2015年09月30日

■オーダー品の朱溜の飯椀です。

子供の爪切りに、いつも悩んでいます…。もうやだ〜(悲しい顔)
2日もあけると伸び伸びになっている娘のツメ。しかし、爪切りを『こわい』『イヤ!』と言って、絶対に切らせてくれないので、いつも深夜にコッソリ切っています。
娘がレム睡眠に陥ったころを見計らって、闇夜にまぎれて必殺仕事人よろしく爪切りを持ち、ペンライトをくわえた怪しい人物が参上。パチンパチンと仕事をします。
しかし、相手も敏感なもので、寝入ったと見せかけてケリを入れたり姿勢を変えたりとなかなか手強いのですexclamation 起こしてしまっては元も子もないので、ほどほどで引き上げますが、この攻防はなかなかつかれますよーー。たらーっ(汗) 子育て中の皆さんは、爪切りどうされているんでしょうか…。


さて、そんな今日はこれをご紹介しようと思います。


バッド(下向き矢印)お客様のオーダー品のお椀が完成しました。
お椀 オーダー品 
朱溜のお椀です。ぴかぴか(新しい) グロスのようなつややかな仕上がりがキュートです。
径12cmくらいのお椀で、材はケヤキです。薄手ですが、しっかりとした持ち心地のお椀ですよ。
5客なのですが、かなり存在感がありますね〜。


バッド(下向き矢印)釉薬だまりのような、朱溜が楽しい♪
2015IMG_2172.jpg
少し挽き目を残しているのがツボです。ケヤキのはっきりした木目をあいまって、深みのある朱溜変わり塗りになります。


バッド(下向き矢印)手持ちはこのような感じです。
オーダーのお椀、国産うるし100% 和うるし工房あい
手がかりもよく、持ちやすいです。
このタイプの上塗りは、2005年岩手県の大森俊三さんの末辺機械精製漆なんですが、スカッと明朗な感じが好きです。水はじきもよいので、メンテナンスしやすいと思います。

今までたくさんオーダーのお椀を作ってきましたが、ほんとお椀っていろいろあるなあ〜とつくづく思う今日このごろ。
これからも、お客様の心のお椀を形にしていけたら、こんなに幸せな事はありません。わーい(嬉しい顔)


2015IMG_0918.jpg
さて、今日のおまけ写真。
台所に出没するヤモリさんのうち1匹です。この夏、ミルミルに狩られてシッポを失ってしまいました。あせあせ(飛び散る汗)
しかし、もうこんなに復活しましたよーー。
ヤモリさんの生命力には、いつも感心させられます。手(グー)
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posted by 宮崎佐和子 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) |   オーダー品制作

2015年09月29日

■善通寺市ホームページに掲載されました。

工房のフェイスブックで先にお知らせしていましたが、善通寺市ホームページの「ぜんつうじのものづくり」で、和うるし工房あい を取り上げていただきました。
興味のある方は、ぜひごらんくださいね。わーい(嬉しい顔)



善通寺市 ホームページ ぜんつうじのものづくり



そして、左のバナーに今年の作品展の予定を入れましたexclamation
まだ先のことですが、お近くの方はお寄り下さいますと嬉しいです。

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posted by 宮崎佐和子 at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ お知らせ

2015年09月28日

■茨城の漆を、天日精製しました。

今夜は、せっかくのスーパームーンが雲で見えませんでした。あせあせ(飛び散る汗)
しかし、日中は夏の名残りを思わせるような好天でしたよ!
このお天気を見て、いつもは塗り部屋にこもっている松本もゴゾゴゾ出て来て、何やら始めました。


バッド(下向き矢印)この設定は…exclamation アレですね。
天日精製 手グロメ 手ぐろめ
久しぶりの天日精製です。専門用語では、手グロメとも言います。
工房では、主に熟成させた生うるしを使う事が多いですが、ときどき自家製の精製を行っています。
道具はいろいろ使ってきましたが、最近はこれを使っています。※たらいのフネとカイ


