2015年06月27日

■オーダー品のお皿の木地を挽きました。

ライバルの登場です…。
今年もヤマモモのジャム&フルーツソースを作ろうハートたち(複数ハート)と、以前からチェックしているヤマモモ・スポットに収穫へ行きましたが… ななななんと!!同好の士がいち早くやってきたらしく、ゴッソリと実がなくなっていました。ショボーーーン。もうやだ〜(悲しい顔) そんなあ〜。
…まあ、自然の授かり物なので、しかたないんですが…。
なんとか残った実を集めましたが、落ち穂拾い状態で、収穫量はかなり少なかったです。
それでも、なんとかいくらかの今年のジャムを作る事が出来ました…。ありがたやありがたや。


さて、そんな今日はただいま製作中のオーダーのお品をご紹介したいと思います。


バッド(下向き矢印)木工旋盤で、木地を挽いていました。
2015IMG_8865.jpg
オーダのお皿の仕上げ挽きの仕事をしていましたよ〜。

2015IMG_8866.jpg
オーダーの内容は…。
昨年の作品展で、いろんな形のお皿の中から、お客様が気に入ったお皿を選んでくださって、それを5枚組で追加制作することになったものです。
材はケヤキです。石川県産の横木取りのケヤキ材を使いました。
もともとは、生木で工房に届いた材だったので…。木地乾燥がキモでした。いろいろ工夫をして、時間はかかっちゃいましたが、良く枯れた感じに乾燥出来たようです。
ただ、意外にも熱処理した後の調湿に時間がかかってしまいあせあせ(飛び散る汗) お客様には予想以上にお待たせしてしまって、申し訳ありませんでした。ふらふら


バッド(下向き矢印)ちなみに…。
2015IMG_8868.jpg
こちらのコンテナの中の皿や鉢は、今から熱処理に入る予定の木地ですよー。(乾燥炉)
無事に炉から出てきますように。


そして!!
2015IMG_8919.jpg
やっとそろいの木地、五枚組の完成です。ぴかぴか(新しい)
やっと出来上がりました〜〜。径20cm弱のお皿です。ご注文から、木地完成まで約1年かかってしまいましたよ。
うるしが良くしみ込むように、刃物で切ったままでの仕上げです。ペーパーをかけていません。(←オタクなので、こういった木地が好き)
これから、やっと漆の作業に入りますよ。このお皿は朱溜になる予定です。わーい(嬉しい顔)



2015IMG_8898.jpgさて、今日のおまけ写真は…
ジャムになるために砂糖漬けになっているヤマモモちゃんです。
じみ〜な木ですが、6月になるとたくさん実が落ちるのですぐ居場所がわかります。
濃厚でおいしいジャムになりますよ。
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posted by 宮崎佐和子 at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) |   オーダー品制作
この記事へのコメント
すごく綺麗なお皿ですね。購入者の趣味の良さを感じますね。
刃物で切ったままの仕上げ、ベリーベリーナイスカットを目指してますがなかなか……。
どうしてもペーパーに頼ってしまいます。

まだまだ素人の域を脱していない自分には、5枚組の製品は無理ですね(泣)。

乾燥炉羨ましいですね。趣味の範囲ではとっても手も足もが出ません。

朱溜って、木目を消してしまうんですか?。
木目が素敵ですよね。
Posted by 森 建樹 at 2015年06月28日 12:49
森さん、こんにちは。
よく切れた螺旋のナイフマークがちらりと見えるテクスチャーが好きです。

木地乾燥は木地加工で一番重要な案件ですよね、一番気になります。

木目の風合いを強くだすのは塗装膜を薄く処理しますが、強度があまりでないので何層か塗装膜を重ねます。塗装中もナイフマークや導管を消しすぎないように処理します。最終的にフォルムとのバランスえを考えテクスチャーの釣り合いを調整します。ナイフマークも導管もうっすら感じ取れるようにし仕上げています。
Posted by 松本和明 at 2015年06月28日 16:18
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