
今日も意識が遠くなりましたが、気合いでビックウェーブをなんとか乗り越えました。この眠気さえやってこなければ、日中もっと仕事がはかどるのに… ブツブツ。
そんな大波を乗り越えながら?今日はショップ和×和に、お椀を追加しました。



どれも工房初期(2003〜2005年頃)に制作したものです。
完成しないまま、置いていたものを最近上塗りをして仕上げました。上塗り漆は最近使っているものですが、中塗りまでの漆や作風は、当時の岩手県産の漆だけを使っています。
…こうしてみると、当時もいろいろ漆の表情にチャレンジしていたんだなーと思いました。


日輪をイメージした紋様なのですが、アクセントに金箔をあしらうのも当時少し行っていた表現でした。
今の作風を見慣れていると、ちょっと新鮮に感じます。



2種類の炭粉を使って、このような表情を作りました。当時、松本が縄文時代の黒い漆に憧れて、しきりに制作していたものです。
…使っている漆の量もかなりなものです。他の孫椀と比べると、持った時の感触や重みがぜんぜん違うですもん。

こうした一般的な「漆」のイメージからかけはなれた表情は、面白いと思います。


前回ご紹介した、赤い粥椀とほぼ同じ手法で仕掛けをした変わり塗りです。極薄でベンガラ漆・生漆をランダムに重ねてこの表情を生み出しています。赤い粥椀もベンガラ溜でしたが、異様に鮮やかな赤でした。
こちらの孫椀は、このように落ち着いた雰囲気の渋い赤色です。
こうして並べて見るとたのしいですね〜。当時の木地と漆を思い出して、懐かしくもあります。
当時は、今の工房のネコさんたちのうち、ミルミルがいるかいないかの頃ですから… わあ〜。
ごゆっくり見てくださると嬉しいです。


今年は咲きました! ハスの水槽に入っている、キンギョモ?のお花です。
水草なので、ずっと水中なんですが、なぜかお花は水上に伸びてきてヒッソリと咲きます。