
皆さん、この1年はどんな年でしたでしょうか。
年末ぎりぎりまで慌ただしく過ごしてしまいましたが、思えば、今年もいろいろあった年だなあ〜と振り返っています。
昨年の秋に松本の目の疾患が判明し、今年のお正月明けにすぐに目の手術をするという出来事がありました。※
術後はしばらく安静が必要だったので、仕事の立ち上がりが遅くなり、のちのち堪えましたよ…。仕方ありませんが。

また、今年の春から娘は保育所に正式に通うようになり、お友達がたくさんできました。
子供の未知の力というのでしょうか、家族以外に大好きな人が登場し、交流したい、一緒に遊んで楽しいひとときを過ごしたいという欲求とそれをかなえようとする努力する姿は、何も出来ない赤ちゃん時代を知っている親から見るとすごい成長で、目を見張るものがありました。
最近は、「もう あかちゃん じゃないよ こんなことも できる よ!」と頑張っている娘です。が、そのいっぽう、「やっぱり あかちゃん の まま が いい…」と、すぐくじけるので

そして、ありがたいことですが、工房はいよいよ忙しくなったように思います。子育て真っ最中の40代というと、人生で一番働かないといけない時期だと思うので、体調管理をしっかりして取り組んでいこうと思います。
今年もいろんなことがあった年でしたが、とても残念なことは、お隣のおじさんが急に亡くなられたことです。
松本と結婚してこの工房のある善通寺に引っ越してもう15年ほどになります。
最初はちょっとコワイ人?? サングラスにくわえ煙草で、「よお〜!」と近付いてくる、ちょっとガラの悪い人風のおじさんで「エッ?

人懐っこい、いい人だとすぐ分かり、自然に仲良くなりました。
松本が木工場で仕事していると、「よっ、あんちゃん、何つくってんの〜?」としょっちゅう見に来たり(おかげで仕事進まず…;) 面白いものを見つけたからと、いろいろ木材などを持って来てくれたり…。ほんとうに思い出は尽きません。
動物大好きな人だったので、娘ばかりではなく、ミルやうり坊も可愛がってくれました。
あっ、五色台の工房の漆畑のおそうじのお手伝いをしてもらったこともありましたよーー。※
松本の木工場が中途半端な造りだったのを、使えるように仕上げてくれたのもおじさんでしたね…。ほんとうにありがとうございました。お葬式の時は私も行きましたが、お手伝いでずっと受付にいたので、眠っている姿は見ないままなので、今でも信じられないですよ。ほんとうに寂しくなりました。
…さて、来年はどんな年になるのでしょうか。
大きな災害や事故もなく、安寧な年であることを祈るばかりです。景気ももっと上向きであるといいですね…。
今年もほんとうに多くのお客様にご愛顧くださいました。重ねてお礼申し上げます。
これからも国産漆の素晴らしさを多くの方に知っていただけるよう、物作りに精進してまいります。
皆さま、よい年をお過ごし下さい。