
外はすっかり梅雨の気配です。
先日は、娘の通う保育園の先生の家庭訪問がありました。
最初は「 せんせい が くる! 」と張り切っていた娘ですが…。いざ、先生が来られて玄関に立つと恥ずかしさのあまり?暴れ出しました。

応接間でお話中も、ずっとうつむいたままで、絵本や人形を握りしめていました。(ええっ、いつものずうずうしさはどこへ?)
先生が帰られたあとも、恥ずかしくて身悶えして苦しんでいた娘でした。よくわからん…。

さて、そんな今日はこれをご紹介しようかなと思います。
↓黒漆をチューブ詰めしました。

なんと、10年前の漆になりますね。2006年に採取した、大森俊三さんの盛辺の漆です。
(時期としては、このころかな? むぎ君も若いです※)
オーダーして特別に採取していただいた、マニアックな漆です。13辺目、というきわどいラインの漆なんですね。
一応盛りの漆ですが、ほとんど秋よりの漆となるんです。
この漆はすべて、黒漆にして、ずっと木桶の中で保存をしていました。
一部出した漆をどんぶりに入れて、塗り部屋に置いていたんですが…。
残りわずかになったので、久しぶりに出しました。
3年前から、熟成完了の工房の国産漆をチューブ詰め事業を行っています。※※※
(ワインセラーにお引越したいけど、場所が残っているかしら…;;)
↓この黒漆だけは、詰めてなかったな〜〜と思い出したというわけです。

全部で1キロもなかったですけど…800g半くらいありました

昔は、しゃばしゃばで塗りにくかった漆なんですが;;今はじゅうぶんこなれて、塗りやすくなりました。
工房ではあんまり黒漆は使わないで、なかなか減りませんが…。
これから黒地の仕事が増えますので、とっても重宝します。
「国産漆」ってカテゴリで、ひとくくりにされやすいですけど、いろいろ個性があって面白いです。
どんどんマニアックさを追求していきたいなと思います。


さて、今日のおまけ写真は、工房のお庭のアジサイちゃんです。
今年はじめてお花が咲きました!!
ほんとうにお花の色がどんどん変わっていく様子を楽しんでいます。
