2006年11月03日

■かぶれる木、うるしの木(ウルシ・漆の木)、はぜの木(ハゼ・黄櫨の木)の葉っぱの写真。


ハゼの木 全体
山のふもとや民家や道の近くによくハゼの木が生えています。
道路脇に発見した木。これもおそらくハゼの木の一種です。

漆の木 全体
これが、うるしの木です。
(工房のもの。徳島県産の木、約3才)
残念ながら?うるしは秋になると
あまりキレイな木ではありません。

はぜの木
さっきのはぜの木のアップ。
葉っぱの並び方はうるしと似ています。

うるしの木
工房の漆の木。約6〜7才。この木は実をたくさん付けました。

黄櫨の葉
ハゼの紅葉した葉っぱ。
葉はやや固めでハリと艶があり、つんつんした感じです。

漆の葉
ウルシの葉っぱ。
ウルシは紅葉しても赤くならず、
色は黄色と茶色のまだらという感じ。
この時期は水気がなく、かさかさごわごわした手触りです。


これらの2種の木の姿は11月の同じ日に撮ったもの。だから、これらの木の秋の姿、と思っていただけたらと思います。同じウルシ科の木ですが、こうしてみるとけっこう違うものです。
でも「かぶれる可能性のある」ってことに関しては、おんなじかな(笑)
近寄ったり、ちょっとさわったりくらいはたぶん大丈夫と思うけど、葉っぱや枝を摘んだりすると、木の汁に触れる原因になるのでよくないと思います。

“うるしかぶれ”について興味のある方は、左の欄にある
「カテゴリ/漆かぶれについて」を開いてみてください


ハゼの種は、発芽しやすく小鳥が食べて遠くに撒くのであちこちで見られて、今の時期には美しい紅葉で目を楽しませてくれます。
一方、ウルシの種は、とっても発芽しにくく増やすのには手間がかかります。なので、自生している漆の木はとっても少ないと思います。
どっちの種も良質のロウに覆われていて、そのロウで和ろうそくを作ることができるんですよ。
ハゼの葉っぱ、こんなにきれいだったらやっぱり近寄りたくなってしまいますねムード


↓和ろうそくはここで購入できます。
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↓OMエコショップすが
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posted by 宮崎佐和子 at 23:12| Comment(12) | TrackBack(0) | ■ 和漆の木について
この記事へのコメント
佐和子さん、おはようサン!
私、お茶のお稽古を一生懸命していた時期があるのですが、そのときに夜のお茶事(夜噺)をしたり、お客さんで行ったりしていたときにこの和ろうそくを使いました。ユラユラとした火がほんとに綺麗ですよね。そして、芯が伸びてくると炎が大きくなるので、芯を切るのがむずかしかったのを思い出しました。
Posted by ききょう at 2006年11月04日 06:19
はじめまして!
大変興味深く拝見させて頂きました。
写真がとても綺麗ですね〜!
この時期ハゼの木って綺麗ですよね^^
私はカブれる性質なので近寄らないけど、眺めるの大好きです。
またお邪魔いたします☆
Posted by つゆくさ at 2006年11月04日 17:19
ききょうさん、こんばんは〜昨日は遅くにすみません、今日こそは早く寝るぞ(笑)

え=炭のお手前とか以外に和ろうそくのお手前もあるんですね、知らなかった難しそう…。うちにも和ろうそく、あるんだけどたま〜にちょっと楽しんで消すというケチケチ使いです。^^:
夜の茶事ってすごいアコガレます。出られるなんてすごいすごい〜うらやましいです。
Posted by 宮崎佐和子 at 2006年11月04日 21:23
つゆくささん、わ〜うれしいさっそくありがとうございます(^^)

もうコタ&ノアちゃんに一目惚れ… 
めちゃめちゃ好みの柄の子たちです〜〜(*^ー ^*)
大当たりのにゃんこさんです!
また写真をアップしてくださいネ。
うちの子は平凡だからなあ。イイ子にしてないともっとかわいいネコさんと交換するぞといつも脅しております。
Posted by 宮崎佐和子 at 2006年11月04日 21:30
いえいえ、和ろうそくのお点前はないんですが、お茶事の途中で懐石のときに亭主が炎があがり過ぎたものを見つけたら、適宜に切るのです。お客さんに見つめられてね。
Posted by ききょう at 2006年11月05日 08:13
ききょうさん、こんばんは〜〜(^^)
>亭主が炎があがり過ぎたものを見つけたら、適宜に切る
ってめちゃめちゃ緊張するやないですか(あっ関西弁…)

