今日は松本と材木を見に高松へ。
欲しいのは、お箸とスプーンの木地。スプーンの木地は今年9月にも仕入れたのですが、また必要となりました。

高松市内にある広葉樹専門の垣内さん。
いつもお世話になっています。
いつもお世話になっています。

材の乾燥場。ケヤキ、トチ、セン、クリ…
多彩な材木がびっしり置かれています。
多彩な材木がびっしり置かれています。

栗の木を見せてもらう松本。
あっ、気に入ったものがあったようです。
あっ、気に入ったものがあったようです。

積み上げた材をフォークリフトで降ろして目的の材を出してもらいました。
お目当てはこの2寸(約6センチ)の栗の木… これは、面白いぐい飲みやうつわが彫り出せそうです。

ここに着いて間もない新しい材。
数年間、野外でゆっくり乾燥されます。
そしてもうひとつ、スプーン用の栗の材も選びました。
さて、削り出しの細いお箸を作りたくて(神戸展で出品したらすごく好評で無くなってしまった)具合のいい木、つまり堅くてきめが細かくて丈夫な木を、と相談したら東北産ナラ材をおすすめされました。(カエデ材もあったのですが、残念ながら外材だったのでやめました)
木って、私はぜんぜんわからないんですが、男性はすごーく好きな方がたくさんいます。垣内さんに「まあ参考に、こんなんもあるで〜」ときれいなタモ材とか見せてもらって思わず心が動きそうになったり(笑)
木は、この仕事には欠かせないものなので、松本も木目を見たり乾燥の具合を聞いたりかなり吟味してます。
感性に合う木を見つけたら「あっこんなのが作れそう!」となったりします。^^ 選ぶのも難しいけど、タイトルが決まったら作品の半分は出来たようなもの…という小説のように、気持ちにぴったりの木と出会えたら、作品の大枠が決まったりすることもあるのです。
今日は、3本の大きな材を車にくくりつけて帰りました。
いっぱい和うるしを塗って、楽しい作を作りたいです

はい! 大好きです。
木の種類によって性質も表情も異なるのがおもしろいですね。
舁だんじりさんも木がお好きなんですね〜、どんな木がお好きですか。
教室をしていた時に来られていた男性が、いわゆる銘木じゃない変わった木を集めてて、極太のナンテンの材とか珍奇?な木に漆を塗ってらっしゃってたことを思いまします…(^^:)
檜以外だと杉の赤身。特に天然木はすばらしいです。
11月9日の記事にあった欅の玉杢もきれいですよね。やっぱり、欅は広葉樹の王様でしょう。
リサイクルショップで「欅のテ−ブル」とか書いてある大部分は、本物の欅ではない(タモとか・・・)ようです。特に木目がきれいに通っているのは怪しいと思った方がいいですねえ。
(もちろん本物もあります)
だんじりって日本家屋みたいですね〜。最近は欅が人気の王道って感じみたいですが、やっぱり日本人は檜ですよね(おうちの壁も床も檜材ってすごい)
わたしはつい数年前まで、ケヤキもヒノキも頭の中で一緒になってました(^^;) 材を意識していない人の感覚ってこんなものです。
ショップの人がいい加減なのか「ケヤキ」とした方が売りやすいのかと思ったのか分かりませんが、木が好きな人からするとその適当さが気になりますね。
欅じゃない木を「欅」と表示しているのが、けしからんのであって、決してタモ、シオジ、センetc.がボロ木だと言っているんじゃありませんのでお間違いなく!
あっ、そんな誤解はしていないので
大丈夫ですよ♪
『適材適所』っていうような言葉どおり、どんな木もあった場所で活躍できたら本望かもしれません。