今日は、松本と久しぶりに高松市の栗林公園へ梅の花を見に行きました。梅の花は、欠かせないモチーフ。花期が長いので「いつか見に行こう…」と思っていたらもう2月も終わりに。

高松は工房から車で1時間くらいの場所なのですが、展示会が終わってまたまたすっかり出不精になってます。
寒くて怖じけ付いていたのですが、暖かそうに見える日差しを見てえいっと行って来ました。



やっぱり、梅の花はとても美しいです。^^
やっぱり八重より一重の方が好きだなあ…。

梅に付き物のメジロさんです。
やっぱり八重より一重の方が好きだなあ…。

梅に付き物のメジロさんです。
さて、栗林公園には美しい建物があります。その一つが数寄屋づくりの「掬月亭」ですが、ここでは昼食やお茶が楽しめます。
私たちは、お抹茶をいただいたのですが…。


おひなさまをたくさん飾ってました。

しんとした空気の中でいただくお茶はとても美味しかったですよ。^^
松本はさっそくうつわのチェック。→

掬月亭さんの銘々皿は、有岡良益さん。(松本が大好きなのですね)松本の父が以前、有岡良益さんの漆仕事をさせていただいてたこともあって、松本は幼い頃から作を見ていました。そのせいか、松本の木工木地の精度やセンスに対する基準は、幸か不幸か有岡良益さんなのですよね。

今回つくづく思ったのですが…。
栗林公園は、学校の行事などでもさんざん行ったはずですが、やっぱりある年齢にならないと良さが分からないものですね。
自然の地形をうまく活かした造形(背後に山を抱き、園内はいくつもの湖を抱えている)、散策すると次々現れるドラマチックな風景はやはりすばらしい。
高松のお殿様が代々愛して修築を重ねたものを、庶民が気軽に鑑賞できるとはほんとうにいい時代です。
庭園のあちこちに「いかにもさぬきっぽいもの」を見つけて、「そうそう、香川県ってこういう感性なんだよ」と和みながら納得しました。
…ちょっと言葉では表現しにくいですが、微妙に唐風なんですよね。威厳があってでもどこか愛嬌があるという感じです。
さて最後に…。
栗林公園のネコさんです。