バッド(下向き矢印)櫂で、漆樹液を持ち上げて、落として流します。(繰り返し)
2015IMG_9213.jpg
お日様にあぶって、ひたすら根気よくかき混ぜます。
今回、精製している漆は、2010年産の茨城県の漆です。飛田さんの漆ですね〜。
写真の右端に写っている樽に入っていました。精製してみた量は1貫弱と少なめです。


作業当初は、このような感じの色でした。
漆の精製 自家製 和うるし工房あい


どんな作業かは、下の動画をごらん下さい。(1分くらいです)



単調な作業ですが、ひたすら続けます〜〜〜。あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)


バッド(下向き矢印)やがて、こんな風紋のような模様が出てくるのが面白いぴかぴか(新しい)
茨城の国産漆 手ぐろめ 自家精製
漆を櫂ですくって落とす間に、表面の水分が飛び、落ちた時には濃い飴色に色が変わります。
それが重なって、このような年輪みたいな模様になるというわけですね。ぴかぴか(新しい)


そして、だいたい3時間後。

DSC_4975.jpg
だいたい仕上がりました…。
ねっ、カラメルみたいな美味しそうな色でしょ??
香ばしく、甘い味がするんじゃないのと思ってしまいそうです。

今日、天日精製したこの漆は、もとの樽に一度おさめられました。
もうしばらく安静にして、また様子を確認しようと思います。わーい(嬉しい顔)
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posted by 宮崎佐和子 at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) |   漆の精製

2015年09月27日

■上塗り、中塗り前のお椀です。

ね、ねむいです…。疲れた週末でした。ふらふら
あれから娘の熱は翌日には下がっていましたが、今日の夕方くらいから薄赤い発疹がほおに出ていたので、アレッと思いました。今日、一緒にお風呂に入ると、発疹は身体のあちこちに出ていました。痛そうでもかゆそうでないものなんですが、もしかしたら、これってリンゴ病だったのかなあ。真っ最中はぜんぜん分かりませんでした。あせあせ(飛び散る汗)
発疹が出るころには、もう病状も終息だそうで… 軽い病気ですが、子供の疾患は知らない事ばかりでホント戸惑うことばかりです。
私もかなり疲れています。今日の日記を更新したら、日付が変わる前に寝なくては〜〜〜。ダッシュ(走り出すさま)


さて、そんな今日はこれをご紹介いたしますね。
上塗りシーズンももう終盤ですが、塗りの前に研磨&洗浄をしたお椀たちが並んでいます。


バッド(下向き矢印)こちらは、上塗り前の和×和のお椀たちです。
上塗り前のお椀
ほとんどが黒いお椀ですね。きれいに塗り上がりますように…。


バッド(下向き矢印)中塗り前と上塗り前のお椀、フリーカップたちです。
2015IMG_2022.jpg
上塗りは、一度でうまくいくようにがんばりますが、気に入らないと塗り直す事があります。
工程の中で、いちばん神経を使う作業ですが、とても大事な仕事なので、気力十分でとりかかりたいと思います。わーい(嬉しい顔)


2015MG_2042.jpg
今日のおまけ写真は、ミルミルちゃんです。
夕日に照らし出されて、隠れトラ模様が浮かび上がっています。ぴかぴか(新しい)


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posted by 宮崎佐和子 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2015年09月25日

■和×和の飯椀・汁椀を各種アップしました。

今日は娘が38度の熱を出して、さっそく保育所を休みました。もうやだ〜(悲しい顔)
急だったけど、幸い母が預かってくれて、なんとか仕事ができましたけど…。これがお勤めの方だったらどうなんでしょうか。そうそう休めるはず… ないですよよね。たらーっ(汗) 昔、出版社に勤めていた頃を思い出すと、風邪を引くのもはばかられていたことを思い出しました。日々締め切りは確実に、しかも次々とせまってくるので、戦々恐々としながら毎日過ごしていたなあ〜〜。
小さな部署で、同僚はほぼ独身ばかりで、子持ちの方はお子さんが小学生くらいになってから、パートに入った人だけでした。正社員さんでも出産されたら、私の周りではほとんど退職していたように思います…。あれから月日が経って、現在は小さなお子さんのいるお母さんもフルタイムで働いている方が多いですが、なかなか現実的な悩みだと思います。

