
今日は、チューブ詰めした漆をトレイにセットして、かねてから用意していたワインクーラーへ貯蔵しました。
一昨年から、工房で貯蔵している大量の国産漆をチューブ詰めしているという、大プロジェクト?が進行しています。仕入れた国産漆は、杉樽でまず貯蔵して熟成をさせるのですが…。もう十分熟成したと判断した漆は、熟成の進行を緩慢にするため、チューブ詰めにして、好環境で保存する計画を立てています。
仕事の合間を見て、工房の持つ国産漆の一部をチューブ詰めしており、それをどのようにワインクーラーにおさめるか考えていました。
当然、ワインクーラーは本来ワインを入れるもの… どうやって漆さんを入れるのでしょうか。





ちなみにこの漆は、大森俊三さんの枝漆ですねー。※
漆の入ったチューブは柔らかいので、残念ながら積み重ねることができません。
なので、このようにトレイに並べて重ねて保存、ということにしてみました。
そして…。



トレイの側面に記名をして、どのトレイにどんな漆が入っているか、一目でわかるようになっています。うーーん、便利!!
…と思っていたら…。松本がひとこと。
「ぜんぜん足らん…

もうちょっと入るかな?と思っていたのに… まーったくスペースが足らないではありませんか。

まだ、この5倍の工房の貯蔵漆があとに控えているんですが… どうしよう? やっぱりワインクーラー増設でしょうか…??でも、ば、場所が〜〜。
個人でこんなに国産漆を持っているなんて、ほんとどうかしているなあ

でも、うちの工房の宝ですから、またよい方法を考えたいなと思います。

もうヘビロテ…松本の初の老眼鏡です。
花粉症対策タイプです。レンズ面が大きく、ハードコートで、粉塵が目に入りにくいものを選びました。UVカットで曇り止め付きです。
これで、旋盤を回す時もかなり快適になったようですよー。

お二人の工房を見ていて、
修行が終わったら、
漆掻きと木地師と塗師の修行も絶対不可欠だと思いました。
(^^)
いえ…絶対不可欠というほどでもないかもしれませんが;;
奥の深い世界なので、マニアックになるときりがありませんね。
春が近付いたとはいえ、まだまだ寒い日が続きますので、お体に気をつけてください。