その中の一つ、松本が体験した「ウルシが目に入った話」もなかなかのものでした。
それは、松本が日本うるし掻き技術保存会の研修で、岩手県浄法寺町にて漆かきの勉強をしていた2000年のこと。
その時に松本が漆を掻いていた畑は、地主さんがウルシの木の横にケヤキも植えていた土地でした。
そしてそのケヤキは「絶対に切ってはダメ」という大事なもの。(漆を採ったあとウルシの木は切り倒してケヤキを大事に育てようという計画だったらしいです)
しかし、その地主さんの大事なケヤキの木が仕事中のウルシの木にすごく接近しているんですね…。松本は「じゃまだなあ〜でも仕方ないや」とケヤキとウルシにはさまれつつも、せっせと仕事に励んでおりました。

当時の漆掻き研修中の松本。
(当時はまだ体脂肪少なめです)
そしてくだんの日。
あいにく、その日は雨が降った翌日でした。
「大事なケヤキの木」の枝を手で押し曲げ体の後ろに追いやって(そこまで木がせまっていた)ウルシを採り「さあ次の木へ行こう」と、曲げていたケヤキの枝を解放したとき、ケヤキの葉がいきおい良く跳ね返り、葉に残ったほんのごく僅かの雨のしずくが松本の顔にぱっと飛び散りました。
そのとたん「イテーーー」

まるで針で刺したかのような(刺さったことないけど)経験したことのない鋭い痛みが右目に走ったのです。
「なんだ…これは! が、がまんできない、病院はどこだあ〜!」
松本は頭が真っ白です。
ふだんの病院嫌いもかなぐり捨てて、松本は仕事も切り上げほうほうの体で二戸町の病院へ。(その漆畑は二戸町にあった)
しかしこの非常事態に眼科のお医者さんは落ち着いたもので、「あ〜こりゃウルシが目に入ったんだね」と生理食塩水で眼球を洗浄してくれましたが、治療はたったこれだけだったとか。
その後二週間は、ウルシが入った方の目はカサブタみたいな目やにがどんどん出て調子がよくなかったそうです。
さてさて、いったいどういうことだったかということ…。
写真をごらんになると分かるように、松本はいつもメガネをかけているんですね。
ケヤキの葉の雨のしずくに、漆掻きした時に散ったウルシ樹液の粒が乗っていて、その雨水が跳ね返った時に絶妙な角度で顔とレンズのすき間にウルシを含んだしずくが入り、すごい確率で目玉にナイスストライクしたらしいです。
なんとも難儀な一日でした…。
(しかし、松本いわく『今思えばこの時よりも、のちにブヨか蚊かなんかの虫にに顔を刺された時の方が凹んだかも』だそうです。当時かぶれなかった松本が、ものすごい漆かぶれになったみたいに顔が変形するほど腫れ上がったんだとか…いやはや、山の仕事はいろんな事件が起こるものです

のあたりで思わず笑ってしまいました。
いったいどれ程の激痛なのかと考えるだけで恐ろしいです。
数年前から相方と四国へ行ってみたいと話してはいるのですが、なかなか行けず...
その時がきましたら、ぜひ美味しいお店を教えて下さいね。
かぶれの治りは軟膏と別に処方してもらった1日/2回の錠剤の効きも大きかったのだと思います。
初めて服用したその日の内に違いが分かったくらいです。
我家のうどんの食べ方をぜひ試してみてくださいね!
釜あげにする時に塩をちょっときかせて、卵に混ぜる醤油を少なめにすると美味しいですよ。
>かぶれの治りは軟膏と別に処方してもらった1日/2回の錠剤の効きも大きかったのだと思います。
初めて服用したその日の内に違いが分かったくらいです。
今はきっといいお薬があるんでしょうね。
とにかく早くよくなって良かったです。^^
松本の「目に漆が入った」一件は、私もびっくりしましたが…漆かきをしていると、いろんな事故(事件?)がいっぱいあります。
漆の入ったタカッポを持ったまま転んでもろにかぶってしまい、大かぶれした研修生もいましたし…(もう化学ヤケドといった感じです。すごく痛々しかったです)
基本的に松本も私も自分自身のかぶれには無頓着です。私の足に出来たかぶれも、もうだいぶおさまりました。
>我家のうどんの食べ方をぜひ試してみてくださいね!
釜あげにする時に塩をちょっときかせて、卵に混ぜる醤油を少なめにすると美味しいですよ。
家でうどんを食べる時に試してみますね!
(いつもうどんやさんに食べに行くので、意外と家で食べることは少ないんです)
塩をちょっときかせて、醤油を少なめに…
うんうん、なるほど。
良さそうです。(あ、またおなかがすいてきます…)