2008年04月05日

■漆の樽、ご希望の方にゆずります。

さて、突然ですが…。
いま工房の作業場所を広げるために、いろいろと片付けています。
「要るもの」「要らないもの」と分けていたのですが、場所を取っても捨てるのはちょっと…というものもけっこうあるんです。
そこで!
「私たちには場所塞ぎなモノでも、中には欲しいという奇特な方がいらっしゃるかもしれない」と思い、試しにご希望の方を募集します。^^

バッド(下向き矢印)これです。(クリックで拡大します)
4/5漆の樽
漆樹液が入っていた樽です。
(こんな空の漆樽、溜まる一方なんですよね…)

岩手のベテラン漆掻き職人、大森俊三さんの漆樽です。
1貫樽です。(1貫=約3.75キロ)
この中に漆樹液を入れているんですね。
この樽には、真夏の盛り漆が入っていました。
桶の腹に「風代」という字が書いてあります。
「風代」は桶の重さを示す言葉で、総量で計って漆本体の重量を知るため空の時に必ず書いておくものなのです。

4/5漆の樽2
ふつう、漆を入れる木桶はスギで作るのが一般的なのですが、これはウルシの木で作った樽なんです。
もちろん中は、漆がしっかり付いて乾いています。
大森俊三さんの採った「日本で最高」と松本が思っている漆です。


バッド(下向き矢印)中の様子です。(クリックで拡大します)
4/5漆樽の中
水漏れはしないと思います。(漆は漏れませんでした)
4/5漆の樽4
ふちの内側は、こんなふうに漆が乾いています。
4/5漆の樽6
樽の裏側です。

センスの良い方なら、インテリアや花入れにお使いになれるかも…。ご希望の方がいらしたら、お譲りしますヨ。
****************************************
サイズ/高さ・径とも21センチ前後
現品1個のみ
送料はご負担ください。

※注
現品お渡しとなります。樽の中の、乾き付いた漆のバリはたいへん堅いです。バリは先端が鋭利になっている部分があります。ぬかみそ樽など、手をつっこむ使用法を考えている方は、ペーパーでバリを取る等をしてからお使いください。

****************************************
ご希望の方は、その旨を下のコメント欄にお書きください。
その際、コメントの記入フォームにメールアドレスを書き込んでくださいね。
(コメント投稿しても、パソコン画面上にはアドレスは公開されないのでご安心を。管理者だけが閲覧できますので、追ってお返事します)
欲しいなんていう方は、ごくまれだと思います。(笑)
なので抽選とかはせずに、最初に名乗り上げた方に、差し上げたいと思います。

…そんな奇特な方がおいでるのかなああせあせ(飛び散る汗)とも思いますが(←松本はいないだろうと言う)ものは試しで。
どうぞよろしくお願いします。^^

※終了いたしました。ありがとうございます☆


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posted by 宮崎佐和子 at 22:36| Comment(12) | TrackBack(0) | ■ お知らせ
この記事へのコメント
初めまして。こんばんは。
コメントを書くのは初めてですが、
漆のものに興味があり
昨年秋だったと思いますがこのブログを見つけてからは毎日チェックしていました。

和うるしのみを使い仕上げることにこだわりを持って仕事を続けている姿勢に大変共感しました。

OMエコショップすがで1月にフリーカップを
今回はホットカップを購入しました。
個性的でとても軽く使いやすいです。

東京での展示会にはぜひ伺いたいです。

さて今回は漆の桶を是非お譲りください。
よろしくお願いします。

Posted by 大塚正子 at 2008年04月05日 23:46
大塚正子さん、はじめまして。^^
このたびは、コメントを下さいましてありがとうございました。

>コメントを書くのは初めてですが、
漆のものに興味があり
昨年秋だったと思いますがこのブログを見つけてからは毎日チェックしていました。

わわっ!うれしいです。
漆と猫のブログみたいになっていますが(親ばかなんです)見て下さって感激です。

>和うるしのみを使い仕上げることにこだわりを持って仕事を続けている姿勢に大変共感しました。

OMエコショップすがで1月にフリーカップを
今回はホットカップを購入しました。
個性的でとても軽く使いやすいです。


そうなのですね。
お買い上げくださって、本当にありがとうございます。
おかげさまで、しょっぷちーふさん(西山さん)も大変喜んでらっしゃいました。
将来、メンテナンスが必要になった時は、お気軽にご相談くださいね。

