2015年06月14日

■漆掻き道具が届きました。

毎晩、お風呂の後の夜のお散歩が娘の日課になっています…。(担当は松本)
夜8時過ぎても、周囲はほの明るいので、農道を中心にカエルの大合唱を聞きながら、娘は面白いものはないか目を光らせつつ、そぞろ歩きをします。…彼女のおもな目的は、お花摘み。(えーッ) シロツメクサのお花スポットやネコジャラシ群を求めて歩き、夜の野草ハンターになります。片手いっぱいの花束をこしらえるまでは、なかなか家に帰らないという筋金入りに、松本もへきえき?してます。
…今日もタップリ20分以上お散歩して帰りました。これって、あすもあさっても続くのか〜〜??ふらふら


さて、そんな今日はこれをご紹介します。


バッド(下向き矢印)日本うるし掻き技術保存会から、新しい漆掻き道具が届きました。ムード
漆掻き道具 保存会
見慣れない刃物たちだと思いますが…。
左から、エグリ、カンナ、カマ、ヘラ です。これから好みの柄を入れて、道具として完成させます。
ちなみに、2012年にはこのような道具が届いていました。


バッド(下向き矢印)一番大きな刃物、掻きガマです。
漆掻きカマ
ウルシの幹に傷を付ける前に、かたい樹皮を削り取ってなめらかにする道具です。
この下仕事をきちんとしないと、幹にうまく傷が入らなかったり、また樹皮を伝って漆樹液が逃げてしまい、漆の回収率ががくんと落ちてしまいます。


バッド(下向き矢印)主役とも言うべき、漆掻きガンナ。
漆掻きカンナ
ウルシの木の幹に傷(U字形の溝)を付ける道具です。仕事の内容にいちばん大きく影響します。


バッド(下向き矢印)掻きベラ。
ヘラ
ウルシの木の幹に傷(U字形の溝)を付けたあと、溝からにじみ出る漆樹液を「掻き採る」道具です。


バッド(下向き矢印)エグリ。
エグリ
漆掻きの終盤、裏目漆など秋の辺掻きの時に便利な道具です。全体として、使用頻度はすくないですが、辺掻きが残りわずかなシーズンに突入すると重宝します。


これって、なかなか一般の方は目にすることがほとんどないような、特殊な刃物たちだと思います。ぴかぴか(新しい)
今年も松本は、ひさしぶりに漆掻きをする予定ですので(とはいっても、工房の庭のウルシですが;;)すでにいろいろ道具は持っていますが、もしかしたら使うかもしれません。
好みの柄を入れて、使いやすくしたいなあ〜と思います。わーい(嬉しい顔)



2015IMG_8525.jpgさて、今日のおまけ写真は…。
初夏の風物?ニョロニョロ小ヘビちゃんを捕まえて、大興奮!のミルちゃんです。
かわいそうなヘビちゃんは、ミルなんかに引っかかって大迷惑…たらーっ(汗)
松本が別の所へ放してやりました。
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posted by 宮崎佐和子 at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) |   道具
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