忙しくてしばらく放置していたので、自然の勢力が押しよせまくっております〜〜。

…まずは草刈りですね。もう雑木と化した猛者のような侵入者もいるので、かなりヨイショがいりますが。

新しいウルシの苗木ちゃんを植えるため、昼間はヨイトマケを頑張ります。

さて、今日も松本のマニアックなお話ですみません。
先日買った木工旋盤の刃物、HAP40を試しに削ってみた様子を動画にしてみましたので、ごらんください。
(いきなり大音響かもしれないので、ボリュームを確認して再生してくださいませ〜)


…うう、長い動画ですね〜。

じみ〜な仕事の様子ですが… 実は、こんな木地を挽いていました。


動画で挽いた木地とは別の木地ですが、同じ並びで作ったものです。動画では、内側に小さな穴をあけてずっと中をじみ〜に削っていましたが…中の仕事はこんなふうだったのですね。
入口は小さくても、なかには広々とした?空間が広がっていたんです


今まで所有していたボールガウジでは、こんな角度で切り込みが出来ませんでした。
新入りのHAP40… 意外と使いやすいです。



おおっ!!中はこんなふうになっていたんですね。
おちょぼ口なのに、内側をこんなに仕事できるなんて… ビックリしました。
こんな面白い仕事ができるなら、今までとはちがうものができそうで、ワクワクします。

そう思っていたら、案の定…。

おもしろ〜〜い! こんなの工房では初めてかも??
内削りが、すごく削りやすいので、さっそく松本はフラワーベース(花器)を作っていました。
木地はクスの縦木です。たまたま木取りしていた材があったので、使ってみました。
思えば、昔を思い出して?何気に買った刃物ですが、意外な効果に楽しくなっています。
こうしたラインは、今まで工房になかったので、ちょっといろいろ作ってみたいなーと思います。


工房の庭の片隅に作ったチューリップ畑のチューリップに、ついにつぼみが出てきました。

10種類の球根を植えているので、いろんなお花が咲くのが楽しみです。
治具を使っても角度が甘くなってしまうのに…… みなわらなければ…。
半割りにして型でもとったのですか?。
HAP40 Deep bowl gouge 12mmで、全て仕上げたのですか?。
使い易そうな刃物ですね、注文しようかな(笑)。
フラワーベース内側も漆塗りにするのですか?。
治具は使った事が無いので分かりません、刃物の表を削りたい形に都合がいいように削り出しているだけです。
溝は研いだりすることもありますが、形状までは触っていません。
HAP40 Deep bowl gougeの断面形状の設計は、逆のテーパーを切り上がって行く逃げ角をかせげるようです。削りかすの排出も良いです。
半割は動画だけでは何をしているのか分かりにくいので、切ってみただけでした。
動画で最初に深さのアタリを出したThompson Lathe Tools Spindle Gouge 1/4"以降はHAP40 Deep bowl gouge 12mmだけで仕上げました。シンプルな形状ですので、まあいいかなと。
塗装は当然ですが和うるしです、もちろん内部もきちんと塗ります。
今は木地固めをして置いています。