2006年09月12日

■漆の絵付けについて。

お椀の絵付けって、以外と難しい…というより、ちょっとコツがいるものです。
平らなキャンバスと違って、土台は曲面。しかも円形でひとまわりするので、図柄もバランスを考えて入れなくてはいけません。

9/12漆絵の絵付け

私は、このようにして描いています…。
お椀の高台の内側に「つく棒」という持ち手を付けて、
お椀自体に直接手を触れなくてもよいようにします。
(このつく棒が便利! くるっと回すと楽に
回転させることができるのです)


こういった具象の絵付けの時は、奥行きをつけるために色の濃淡をつけたり、粉を蒔いたり、金をつけたりと何度も乾かしては描いたり、あとで引っかいたり…ということが多いです。

キャンバス絵では必ず図案を決めて下書きをしますが、こういった器の時は頭のなかでだいたいの構図を思い浮かべていきなり描きます。
描きながらバランスをとっていくので、うまくキマった時は「やった!」と嬉しくなるものです。

そういえば、最近、器には具象の絵付けの仕事をあんまりしていないなあ。そろそろ、そんな仕事もしてみたいです。ハートたち(複数ハート)
posted by 宮崎佐和子 at 22:29| Comment(6) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事
この記事へのコメント
教えてください
漆の研ぎが大変なことがよくわかってきたのですが 根来なんかでも中塗り下塗りはやはり研ぐものなんでしょうか?縮みのでないように極力薄く塗ると 研いだときには その下の層がかなり顔を出すのですが それでいいのでしょうか?
油分のある漆を最後に塗って 塗り面がきれいじゃないとき研いだりするのですが その場合きれいに光らないので 後で上朱合を塗って 拭き取ったりしているのですが 蝋色じゃないと磨いて光ることはないのですか?

質問ばかりですいませんが 漆の吸い込まれるような深い輝きがなかなかでないので どうするのか思案しています

ところで「つく棒」が随分高いので お椀の上塗りをどうしようかと考えて 百均の犬の木のおもちゃを買い 磨いて 
Posted by 大塚 at 2006年09月16日 00:25
すいません 途中で送ってしまいました 
犬の木のおもちゃ(小さい木のダンベル型)を磨いて つけているのですが ちょっと長いのです 何か転用できるいいものはないでしょうか?
Posted by 大塚 at 2006年09月16日 00:32
根来の出土品をよくみたことがないので、想像ですが、本来の根来は厚塗りで黒中塗りを入れているように思います。塗り重ねの塗りも研ぎもあまり高い精度ではないと思います。
根来は本来呂色磨きで仕上げたものではないので、自然の手擦れの艶が出るのを待ったほうがよく合うと思います。
油の入った漆は、しまりが悪いので磨きには向きません。このような漆の塗膜で艶をあげるには、上ずり回数を多くして固い塗膜にしてから磨き作業をすればよいと思いますが、赤や白の塗膜には向きません。
呂色の艶が欲しいのでしたら、あきらめて塗り直しましょう。

現代作家の提供している「根来塗り」の仕上げは擦り漆か、研いだ後に極薄の塗り込みで仕上げているものが多く半艶消しから八分〜九分艶のものが多いようです。
研ぎ出しの黒も少なめか全く出さず使っていればいずれ出ますと塗り立てのまま仕上げる方もいます。
Posted by 松本和明 at 2006年09月16日 03:03
大塚さん、がんばってらっしゃいますね(^^)=
根来の件は、松本に任せてみましたが、いかがでしょうか。詳しい状況が分かりかねますので、こんな返事になりましたが、参考になりますでしょうか。

「つく棒」はですね〜、工房では山中で挽いてもらったもの長いの短いの2種使っています。どんなつく棒が適切か?は、やはりその方の作っているものや好みや手の大きさで相当違ってきます。
このつく棒も、今あるものでは対応できなくなってきて『そろそろ新しいのを注文しようか…』と思っていたりします。

転用できるもの…
すみません、すぐ思い付かないのですが…(^^;
回転室で使用しないのであれば、うちで密かに重宝しているのが、ホームセンターにある丸材・角材です。コレを好みの長さに切って、アクセサリーやスプーンなどの変形もの・小物のつく棒にしています。
(樹脂は手芸用のグルーガンでホットメルト樹脂をつけると、すぐオリジナルのつく棒ができます!)


Posted by 宮崎佐和子 at 2006年09月16日 03:18
ありがとうございます
色々本を読んで どういう工程かはわかるのですが 研ぐとか磨くとか書いてあっても 何のためにどの程度まで研ぐのか 力の入れ具合がどうかがわからないので 困ります 
何せ塗り方が下手なので それを均一にしようとすると 薄いところが下層まで見えてしまいます 
始めたときは 研ぐことが大事と思いましたが 最近は 漆や筆の始末が大事だとわかって めげてます ものごとをきっちりしまうのが苦手なもので

 つく棒は百均の小さい丸材と犬のおもちゃを使っていくつか作ってみたので 当分それでやります ありがとうございます 
  
Posted by 大塚 at 2006年09月17日 01:14
大塚さん、いつもありがとうございます。
私もとっても勉強になります(^^)
ホント、テキストでは微妙な加減や意味合いが汲み取りにくいんですよね…。

オリジナルつく棒で、十分できると思いますよ!
陰ながらですが、応援しております(^_^)/
Posted by 宮崎佐和子 at 2006年09月18日 03:58
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