いよいよ娘が保育所に毎日通います。ここ半年ほど、一時保育という単発の保育をつなぎまくり、そして実家の母にも頼り、週3日ほどの時間をつくって秋から続く繁忙期をやりすごしました。保育料はすごーくかかりましたが

通常は入園式のあと、「ならし保育」という数時間の保育からゆるゆると始まるらしいですが、園に相談すると、娘はもう園に慣れているから…と、1日からバッチリ通常保育に入ってよいということでした。ヤッターーー

いろいろやりたいことがたくさんあります。私の仕事場の片付けと資料の整理、3年ほどメモリカードにためまくったデジカメのデータの整理などなど。図書館でゆっくり本を探したいし、もう何年もしていないことがたくさんあります。
でも、一番したいのは、のんびり春のお花の写真を撮ったりスケッチしたり…ということですね。
技術の洗練もとても大事なのですが、ものづくりの仕事は、こうした心の中の風景を増やすことがすごーく重要で、そういった面ではかなり鈍感な私でも、そろそろそんな余裕がほしくなりました。
春は…やっぱり桜を近くでゆっくり見たいですね〜。そうして、子供のいない空間で、じっくりスケッチしたいです。

さて、そんな今日はこれをご紹介したいなと思います。


届いたタイミング等、いろんな理由でお水にダイブさせていたのですが、その水に浸けていた可哀想な?荒木地ちゃんはすでに水揚げされ、そして先日、松本が慎重に「荒ぐり」をすませていました。

とりあえず床に近い位置に重ねて、安置しています。
水にしばらく浸けていたおかげで「あく」がだいぶ抜けて、削りやすくなっていましたよー。作業のしやすさがぜんぜん違います。効果てきめんでした。(浸けていたお水がすぐ真っ黒になっていましたもん;;)
「あく」ととりあえず呼んでいますが、実は正体がよく分からない物なんですよね…。

さて、そうして荒ぐりが終わった木地は、湿気の高いと思われる、床に近い位置に置き、軽〜くビニールで覆っています。(ビニールで覆うのは、一気に乾燥するのをふせぐため)とりあえずこれで一安心です。
さて、ここから本題なのでした。

今回、この木地の「荒ぐり」で使った木工旋盤の新しい刃物、HAP40が好調なんです。あまりにも調子良かったので、松本はサイズの大きい刃物をまた頼んでしまいました〜。


HAP40 16mmの深丸と浅丸です。また増えてしまったよーーー



正式名称はディープガウジ16mmシャローガウジ16mmです。また柄を入れなければ〜〜。






とてもていねいに、おそらく大きな円弧の砥石で研いでいるように思いました。
刃端を見るとバリが全くないように見えますが… そしてHAP40の特性なのかなあ?? 非常に精密な刃がつきます。
しばらくして、やっぱりガマンできなかった?松本が、フライングで柄なしでちょっと木地を試しに削ってみたようですが、「なかなかムフフな感触だったー

また、柄を入れた姿をご紹介しますので、ごらんくださると嬉しく思います。


ついに満開になりました。娘のユスラウメちゃんです。
今日の陽気で一気に桜の開花が近付いたような気がします。
いつも「マニアック」な情報に感謝しております(笑笑
道具に対する愛を感じますね〜〜
刃は材質や研ぎで 彫り感 というかアタリがまったく違うので
いろいろ試したくなるのがよくわかります。
というか・・・
松本師はいったいどのくらいの 刃物 を試してきたんでしょう。
まさに数え切れないでしょうね。
木地ですが。。。
水没させているというのは驚きでした。
てっきり木地はつねに乾燥させるものだと思ってました^^;
旋盤作業のための あく抜き。
その後の乾燥の仕方。 いや〜すごすぎます ワクワクします^^
マニアックなお話に反応して下さいまして、うれしくおもいます…
水没木地ですが、本来は「流水にさらす」ですが、そんな環境が無いので入れ替え式で清潔にしていました。
一週間ほどでしたが効果のほどは経過を見てからです、栗材はあくが強いので、特に効果が高いように思います。
刃物…興味が尽きませんね!! はまるとやばいです。
松本の刃物愛は、人並み以上はあるつもりですが…;;
世の中のもっとすごい猛者を知っていますので、そんな方に比べると…(^^;
また、いろいろおつきあい下さいますと嬉しく思います。