「きょうはちぇんちぇいがおうちにくるよー」と娘には話していたんですが…。いざ本当に先生がいらっしゃると、娘はお父さんにコアラのようにしがみつき、先生の滞在中はほとんど顔をあげませんでした。


それにしても、保育士の先生の仕事ぶりには頭が下がります。
私も若かりしころ?子供を相手にすることもあるアルバイトを少ししていましたが…。半日も子供と遊ぶと、もう夕方はクタクタでしたよ。エネルギーを使わずに子供の相手をする秘訣がある…わけないですし。
子供も先生が大好きですし、ほんとうに有り難いです。
さて、そんな今日はこれをご紹介したいなと思います。
オーダーの竹筒のお線香入れです。



この線香入れは、溜などの塗り込みではなく、すり漆を数回重ねた仕上げとなっています。もうしばらく漆室に安置して、塗り肌を締めてから納品の予定です。

ちなみに、このお品の追加制作でした。※ 香川県の伝統的工芸品、保多織の袋に入ります。


この竹木地の表情は、こうした絵付けがよく似合いますね。
また、竹は真円ではなく、自然な形になっていますので、蓋と身を合わせる場所を決めています。このお線香入れは朱漆で印をつけたところで止めていただくようになっているんですよ〜。ちょっと気をつけないといけませんが、そんなゆったりした、ひと呼吸おいた所作もいいものだなあと思います。

娘が保育所へ通うようになって2ヶ月…。
少し前にオーダーいただいていたお品が、じょじょに完成してきまして、ホッとしています。
この竹筒のお線香入れは、私が出来る仕事はほぼ終わり、漆さんが自然に締まる現象を待つばかりなので、のんびりとしていられますよ。


この時期にふさわしい光景ではあるんですが… あれれ?
これって雄の木なのでは??