さて、やっと娘が寝付きましたので、今日はこれをご紹介しようと思います。
昨日、ショップ和×和に、和×和の飯椀&汁椀を追加いたしました。ムード


バッド(下向き矢印)飯椀5客、汁椀3客です。
和×和 国産漆のうつわ専門店 和×和 飯椀 汁椀 国産うるし100%
汁椀はすべてベンガラ溜、飯椀は1客、黒溜2客、ベンガラ溜2客です。
和×和のお椀を見に、作品展会場に来られる方がどきどきいらっしゃって、申し訳ないと思う事が良くあるのですが…。
和×和のお椀は、オンラインショップ限定で開発したお椀で、このお店しかありません。あせあせ(飛び散る汗)


バッド(下向き矢印)飯椀の朱溜ちゃんです。
赤いお椀 国産漆 国産の本漆
王冠朱という、非水銀系の顔料を使っていますよ。朱溜なので、ひかえめでかわいらしい赤色です。


バッド(下向き矢印)こちらは黒溜ちゃん。
W115-K-20_1237.jpg
備長炭の炭粉を顔料に使っています。炭の黒なんですね。
どことなくやわらかみのあるあたたかい黒です。

同じサイズで形も同じなんですが、色が違うとぜんぜん印象が異なるのが面白いです〜。
色で悩まれる方が多いと思いますが、いわゆる「漆らしい」雰囲気なのは、赤い色のお椀ですね。黒いお椀は、なじみやすく合わせやすいので、悩まれたら黒い方をおすすめしています。
漆は、経年によって色が明るくなってくるという特性があるのですが、その変化は赤いほうが分かりやすく、楽しめるかもしれませんね。わーい(嬉しい顔)



お刺身 晩酌 ウルシのお皿
さて、今日のおまけ写真です。
萩模様の朱溜皿をお使いのお客様が、写真を送ってくださいました。ぴかぴか(新しい)
お刺身と、ナスの味噌焼きでしょうか。楽しく使って下さって、うれしいものですね。
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2015年09月24日

■桜の花の丸重箱、上塗り前です。

やっと大型連休が終わりました…。娘は保育所へ行ってくれました。うれしーー!!もうやだ〜(悲しい顔)
連休中、遠出はしませんでしたが、実家で遊ばせてもらったり、家の近くで遊んだりと、ささやかながら思い出を作ることができました。
もうすぐ3歳になる娘は体力ギンギンで、昨日は近くの大きな公園へ遊びに行きましたが、疲れ知らずでハードに遊んでいました。私は、もと古いミカン畑らしいあやしい雑木林に入らされ、娘の見つけた野生化したミカンの実を採らされたりしました。けっこう疲れます。
今日から、やっと仕事に取りかかれるのか〜手(グー) と思っていたら、はや週末がせまっているんですね。たらーっ(汗) 一週間が早いです。

さて、そんな今日はこれをご紹介したいなと思います。


バッド(下向き矢印)桜の花の丸重箱の絵付けが完了しました。
桜の花の丸重箱
前回の様子はこちらです。
お重箱の木地はトチ、香川県で挽いた木地になります。ぽってりとした厚みのあるお重で、香川県らしい雰囲気です。径は19cm、重ねた高さは22cmほどになります。三段重ねて蓋をすると、満開の桜の花びらが、はらはらと落ちるような構図になります。ぴかぴか(新しい)
今から洗浄して、上塗りのお部屋へ移動しますよ〜。
こうしたぼかして重ねたような銀彩は、時間かかりますね…。8月内に終わるつもりだったのですが、やはり甘かったなあ。あせあせ(飛び散る汗)
思い入れのある作になりますね。松本と、上塗りの漆を何にしようか相談しています。
最後のフィニッシュの塗りで、うんと雰囲気が左右されますから…。こうした制作に時間のかかった作には、特に慎重になりますねえ。
工房の上塗り漆は、長期熟成をさせた漆の中で、松本が吟味したものを何種類か用意して使っています。その中で、器にあったものを選んで使っています。
人間ひとりずつ顔が違って、また年を重ねると円熟していくいように漆樹液も変化していくのですよ…。
工房をひらいで15年経ちますが、そんな変化を間近で見ることができて、ホント幸せだなあ〜と思います。わーい(嬉しい顔)