東京展は、6月ですがもしもお会いできればうれしいです。
私たちも楽しみがひとつ、増えました。

>さて今回は漆の桶を是非お譲りください。
よろしくお願いします。

さっそくのご応募に、松本も私もビックリ!!です。
(でもすごくうれしい♪)
では、のちほどメールにお返事をいたしますね。
どうぞよろしくお願いいたします。^^




Posted by 宮崎佐和子 at 2008年04月06日 00:15
こんにちは。先日、重箱を注文しました奈良の岡アです。漆の桶ひとつお譲りください。
Posted by 岡ア 成男 at 2008年04月06日 13:33
そんな奇特な方がおいでるのかなあとも思いますが(←松本はいないだろうと言う)ものは試しで。
・・・いないも何も、工房を訪ねた時に「コレ(漆桶)千円でどう?」と、言おうと思ったのですが気が小さいものですから切り出せませんでした。
Posted by 舁だんじり at 2008年04月06日 14:25
横浜展などでお世話になっている後藤というものです。一足違いで残念でしたが、またの機会を楽しみにしています。
Posted by 後藤 義治 at 2008年04月06日 19:44
遅かった・・・・・・。
漆の桶欲しかったです・・・。
残念。

また出る機会があればお願いします。
Posted by yasan at 2008年04月06日 21:27
岡〓 成男さん、こんばんは。^^
先日はご注文をくださいまして、ありがとうございます。
今年のお花見には間にあいませんが、楽しみにしてくださいね。

>漆の桶ひとつお譲りください。

わ!すみません…
そう言って下さる方がほかにもいらっしゃるなんて。;;
とりあえず今回はこれだけなんです、申し訳ないです。
また、好評でしたらまた出すかも知れません。
その時に検討して下さると、とてもうれしいです。

どうぞよろしくお願いします。(_ _)
Posted by 宮崎佐和子 at 2008年04月06日 22:03
舁だんじりさん、こんばんは!
コメントをくださいまして、ありがとうございます。

>・・・いないも何も、工房を訪ねた時に「コレ(漆桶)千円でどう?」と、言おうと思ったのですが気が小さいものですから切り出せませんでした。

わわ! そうだったんですか。
言って下されば千円とはいわず、西条の「芝もち」と現物交換しましたのに…(笑)

うちにはこんな桶は増えるばかりで、たくさん捨ててしまいました。
松本は中身の漆にしか興味がなく「え〜こんなのいらないよ」と関心ゼロですが、私は手作りのいい雰囲気の桶なのでもったいないって思っていました。
お店で花入れにしたりしているのも見かけたことがあるので、そんなセンスのある方ならお使いになれるんでしょうね。

…うちはそんなセンスはないので、置きっぱなしです。

Posted by 宮崎佐和子 at 2008年04月06日 22:17
後藤さん、こんばんは。^^
いつもお世話になっております。(先日も、ありがとうございました)
たいした内容でないのに、日記を見て下さってうれしいです。

>一足違いで残念でしたが、またの機会を楽しみにしています。

そうなんですか…申し訳ないです。(>_<)
また次のものも考えようかな。

「いいな」って言って下さる方がおいでて松本はビックリしています。
でも、この桶にも漆掻きさんたちの個性が感じられて、私はけっこう好きです。
また、次を楽しみにしてくださると、嬉しいです。
Posted by 宮崎佐和子 at 2008年04月06日 22:24
yasanさん、こんばんは。
見て下さってありがとうございます。^^

>遅かった・・・・・・。
漆の桶欲しかったです・・・。
残念。

えーっそうだったのですか。
申し訳ないです、とりあえず用意したのはこれだけなんです。
でもでも、yasanさんみたいな若い人もいいなって思われるんですね。うれしいことです。
処分するのも手間なので「ヤフオクに出したらなくなるかなー」なんて冗談言ってたんですが(←そんなことしませんが…)もう漆の容器には使えないので、興味のある方が持って下さるほうがいいと思います。
また次も考えますね…
よろしくお願いします。^^

Posted by 宮崎佐和子 at 2008年04月06日 22:31
うるし樽を探していて見つけました。もし不要なものがありましたらお知らせ下さい。
よろしくお願いします。
Posted by 大堀慎一郎 at 2014年04月27日 13:50
大堀さん、はじめまして。(^ ^)

これはもう数年前の企画ですので、申し訳ありませんが、
2014年の現在は、同様の企画の予定は特にありません…;;

開催の場合も、個別にお知らせはしていませんので、
ときどき日記をチェックして下さるとうれしいです。
何とぞよろしくお願い申し上げます。


Posted by 宮崎佐和子 at 2014年04月27日 16:52
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