この子を見た時に「あれっミルちゃん!?」と思ってしまいました。(黒猫って似て見える…)草むらでお昼ねしながら、ちょっと警戒しています。

松の木とブチネコ。いかにも和ネコという風情です。
父が工芸高校の教員だった関係で?私が子ども
のころ、父が肥松のボールを自宅に持って帰りました。
私は年寄りみたいな趣味があったので、そのボールを一時磨いていた時がありました。
そのボールの裏には焼印があったんですが、色が
うすくて、判読できず、だれがつくったのか気になっていました。
ところが、数年前、高松のゆめタウンの近くの
「納屋で手仕事」での有岡さんの個展で作品を
見て数十年来の疑問が解決されました。
それでさっそく、父が持って帰ったのと似た形の肥松のボールを購入しました。
今、古い方は県外に居る娘にもたせ、新しい方は
我家の玄関にあります。
また、その横には同じく有岡さんのへぎ板黒漆ぬりの皿も置いてあります。
今でも時々肥松のボールは磨いています。
※何年も前に、栗林公園にいい色になった肥松の器が破格の値段で置いてありました。
あの時買っておけば良かったと、後悔しています。
今は非売品しかないようですね。
今日も見て下さってありがとうございます!
>ところが、数年前、高松のゆめタウンの近くの
「納屋で手仕事」での有岡さんの個展で作品を
見て数十年来の疑問が解決されました。
わあ、良かったですね、謎が解けて…(笑)
sunさんの手作りもの好き?はお父様ゆずりなんですね。^^
きっとそのボールもいい景色になっているでしょう。代々使ってくださって、作家冥利に尽きると思います。
有岡良益さんも親子でお仕事されていて、息子さんも積極的に活動されてます。有岡良益さんは若い頃なかなか認められずに大変な苦労をされたそうですが仕事の良さは飛び抜けてて、松本にとって木工の仕事は無意識のうちにそれが基準になってるものですから、なかなか満足するものに出会えません。^^;;
>あの時買っておけば良かったと、後悔しています。
今は非売品しかないようですね。
わっ、残念ですね〜(私もよくあります…)
肥松は特に、よく肥えた良い松はもうあまりないと言われてますから、そう思うと残念ですね。(> <)
一度気になってたのに買わずに後悔したものってあとあとまで引きます。
私は材料とかはとりあえず気になるものは買うようにしてますが、ちょっとしか買っておかず「もっと買い込んでおけば良かった」と思うことがしょっちゅうです。
栗林公園も訪れたかったのですが、つわりがひどく、断念しました。
また行きたいものですね。
私も梅の花は大好き♪
梅が枝餅、また食べに行こうかしら…
ってメインはどっち?!
松の木がまた立派ですねぇ!
苔の具合がとっても素敵で、猫がまた(・∀・)イイ!!
今日の高松はとっても暖かかったですね。^^
そして、栗林公園の猫さんがご縁で、コメントを下さいましてありがとうございました。
えっと鮭缶さんのページを少し拝見しましたが…。
この写真の黒猫は2号ちゃんだと思います。
ブチは白黒2号ちゃんですね。
ほか、黒猫3号とキジトラ(鮭缶さんの写真そっくり(笑))追っかけっこしてました。とても可愛かったですよ。
栗林公園さんがこの猫たちを歓迎していないのは、現場でも分かりましたが…この子たちもうかうか暮らしていられないわけですね。職員さんが駆除に当たっているのでしょうか。
いち観光客としては、「わっ猫がいる♪」とうれしいサプライズだったし、公園の風景に日本猫が映えてとても美しかったのですが…。
ふんも繁殖もするだろうして、ありがたくない存在なのですね。
全然知りませんでした。
教えてくださって、ありがとうございます。
栗林公園の猫たちを見る目が、また深くなりそうです。
このたびはコメントをくださいまして、ありがとうございます。
>わたしは新潟在住ですが、6年前、香川に行ったことがあります。
栗林公園も訪れたかったのですが、つわりがひどく、断念しました。
わ、残念ですね。
でも大事な体の時に無理しなくてよかったと思いますよ。(けっこう公園は広いんです…)
栗林公園は、ずーっとありますんで(笑)、また四国に来られた時にはぜひ寄ってください!
これからも見て下さるとうれしいです。^^
手が痛いの、大丈夫ですか??
>梅が枝餅、また食べに行こうかしら…
わ〜いいなあ。
私、一度も食べたことがないんです。おかげで今、猛烈におなかがすいてきたじゃないですか〜。 ^^:)
>メジロさん可愛いですね^^
はい、すっごく可愛かったです。
しかもけっこう近くまで来るのですね。やっぱりこのシチュエーションで小鳥がそばまで来ると、なんだかドキドキします。
>松の木がまた立派ですねぇ!
苔の具合がとっても素敵で、猫がまた(・∀・)イイ!!
ありがとうございます。
この子がね、頭でか短足のなんとも「日本猫」って体型で、すごく松の木が似合ってました。(松の皮で爪といでたし)
今日コメント下さった方によると、駆除の手がせまっていてうかうかしていられない子達らしいですが、本猫はのんびり過ごしていました。
アルバムのところに白黒2号の写真を追加しました。猫を飼える環境であれば保護したいとも思いますし、処分されるまでは今のまま仲間といっしょに暮らしたほうが猫にとっては幸せかなとも思います。先日、キジトラ1号が渚山あたりにいました、黒猫1号の本拠地のそばです、近いうちに子が生まれるかもしれません。宮崎殿の猫の写真を拝見しました、猫に対する愛情が感じられてほほえましく感じました。
白黒2号ちゃんの写真見ました!
かわいいですねえ…。鮭缶さんには、こんなに近寄ってくれるんですか? うらやましいです。
>先日、キジトラ1号が渚山あたりにいました、黒猫1号の本拠地のそばです、近いうちに子が生まれるかもしれません。
キジトラさん、ママかもしれないんですね。
人の思わくはどうであれ、猫さんたちは己の人生をちゃんとまっとうしているんだなあ…。
>猫を飼える環境であれば保護したいとも思いますし、処分されるまでは今のまま仲間といっしょに暮らしたほうが猫にとっては幸せかなとも思います。
栗林公園の野良猫さんたちも、怖がらず人に近よれるような子であれば、ちゃんと飼い猫になると思います。
飼ってくれる人がいるのが一番いいけど、短いかもしれないけど今のまま暮らすのもそんなに不幸ではないような気がします。(みんな、良い顔していましたし…)
すみません、鮭缶さんみたいにこの子たちとおつき合いは長くない私ですが、そう思いました。
>猫に対する愛情が感じられてほほえましく感じました。
わ=ありがとうございます。(´▽`)
うちは3匹猫さんがいるのですが(黒、キジトラ、銀トラ)銀トラの「うり坊」という子は、もともとは近所に出没するようになった野良猫です。昨年の秋からうちの新顔になりました。
野良育ちだけあって、温室育ちの猫さんとは違う野趣あふれる?面をいっぱい見せてくれて、私たちを楽しませてくれましたよ。
よろしければ、これからもときどきのぞいてくださると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。^^
オークションで有岡さんの肥松のボールを入手して、色々と検索していたら、
愛読の和うるし日記の記事に遭遇してびっくりです。
何かの縁なんでしょうか・・・。
肥松の器に漆を塗ることもあるのですか?
先日は新年早々からたいへんお世話になりました。(^^)
有岡さんの肥松のうつわ、いいですよね〜
香川県の誇りです。
その昔、松本の父のもとに、和製チャーズルズ・ブロンソンみたいなだみ声のおじさんから
「塗ってくれ〜〜」と肥松の器を持って来られたことがありましたが、
あまりにも肥えすぎていて、漆がのりませんでした;;
(肥えていない松なら漆を塗れますよ〜〜)