私もすこーしだけお茶を習ったことがあります。
どんくさいので動作がなかなか覚えられず、思わず小学生の時になかなか振り付けが覚えられなかったコトを思い出しました(涙)
でも、季節ごとのお菓子はとっても楽しみだったなあ。
Posted by 宮崎佐和子 at 2006年11月05日 18:41
はぜ、と漆の木しっかりと違いがわかりました
今車で走ると道路わきの山すそには、奇麗な紅葉が始まったはぜがたくさんあります
それらを見ながら漆とはぜの見分け、違いはー?
と思っていましたので・・
有難うございました。
Posted by はな at 2009年09月20日 21:37
はなさん、はじめまして!
この日記を見つけて、コメントを下さいまして、ありがとうございます。^^

リンク先のページを見せていただきました☆
手作りであんなにきれいでリアルな盆栽やお花が作ることができるなんて、びっくりです。


>はぜ、と漆の木しっかりと違いがわかりました
今車で走ると道路わきの山すそには、奇麗な紅葉が始まったはぜがたくさんあります
それらを見ながら漆とはぜの見分け、違いはー?と思っていましたので・・

秋になるとはぜの木って目立ちますものね。
私も今日、なにげに寄ったコンビニの駐車場のアスファルトの割れ目から、はぜの木が伸びていたのを見て、「わ〜 ;;」と思いました。;;
このはぜの木をごらんになって「うるしの木ってたくさんあるんだ」と思ってらっしゃる方も多いのですが、自分の持っているウルシの木と比べてもぜんぜん見た目が違うので、ちょっとご紹介させていただいた次第なのです。

はなさんは、いろんな花や樹木のアートを作られてらっしゃるから、こうしたことも日々見つけて勉強されてらっしゃるんですね。
とてもすてきなことと思います。

また、ときどきのぞいてくださると嬉しいです。
今後とも、よろしくお願いいたします♪
Posted by 宮崎佐和子 at 2009年09月21日 00:23
今晩は
今日高島屋へ行ってまいりました
朝一だったのでゆっくりと拝見させていただきました 。o○☆゚

ご主人様の説明にもございましたが、やはり他の漆器と違いしっくりした、渋い品のある作品でした
とても丁寧な幾重にも手をかけた薄い木のスプーン、不思議な気がしました
どれも高級感あふれる日本の技術でした。
又機会があれば見せていただきたいです。
今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by はな at 2009年09月24日 22:53
はなさん、こんばんは!
「はなさんが見に来てくださったよ」と松本から連絡がきていたので、うれしくなっていたところです。

ほんとうにありがとうございます☆

はなさんたちのお作りになるフラワーアートも(特に盆栽!)いつか見てみたいなあ…。

おいそがしいところ、ほんとにありがとうございました。
こちらこそ、よろしくお願いいたします(^^)
Posted by 宮崎佐和子 at 2009年09月24日 23:42
エラク昔にタイムスリップです。
先日某放送局の番組の中で、11月13日(?)は漆の日とかの紹介があり、写真付きで「漆の木」を紹介していました。
ところが、和漆工房「あい」のHPを熱心に読んでいたおかげで、私は瞬間的に「これは漆じゃない、ハゼだ!」と判断できました。
このHPは役に立ちますね!
Posted by 舁だんじり at 2010年11月15日 11:08
舁だんじりさん、こんばんは!
わっ、なつかしいなあ〜。
タイムスリップですね… 古い記事にコメントを下さいまして、ありがとうございます。^^


>先日某放送局の番組の中で、11月13日(?)は漆の日とかの紹介があり、写真付きで「漆の木」を紹介していました。


そうなんです。
「漆の日」が11月にあるんですよ〜〜。
(なぜ、この日か由来はまだ知らないのですが…)
ところで番組で、ハゼの木が紹介されていたのですね。でも、マイナー過ぎてごらんになった方の大半はお気づきにならなかったのでは…;;(これに気づくのは、ちょっと変わった人かもしれません… この日記をごらんになっているような 笑)

いつも気にかけてるださってありがとうございます。
これからも、よろしくお願いいたします☆

Posted by 宮崎 佐和子 at 2010年11月16日 22:28
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