
2日もあけると伸び伸びになっている娘のツメ。しかし、爪切りを『こわい』『イヤ!』と言って、絶対に切らせてくれないので、いつも深夜にコッソリ切っています。
娘がレム睡眠に陥ったころを見計らって、闇夜にまぎれて必殺仕事人よろしく爪切りを持ち、ペンライトをくわえた怪しい人物が参上。パチンパチンと仕事をします。
しかし、相手も敏感なもので、寝入ったと見せかけてケリを入れたり姿勢を変えたりとなかなか手強いのです


さて、そんな今日はこれをご紹介しようと思います。


朱溜のお椀です。

径12cmくらいのお椀で、材はケヤキです。薄手ですが、しっかりとした持ち心地のお椀ですよ。
5客なのですが、かなり存在感がありますね〜。


少し挽き目を残しているのがツボです。ケヤキのはっきりした木目をあいまって、深みのある朱溜変わり塗りになります。


手がかりもよく、持ちやすいです。
このタイプの上塗りは、2005年岩手県の大森俊三さんの末辺機械精製漆なんですが、スカッと明朗な感じが好きです。水はじきもよいので、メンテナンスしやすいと思います。
今までたくさんオーダーのお椀を作ってきましたが、ほんとお椀っていろいろあるなあ〜とつくづく思う今日このごろ。
これからも、お客様の心のお椀を形にしていけたら、こんなに幸せな事はありません。


さて、今日のおまけ写真。
台所に出没するヤモリさんのうち1匹です。この夏、ミルミルに狩られてシッポを失ってしまいました。

しかし、もうこんなに復活しましたよーー。
ヤモリさんの生命力には、いつも感心させられます。
