2015年09月28日

■茨城の漆を、天日精製しました。

今夜は、せっかくのスーパームーンが雲で見えませんでした。あせあせ(飛び散る汗)
しかし、日中は夏の名残りを思わせるような好天でしたよ!
このお天気を見て、いつもは塗り部屋にこもっている松本もゴゾゴゾ出て来て、何やら始めました。


バッド(下向き矢印)この設定は…exclamation アレですね。
天日精製 手グロメ 手ぐろめ
久しぶりの天日精製です。専門用語では、手グロメとも言います。
工房では、主に熟成させた生うるしを使う事が多いですが、ときどき自家製の精製を行っています。
道具はいろいろ使ってきましたが、最近はこれを使っています。※たらいのフネとカイ


バッド(下向き矢印)櫂で、漆樹液を持ち上げて、落として流します。(繰り返し)
2015IMG_9213.jpg
お日様にあぶって、ひたすら根気よくかき混ぜます。
今回、精製している漆は、2010年産の茨城県の漆です。飛田さんの漆ですね〜。
写真の右端に写っている樽に入っていました。精製してみた量は1貫弱と少なめです。


作業当初は、このような感じの色でした。
漆の精製 自家製 和うるし工房あい


どんな作業かは、下の動画をごらん下さい。(1分くらいです)



単調な作業ですが、ひたすら続けます〜〜〜。あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)


バッド(下向き矢印)やがて、こんな風紋のような模様が出てくるのが面白いぴかぴか(新しい)
茨城の国産漆 手ぐろめ 自家精製
漆を櫂ですくって落とす間に、表面の水分が飛び、落ちた時には濃い飴色に色が変わります。
それが重なって、このような年輪みたいな模様になるというわけですね。ぴかぴか(新しい)


そして、だいたい3時間後。

DSC_4975.jpg
だいたい仕上がりました…。
ねっ、カラメルみたいな美味しそうな色でしょ??
香ばしく、甘い味がするんじゃないのと思ってしまいそうです。

今日、天日精製したこの漆は、もとの樽に一度おさめられました。
もうしばらく安静にして、また様子を確認しようと思います。わーい(嬉しい顔)
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posted by 宮崎佐和子 at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) |   漆の精製
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