
毎日、天気予報を見ながら、お洗濯日を決めたり、娘の着ていく服を選んだりしています。
さて、そんな今日はこれをご紹介したいなあと思います。
↓じゃじゃん!!

今年も、日本うるし掻き技術保存会から、新しい漆掻き道具が届きました。

左から、カンナ、ヘラ、カマ です。刃物だけの状態で届きますよ〜。
これから好みの柄を入れて、道具として完成させます。
↓一番大きい刃物は、やっぱりカマ。めだちます…。

掻きガマは、ウルシの幹に傷を付ける前に、かたい樹皮を削り取ってなめらかにする道具です。
なりは大きいですが、仕事自体はちょっと地味めかな…。
この下仕事をきちんとしないと、幹にうまく傷が入らなかったり、また樹皮を伝って漆樹液が逃げてしまいます。せっかくの大事な漆の回収率ががくんと落ちてしまうので、大事な道具です。
また、ツルをはらったり、下草刈りなどにも便利なんですよ。


小信さんの刃物ですよー。
↓そして、主役の漆掻きガンナ!!

ウルシの木の幹に傷(U字形の溝)を付ける道具です。仕事の内容にいちばん大きく影響します。
シッポのように突き出した刃物がありますが、この部分も使います。
↓ギュッとUの字に曲がっていますね〜〜。

この部分をウルシの幹に食い込ませて、溝を削り込むのです。
その溝にウルシ樹液が溜まるというわけです。(文章では説明しにくいですね

↓そしてこちらは、掻きベラです。

ウルシの木の幹に傷(U字形の溝)を付けたあと、溝からにじみ出る漆樹液を「掻き採る」道具です。
新しい道具を見ていると、わくわくしますね

今年は、2002年から植栽を始めた工房の五色台のウルシ畑※で、はじめての漆掻きをする予定なんです。
こんな「どうやって使っているの??」と思うような不思議な刃物、漆掻き道具たちを使うところをご披露できればなあ〜と思います。


さて、今日のおまけ写真は… うり坊です。
また私の車の上で昼寝している!!!
