2016年03月01日

■ショップに工房初期の板皿をアップしました。

大阪での作品展も今日で最終です。
夕方午後5時までですので、お近くの方はお立ち寄りくださると嬉しいです。わーい(嬉しい顔)

さて、今日はショップ和×和に、店長の特選品をアップしましたのでご紹介しようと思います。
毎月1日には、店長むぎ君のおススメのお品が登場します。一品限りのお得なものが多いので、注目なんですよ〜。


↓今回はこちらです。
松本和明 板皿 国産漆 研修
激レアです。もう残っていないのかと思いましたが、偶然見つけました…。
なんと、松本和明が日本漆掻き技術保存会の研修生として、2000年に岩手県二戸市浄法寺町にて自分で生まれて初めて採取した漆のみを使っています。

浄法寺で漆掻きをする松本和明なつかしい…。
←研修生時代のやせていた松本です。

さかのぼること16年前…。(おっもうそんなに?)
松本は文化庁の委任団体、日本うるし掻き技術保存会の2000年度の長期研修生として、岩手県二戸市浄法寺町に滞在し、漆掻き研修生として漆掻きを学びました。※研修生時代
当時は29〜30才ですね。浄法寺で30才の誕生日を迎えました。
やる気マンマンのスリムな若者だった松本は、研修生に与えられた研修林のほか、個人でさらにウルシの木を82本購入して、すごい数の木をモリモリ漆掻きしていました。
大森俊三さんという、神かがり敵な技術を持つ師匠にも恵まれ、自分にとっての「理想の漆」を手に入れるために邁進していたのです。


そんな時代の名残りですね。ぴかぴか(新しい)


↓写真を撮るのが難しい…。
itazaraIMG_1808.jpgitazaraIMG_1815.jpg
数十年前に切り出された古いトチ材の板を、朽ちて柔らかくなった部分を取り除いて木地を作りました。不定形の形となっています。
とにかく、この材が面白い風合いをしていたのです。

2016IMG_1972.jpg
凸凹した木地なので、漆の厚みの差が大きすぎるせいもあるからでしょうか? 
今見ると、この漆にはいろんな色味を感じます。
2000年初期は、漆の当たり年だったのですが、この時もよい漆がたくさん採れましたよ。懐かしいです。

しみじみ当時の実験的な作品ですね〜。漆も作った本人も若くてギラギラしていました。ぴかぴか(新しい)
漆芸研究所を終了したばかりだったこともあり、伝統工芸の世界の堅苦しさから離れ、プリミティブなものに対する強い憧れがあったの事実ですし…。
いろんな意味で、もうこうした器は作ることができないなあ〜と思います。

ほか、残りわずかとなっためんぱも出ていますので、ぜひごらんくださいね。わーい(嬉しい顔)


DSC_5072.jpg
今日のおまけ写真は、新作のれんげの木地です。
松本が大阪の実演会場で制作しました。れんげご希望のお客様も多いのですね〜。
今年はカトラリーを増強できれば、と思っています。ムード

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