2015年09月08日

■お弁当箱の修理をしました。

今日は、めんぱ(曲げわっぱ)をお直しした話題です。わーい(嬉しい顔)

バッド(下向き矢印)患者さんは、このタイプのお弁当箱です。
めんぱのお弁当箱 国産 重ね おかず入れ付き
はめ込み式の2段重ねのお弁当箱です。(残念ながら、今は廃番)
おかずとご飯を別々にでき、蓋も深くしっかり落ちるので安定しています。
細長いフォルムで鞄にスッキリおさまるお弁当箱でした。
お客様のところで、しばらく愛用していただいていたんですが、ちょっと気になる傷ができちゃったよ〜あせあせ(飛び散る汗)とのこと。
早いうちに直してしまおうと、工房に入院しました。


バッド(下向き矢印)内側に縦に伸びた、こんな傷でした。(お客様撮影)
2015KIMG0664.jpg

傷は表のみで、裏から見たら何もありません。でも、このまま使っていたら木地に水分がしみ込んで良くないのだろうか…。たらーっ(汗)と心配されるお客様。
お弁当箱は、とてもきれいに大事に使ってくださって、この傷以外はいたって良い状態でした。なのに、なぜ…??
実は、めんぱ(曲げワッパ)のお弁当箱は、こんな傷ができやすいのです。漆の塗りの塗膜は丈夫なのですが、木地であるヒノキ、サワラなどの針葉樹は、たいへん柔らかいデリケートな素材なのです。(だから、あんなにふわっと軽いんですね〜〜)

こういった状態のお直しですが…。
一見すると、たいへんな状態に見えなくもないですが、修理としてはとってもカンタンな部類に入ります。
今回は、傷を漆で埋めて、内側のみを上塗りし直しました。ムード


バッド(下向き矢印)アフターの状態です。
めんぱ 曲げわっぱ お弁当箱 オーダー 修理例
あれま!
ぱっと見では、どこに傷があったか、分からなくなりました〜〜。
こんなふうにきれいにお直ししやすいのが、漆塗りの器のよいところですね。(ちょっと時間はかかりますが…)
こうした傷がなるべくできないよう、今は仕様を変えて蒔地の下地を全体に付けているのですが、下地のついたお弁当箱は木目が完全に消えてしまうので、お色は黒溜か朱溜になってしまい、こうした木地溜はできなくなってしまいます。
塗りの美しさと木地のナチュラル感のある木地溜は、やはり魅力がありますね。ぴかぴか(新しい)

なお、修理前のお弁当箱には、なかなか落ちにくいというあとが少し残っていたのですが、これは修理前の洗浄で落ちました。
どんなミラクルな洗浄かといいますと、実は薄めた漂白剤に漬けています…。(ボソッ)

お弁当箱のような、木地を貼り合わせた器物はあまり長時間水につけない方がよいので、もちろん様子を見ながらですが、スッキリきれいになります。こうした漂白剤を使う方が、塗膜に負担をかけないので、時々ハイター入りのお風呂でリフレッシュするとよいと思います。ハートたち(複数ハート)
純粋な国産漆は、薬品にかなり耐性のある素材なので、こういう時に便利ですよ〜〜。
ただ、他の工房さんでの漆器の場合は、確認してからお試しくださいね。

このお弁当箱ちゃんは、もうしばらく安静にして、持ち主さまにお返ししようと思います。わーい(嬉しい顔)


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posted by 宮崎佐和子 at 23:38| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事
この記事へのコメント
まだ、自分のお弁当箱は届いていないのにもかかわらず
はぁ、お直しもできて安心!なんて思ってしまいました。
このお弁当箱をオーダーしていますが、
夏の暑い時期に冷蔵庫に入れなくても、中のお弁当は
傷まないのでしょうか?
今はプラスチックお弁当箱なので
冷蔵庫に保存して、食べる前にチンしています。
夏場の使い方も教えていただけたらうれしいです。
さすがに、チンはしませんが・・・

いつ頃、来るのかなあ。
ワクワク。
Posted by masae at 2015年09月09日 16:14
masaeさん、こんばんは!(^^)
お弁当箱、楽しみにお待ちくださいましてありがとうございます☆


>夏の暑い時期に冷蔵庫に入れなくても、中のお弁当は
>傷まないのでしょうか?

ご質問もありがとうございます♪
漆には抗菌作用があるという報告はありますが、温度が上がる夏場などは冷蔵庫に入れられる環境があるなら、冷やしたほうがよいと思います。
レンジが使えないお弁当箱なので、そのあたりはちょっと不便かもしれません;;
が、それを補ってもあまりある魅力がありますよー

お弁当箱の今の制作の様子は、またご紹介いたしますね。
何とぞよろしくお願い申し上げます。m=(_ _)=m
Posted by 宮崎佐和子 at 2015年09月09日 19:37
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