芋掘り
今日のおまけ写真はこれです。
お庭の片隅に松本がこっそりと作ったイモ畑がありました。(ウルシの木の近く)
きのうはそこでプチ収穫を行いました。
思ったよりイモは少なかったですが、人生初のイモ掘りの収穫に、娘は満足そうでした。

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posted by 宮崎佐和子 at 16:27| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2015年09月22日

■上塗りシーズンに突入しています。

シルバーウィークもあと一日ですね。
工房の近くの人気うどん屋さんは、道路にはみ出さんばかりのお客様でにぎわっていました。ムード
工房は繁忙期なので、遠出はしなかったのですが、母と一緒に娘と新屋島水族館に行って、短い時間ですが楽しみました。
道中、「おさかな、ぜんぶ たべちゃう」と大見得きってた娘ですが、巨大魚の水槽で、こわいといって躊躇してました。でも、うらしまたろうのウミガメさんにエサをやったり、ペンギンさんと一緒に歩いたりと楽しかったようです。


さて、そんな秋晴れだった今日はこれをご紹介したいと思います。わーい(嬉しい顔)


バッド(下向き矢印)連日、松本が上塗りをしています。
国産漆のうつわ専門店 和×和 
ここに写っているのは、めんぱのお弁当箱とお椀、お重ですね。
オーダーのお客様のお品も入っていますよ〜。
上塗り後は、しばらくは安静中で、近付いてみることができないのが残念です。ホント気になるっ。ダッシュ(走り出すさま)


バッド(下向き矢印)椿のお重箱もいよいよ上塗りです。
上塗り中 和うるし工房あい  椿のお重箱
裏と表の2回に分けての上塗りですよ〜。きれいに塗り上がっているといいんだけど…。
お椀類はつく棒につけて、回転させながら乾かすことが多いのですが、お重やめんぱのお弁当箱はそうした塗りが出来ません。あせあせ(飛び散る汗)
それだけが理由ではありませんが、最近は置き室で仕上げる事が多くなりました。
いま使っている上塗り漆が、垂れにくい漆だということも関係があるようです。


バッド(下向き矢印)先日、中身を出して空になった漆の樽も入っています。
国産漆 樽 桶 純粋 浄法寺漆
内側が長年入っていた漆で濡れていますから、しっかりと乾かしておきますよ。
しばらくは上塗りですね…。
次の作品も漆室に入れて制作を進めたいので、完成間近のものは早く仕上げて、少しでも仕事場のスペースを空けたいと思います。わーい(嬉しい顔)


新屋島水族館
今日のおまけ写真は、マナティーが気に入ったらしい娘です。(中央)
おおきな「くじらさん」が、キャベツを丸かじりする姿に大興奮でした。
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posted by 宮崎佐和子 at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事

2015年09月20日

■2008年の浄法寺漆の五貫樽を出して、漆をチューブ詰めしました。

国産うるしの専門工房として、2001年からスタートした、和うるし工房あい です。わーい(嬉しい顔)
工房の床下には、国産漆をタップリ詰めた樽が、ところ狭しと貯蔵されています…。
国産漆はたいへん貴重な高額の素材ですが…。申し訳ないのですが国産漆でありさえすれば、すべて高品質、というわけでありません。当然ながら、品質にはムラがあります。
そこで工房では、子供の時分から漆オタクだった松本が、目利きで選んた「これは好み揺れるハート」と思う国産漆のみ仕入れ、大量にストックしているのでした。
それらの漆の樽の一部が、10年前後の長期間の熟成を経て、眠りから復活することがあります。



