.jpg
左の3つは、先日、松本が木工旋盤で挽いていた新作となります。

2015IMG_5829.jpg
白木地のとき。
新しく買った木工旋盤の刃物、HAP40を使ったところ、まあどういうことでしょうexclamation
木地の内側がどんどん削れて、今まで見たことのないような形状の木地を得ることができました。
その仕事を活かして、作ってみたかったフラワーベースを製作したというわけです。







…季節のお花をいろいろ買ってきて、素人なりにいろいろ生けてみるのはとっても楽しかったです。あせあせ(飛び散る汗)





バッド(下向き矢印)工房のお庭のスイレンが咲いたので生けてみました。
2015IMG_8137.jpg
爽やか〜。スイレンって、規則正しくお花が開いたり閉じたりして、とてもいじらしいです。


バッド(下向き矢印)定番のヒマワリでライオンのシルエットです。
2015IMG_8045.jpg
いずれも、黒溜のフラワーベースを使いました。
クス材で挽いた木地で、円錐を思わせるような形です。剣山などは使っていません。そのままお水を入れて生けています。


バッド(下向き矢印)赤いフラワーベースに赤いお花。
2015IMG_8113.jpg
こちらは朱溜変わり塗りのフラワーベースです。小さいです。上の黒溜ときょうだいです。
赤い小菊を生けて、かわいらしく。いちばん小さく、口がすぼまっているので、一輪挿しにも向きそうです。

ほか、木工旋盤の木地以外にも、ちょっと変わった素材の花器をご紹介しています。


バッド(下向き矢印)マダ樹皮の花器です。
2015IMG_8079.jpg
マダ…というと、ちょっと聞き慣れないですが、シナノキのことです。(シナとありますが、国産ですよ〜)
この木の樹皮をスポッと剥がし、その皮を使って器にしているという、いっぷう変わったものです。

3/6マダの皮はがし8

今までマダは2回仕入れたことがあります。どちらも漆掻き職人さんからです。
1回目は長野県の和田佐七さんより。
2回目は岩手県の大森俊三さんからでした。
このマダ樹皮を使って漆掻きの道具の一つ、「タカッポ」が作られています。なので、漆掻き職人さんにとってはとっても身近なものなんですね。

漆掻きの道具
漆掻きの道具、左よりタカッポ、掻きカンナ、掻きヘラ、掻きカマ。

…まさに丸太が届くというわけなんですがあせあせ(飛び散る汗) この丸太ん棒を脱皮させるのには、少々テクニックがいります。
とまあ、裏舞台をあかせばきりがないんですが、たらーっ(汗) 形も素材もきっと珍しいと思われる花器たちをゆっくりごらんくださると嬉しいです。わーい(嬉しい顔)

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