今年もヤマモモのジャム&フルーツソースを作ろう


…まあ、自然の授かり物なので、しかたないんですが…。
なんとか残った実を集めましたが、落ち穂拾い状態で、収穫量はかなり少なかったです。
それでも、なんとかいくらかの今年のジャムを作る事が出来ました…。ありがたやありがたや。
さて、そんな今日はただいま製作中のオーダーのお品をご紹介したいと思います。


オーダのお皿の仕上げ挽きの仕事をしていましたよ〜。

オーダーの内容は…。
昨年の作品展で、いろんな形のお皿の中から、お客様が気に入ったお皿を選んでくださって、それを5枚組で追加制作することになったものです。
材はケヤキです。石川県産の横木取りのケヤキ材を使いました。
もともとは、生木で工房に届いた材だったので…。木地乾燥がキモでした。いろいろ工夫をして、時間はかかっちゃいましたが、良く枯れた感じに乾燥出来たようです。
ただ、意外にも熱処理した後の調湿に時間がかかってしまい




こちらのコンテナの中の皿や鉢は、今から熱処理に入る予定の木地ですよー。(乾燥炉)
無事に炉から出てきますように。
そして!!

やっとそろいの木地、五枚組の完成です。

やっと出来上がりました〜〜。径20cm弱のお皿です。ご注文から、木地完成まで約1年かかってしまいましたよ。
うるしが良くしみ込むように、刃物で切ったままでの仕上げです。ペーパーをかけていません。(←オタクなので、こういった木地が好き)
これから、やっと漆の作業に入りますよ。このお皿は朱溜になる予定です。


ジャムになるために砂糖漬けになっているヤマモモちゃんです。
じみ〜な木ですが、6月になるとたくさん実が落ちるのですぐ居場所がわかります。
濃厚でおいしいジャムになりますよ。
刃物で切ったままの仕上げ、ベリーベリーナイスカットを目指してますがなかなか……。
どうしてもペーパーに頼ってしまいます。
まだまだ素人の域を脱していない自分には、5枚組の製品は無理ですね(泣)。
乾燥炉羨ましいですね。趣味の範囲ではとっても手も足もが出ません。
朱溜って、木目を消してしまうんですか?。
木目が素敵ですよね。
よく切れた螺旋のナイフマークがちらりと見えるテクスチャーが好きです。
木地乾燥は木地加工で一番重要な案件ですよね、一番気になります。
木目の風合いを強くだすのは塗装膜を薄く処理しますが、強度があまりでないので何層か塗装膜を重ねます。塗装中もナイフマークや導管を消しすぎないように処理します。最終的にフォルムとのバランスえを考えテクスチャーの釣り合いを調整します。ナイフマークも導管もうっすら感じ取れるようにし仕上げています。