先日の夏至もバッチリ曇りで、日の長さのありがたみをぜんぜん感じませんでした…。

そんな6月ももう終わりです。今月は決して数は多くないですが、日本各地の漆樹液産地で、「漆掻きスタート」のニュースが飛び込んできましたね。

じつは今年は、うちの工房でも、数年ぶりに漆掻きをする予定なんですよ〜。
はたして、いったいいつ始まるのやら??


工房の庭のウルシの木です。工房の敷地内、木工場の隣に2本並んで立っています。
将来、漆掻きをするために育てている、五色台の漆畑の木ではないんですね〜。
※五色台の漆畑 (五色台のウルシの木は、2018年ごろに漆掻きを開始する予定です… まだ先なのね)


昨年と比べても、かなり葉っぱのボリュームが違うような気がします…。
これはとってもいいことで、木に勢力がある証拠なんですよ。葉っぱが漆樹液の工場なので、たくさん樹液が生産されます。

しかも、葉っぱがやたら大きい…

私の手のひらに匹敵するサイズの葉っぱが簡単にみつかります。

このウルシの木ちゃんは、工房スタートした時に植えた木です。
…だから、もう15才近くなりますね。でも、その間に2回ほどバッサリ切ってしまい※、現在の木は更新木なんですよ。


通常は、箒状から整えて、1本のみ残して大きくするんですが… 箒状に大きくなったウルシがほしいのでこのままにしてました。
頃合いの太さになったので、古典…からうけたイメージを庭の漆で再現するつもりなんですよ。
…と文章にしても、「??」という感じだと思いますが

ほんのお遊び?松本が「こんな掻き方したら、こんな漆が採れるんじゃないかな〜〜」と以前から思っていたことを、条件に合うくらいに庭の木が成長してくれたので、今回確認してみるというわけです。(つまり、自己満足の実験の漆掻きなんですな〜)
さて、うまくいくのでしょうか?
あしたから、開始してみようと思います。ワクワク〜〜。


ウルシの木の住人のアマガエルちゃんです。
今日もツヤツヤきらきらしています。
