その後ですが、1日おきの皮下点滴(150cc程度)で、ミルは元気をたもっております…。
この点滴、ただのお水なんですが、猫が通常口から摂る以上の水分を強制的に体内へ入れ、そして出すことで、弱った腎臓をフルに働かせてデトックスをはかり、通常の健康を保つというものらしいのです。
そして、本日からドキドキの自宅での点滴をしました…。(病院ではレクチャー済み)
やっぱり針を刺す時がコワイ…。

松本にしてもらいましたが、松本が出張に行っちゃったら、わ〜〜〜私がするんだ…。できるんだろうか??

それにしても、自宅で猫さんに点滴とは〜〜。
以前なら、「10才過ぎた猫にそこまでしなくても…」とちょっと思っていただろう私ですが…。
やはりミルが余命わずかと思うと、ふがいない飼い主ですが、できることならしてやりたい…という気持ちになっています。

工房初期からいっしょに頑張ったミルを、最後まで見守りたいと思います。
さて、そんな今日はこれをご紹介いたしますね。
↓国産漆のうつわ専門店 和×和 に新作をアップしました。

華やか!!ツヤツヤのコーヒーカップたちです。

じつはこの子たち…。
内側がすごいんです。

キラーーン。内側は総銀溜になっております。
重みのある輝きできれいでしょう? 純粋な国産漆と銀の織りなすカラーです。
松本が線描でお花をランダムに描いています。

↓透け感のある黒溜のコーヒーカップ。

松本が最近おススメする黒溜です。ベタの黒ではなく、明るい光線のもとでは木地がほんのり透けて見える黒です。
木地の木目が楽しめるので、とてもいいですよ。
↓朱溜の方のコーヒーカップ、手持ちのイメージです。

朱溜の部分は、自然の色むらがあり、とてもいい雰囲気です。

この銀溜なら、ブラックコーヒーをぞんぶんに楽しめますね〜。

ツヤツヤのカップたちですが、この新鮮な輝きは、国産漆の自然な塗り肌によるものなんです。
通常、光った漆器というと、ポリッシュ(研磨)か、油をたっぷり漆に混ぜて塗る技法を用いて表現するんですが…。
松本独自のオタク展開により、国産うるし100%・無溶剤という設定で、それぞれの漆の個性を見極めて使うことにより、このような器が誕生しております。
そして、漆を木のコーヒーカップのよいところは、やはり手に取っても熱くなりにくいことですね。

詳しくはページをごらんくださいますとウレシイです。


さて、今日のおまけ写真は… 今年の春に撮ったミルの写真です。
今思えばあまり覇気がないような。
…この頃にはかなり進行していたんだろうなあ〜〜。ぜんぜん気づきませんでした。
今でも後悔しきりです。