バッド(下向き矢印)今回は、この漆ちゃんが目覚めようとしています。
国産漆の樽 浄法寺漆 和うるし工房あい
2008年産の浄法寺漆、五貫樽(19キロ弱)です。大森正志さんの盛辺漆(真夏に採取した漆)のようです。精製していない生うるし、荒味漆です。
久しぶりに蓋紙を外し、中身を確認。水分の揮発により、かなり量は減っているようですよ〜。
よく考えたら、仕入れた時は、その減った分の水分に対しても、しっかり払っているわけなので、もったいないといえば、そうなのかも…。たらーっ(汗)
でも、それだけ漆の中身が濃厚になり、よりグレードアップしていることにもなるんですね。
この浄法寺漆ちゃんは、木の樽で8年間過ごし、ほどよく熟成してきていたので、これから樽から出てくるのです。


バッド(下向き矢印)漆の成分の一部、比重の重い物が沈殿しているので、大きなヘラを使って、しっかりと底からかき混ぜます。
国産うるし専門工房 純粋な国産漆のみ 和うるし工房あい
ううむ…。がく〜(落胆した顔)
まったく精製していない生うるしのはずなのに、精製漆にしか見えないこの不思議…。


バッド(下向き矢印)樽の底には「イゴソ」と言われる木くずが沈んでいます。
国産の本漆 イゴソ
これは、漆掻きをした時に出る、カンナからでた木くずです。
この木くずが入ったままの濾していない生うるしを「荒味漆」と呼びます。一見、よけいな異物と思われるこの木くずですが、松本は長期熟成の場合は特にイゴソを重視していて、濾し取らず一緒に保存しちゃいます。(もともとは同じ木だったもんね…)

このイゴソと漆樹液をしっかりと練って一心同体にし、200gのチューブにツメツメします。


バッド(下向き矢印)というわけで、また大量の漆チューブが発生しました…。
国産漆のチューブ詰め
2015_1320.jpg
漆の情報を記載しナンバリングをする松本。ナンバー80までいったようなので、水分が飛んだとはいえ、さすが五貫樽はデッカイなあ…。タップリ入っています。
この2008年の大森正志さんの盛漆は、仕入れた時は「下地か中塗りにでも」と思っていたんですが…。
なかなか出世して、黄味の強くてきれいな、いい感じの漆になっていました。ぴかぴか(新しい)
木樽での熟成は終了して、これからチューブ内で緩慢な熟成を待とうと思います。わーい(嬉しい顔)

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posted by 宮崎佐和子 at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) |   工房に届いた漆たち

2015年09月19日

■オーダーのめんぱ弁当箱、可愛いお花の絵付けの品です。

シルバーウィークが始まりましたね。ぴかぴか(新しい)
工房は繁忙期なので、特に遠出したりの予定はありませんが、私は明日、母と一緒に娘を連れて久しぶりに県内の水族館へ行こうと考えています。前回、水族館へ行ったのは一年以上も前…。
喜んでくれるといいなあ。

さて、今日ご紹介するのはこんなお品です。
お客様のオーダー品のめんぱ(曲げワッパ)のお弁当箱。ちょっと特別仕様の絵付けのかわいいお弁当箱です。


バッド(下向き矢印)こちらは、梅のお花のお弁当箱です。
梅模様のお弁当箱 めんぱ 曲げワッパ
今は廃番になった(ざんねん!)スッキリ細長めんぱ弁当箱です。細長い形のちょっと珍しいお弁当箱で、はめ込み式のおかず入れがついているのが人気の一つでした。
このお弁当箱は、一見シックな黒無地に見えるお弁当箱のふたを開けると、梅のお花がいっぱい!!という意匠です。


バッド(下向き矢印)全部展開すると、こんな感じです。
オーダーのわっぱ弁当箱 国産うるし100% 国産漆 和うるし工房あい
黒いコートを脱ぐと、中には華やかなワンピースが…というような感じでしょうか。ぴかぴか(新しい)


