

「桐のはつり高杯」2007年秋頃制作
Kazuaki Matsumoto
漆/木地固め 中塗り・2005年大森清太郎 貴太郎 盛辺漆
上塗り・2004年大森俊三 盛辺 精製漆
木地/キリ
Kazuaki Matsumoto
漆/木地固め 中塗り・2005年大森清太郎 貴太郎 盛辺漆
上塗り・2004年大森俊三 盛辺 精製漆
木地/キリ
桐材の塊から彫り出した高杯。
刃物のはつりあとをそのまま活かしたテクスチャです。
一見重厚に硬質に見えるのですが、桐材なのでさらりと軽く持ち心地がよいです。ケヤキなどの材よりもあたたかく優しい質感です。
この桐材の彫り出しの器は、松本が最近凝っているものの一つ。
昨年からいろいろ試行錯誤して、刃物の研ぎの精度がアップしたので彫りぬきも以前よりも容易になり、またシャープな彫りあとを出すことができるようになりました。(カットの断面がきらりきらりと光を反射します)
こういった趣向の作は、今年もいろいろ出て来るのでは、と思います。
桐材と聞けば手触りや軽さをイメージすることができますが、説明がなければ非常に堅い木で作られたように見えます。
実際触れて、においとかも見たいです☆彡
おひさしぶりです…コメントを下さいまして、ありがとうございました。
>桐材と聞けば手触りや軽さをイメージすることができますが、説明がなければ非常に堅い木で作られたように見えます。
そうなんですね。
白木の時はもちろん桐そのものなんですが、漆を施すとかちりとした重厚感あふれるものになります…
昨年、オーダーをいただいて仕上げた桐の箱(黒塗り)があるんですが、見た目と手に取った時のギャップが面白かったです。
>実際触れて、においとかも見たいです☆彡
においとか
フフ(^~) 物づくりの方っぽいお言葉ですね。
ありがとうございます。(たぶん匂いはほとんどしませんが)
今後ともよろしくお願い申し上げます。