ずいぶん冷えこんでいるので、アラジンストーブで仕事場全体があったまるのに何日か かかりそうです。


「漆はエコロジー素材」とよく言われますが… 意外と燃料食いなんですよ〜贅沢なやつです。漆の仕事に暑さ寒さはNGというのは基本で、乾燥に適する温度は20〜28度、プラス十分な湿度が必要といわれています。なので、冬場は人間さま、お猫さまよりも、保温が大事なのが漆さまだったりします;;
さて、私のほうは確定申告の準備をしながらですが(しかも、まるっと1年分、年明けてまとめてやるというダメな例…) 小さな修理品など少しずつ漆の仕事をしていきたいなあ〜と思います。
いっぽう松本は、漆の作業に使う道具の準備をしたり、木地の仕事をして過ごしております。一日で、工房の外と内の仕事半々くらいでやっているようです。


木工場の整理の一環とおもわれます…。※
けっこう切ったようですが、たぶん板材はあまり減っていないんじゃないでしょうか?
…と思ったら、以前使ったウルシ材で、木地が取りにくい形状のものを置いていたものから荒木取りしたんだって! へえ〜。この年末年始でいろいろ木工工具をそろえたので、面が曲がっているなどちょっと難しい形状の材もあまり苦労せず活かせるようになったというのです。(片付けないでよかった)


左が小皿用、右が湯飲みかぐいのみになりそうな荒木地ですね。
天然木は歩留まりがわるいので、荒木地の状態ではけっこう大きくても、最終になるとかなり小さな器になっちゃいます。

←ここで、「わたしを見て見て!!」
アピールのミルちゃん。(あったかベッドから出てきたもようです)


ケヤキ(輪島からきた木地)とクスの荒挽きです。
もう3ヶ月くらい旋盤をお休みしているので、どのくらい腕がなまっているかためしたらしいんですが。
「うわーー、ぜんぜんできなくなってるわ〜〜

…という叫び声が、木工場から時おり聞こえてきたので、かなり忘れているらしいです。

松本いわく、「漆の仕事は子供の時からしているので忘れないけど、旋盤は大人になって覚えたので、油断するとすぐ腕が落ちる」んだとかで。う〜む、油断大敵ですね〜〜。
漆の仕事と木工、両立させるのはなかなか大変そうですが


2才3ヶ月の娘が、粘土にはまっています。
特にカラフルな小麦ねんどに夢中。
おもちゃ屋さんで、デザートの型抜きのついた(イチゴとかチョコやホイップなど)小麦ねんどセットを買ったら、もう喜んで、帰りの車の中でずっと箱にしがみついていたくらいです;;
在宅中は、ほぼ粘土遊びにつきあわされます。
…今やもう、何とも言えない色の複合体を作り出しております。