バッド(下向き矢印)そして、こちらは丸めんぱのお弁当箱です。
丸めんぱ弁当箱 オーダー品 桜
二つご注文のお品です。どちらもベンガラ溜になります。
このお弁当箱は、蓋の上にのみ、桜のお花をあしらいました。ムード この桜は、やや厚みのある和紙を切り抜いて貼った文様です。そのせいか、ふんわりと優しい雰囲気になりました。
この桜模様のとなりに、お名前からとったと思われる、一文字がワンポイントで入りますので、それがアクセントになると思います。

ところで、梅のお花のお弁当箱をオーダーされたお客様は、「たくさんお花が入ったら、派手すぎないかしら」と、最初悩まれていたんですが、せっかくのオーダーなので、このようにたくさん描く仕様になりました。
梅のお弁当箱のような仕様でも、桜のお弁当箱のような一カ所の絵付けでも、あら不思議exclamation 漆で仕上げると、どちらも雰囲気よくまとまって出来上がるのが不思議なところです。

制作に時間がかかり、お客様にはお待たせしてしまっていますが、仕上がるのが私も楽しみです。わーい(嬉しい顔)


2015IMG_1330.jpg
今日のおまけ写真は、むぎ君です。
キョワワ〜〜キョワワ〜〜(ゴハンくれ〜)攻撃は相変わらず続いております。
私たちの食事中もこんなかんじ…。松本は、むぎ君のデモで落ち着かないようです。たらーっ(汗)
(むぎ君に給仕人認定されています;;)

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2015年09月18日

■2015年7回目の漆掻きをしました。

今日は、娘の寝かしつけに3時間近くかかりました。あせあせ(飛び散る汗)
最初、お布団の中で一時間ほどがんばり、でも寝付けなさそうなので、ドライブに1時間ほど行きました。(車に乗ると眠たくなるタイプ)しかし、それもまったく効かず、しかたなく帰宅。お茶を飲んだりちょっとリラックスさせると、やっと30分ほどで寝ました…。でも、もう11時過ぎ。ふらふら
もう私も寝てしまおうかと思いましたが、アップしたい話題がどんどん積み重なってきており、眠ってはイカンとなんとかパソコンの前に向かっています。

    (※注 以下は通常の漆掻きではなく、オタクによる実験の漆掻きです)


バッド(下向き矢印)9/18に、7回目(7本目)の枝の漆掻きをしました。※前回の様子はこちら
松本和明の漆掻き 香川県
なんと、1ヶ月以上も間を開けての漆掻きとなりました〜〜。
前回までは、5日くらいを目安に間を開けて漆掻きをしていたんですが、あまり好みの色の漆樹液が出ないような気がしました。
「ためしに、ちょっと間をあけるかー」とのことだったんですが…。
さすがにあけ過ぎだったかも?? でも、オタクの実験漆掻きだから、いいんだそうです。ダッシュ(走り出すさま)
ウルシと出てくる樹液の様子を見て、いろいろ観察したいんだそうです。


2015IMG_1395.jpg
9月になり、樹皮も堅くなって、傷を入れるとミリミリと音がしました。


バッド(下向き矢印)出てきた漆樹液です。ぴかぴか(新しい)
2015IMG_1408.jpg
漆樹液も、なんとなく秋の色になっていました。ムード

ずっとあけていたので、漆樹液が散ってしまったかなあ〜と思いましたが…。
意外と大丈夫でした。ウルシの木ちゃんは、樹液を出す体制を保っていましたよー。
いろいろ再発見の多い、実験漆掻き。引き続き、経過を観察しようと思います。わーい(嬉しい顔)


2015IMG_1416.jpg
今日のおまけ写真は、うり坊です。
松本が漆掻きをしていると、「なに?なに?」と小走りで近付いてきます。

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posted by 宮崎佐和子 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) |   松本の漆掻き
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