
この土曜日くらいに、おひな様を出そうと思います。娘にも手伝ってもらいますよ〜。
さて、そんな今日はオーダーのお弁当箱をご紹介したいと思います。
もう木地が廃番になり、追加制作ができないタイプのお弁当箱ですが…(こんなの多くてすみません;;)
1年前に、最後のオーダー会※ を行い、そこでご注文いただいたものの一つです。
↓菊模様のお弁当箱です。

かわいいでしょう?お客様のご要望で、内朱のお弁当箱です。

おかずいれと身の器の周囲にぐるっと菊模様を描きました。
この小菊のぐいのみ※の雰囲気がお好みだということで、同じ菊模様を散らすに相成りました。
絵柄でぜんぜん感じが変わりますよね。※ どことなくフォーマルな雰囲気のお弁当箱になりそうです。
↓蓋の内側には、大きめの菊がひとつだけ。

内朱のお弁当箱ですが、お客様のご要望で、蓋のみ総黒溜になっています。
このお弁当箱も、蓋をするとシックな黒いお弁当箱で、蓋を開けると華やかになる…という趣向ですね〜。

ささやかですが、このようなドラマティックな仕立ては、蓋物の器の楽しみです。
さて、このスッキリ細長めんぱ弁当箱ですが、この時にいただいたオーダーがまだいくつか手元に残って、お客様にはお待たせしています。
絵付けのあるものは、この菊のお弁当箱が最後で、上塗りの一歩手前となりました


ほかにも絵付けの終わったお弁当箱がいろいろならんでいます。眺めるとけっこう楽しいですよ。
上塗り担当の松本は、先日届いた材の整理に、ずっと取りかかって忙しそうです。
が、そのうちにこの子たちを上塗りのラインに乗せてもらわなければ〜〜。

お弁当箱の塗りって、とても神経や気力を使うし、また慎重にするので時間がかかるんですよね…。
少しでも良い仕上がりに、そして一発で塗り上がるよう、環境を整えてのぞみたいと思います。

今日のおまけ写真はうり坊です。
よしよし… 最近はナワバリを乗り越えるライバルも来ず、ちょっと平和です。
