でも、将来、工房で『漆かき』をするための漆の畑は、実は別にあるんですよ。
その畑は、五色台にあります。
だいたいの場所ですが、こんな感じのところです。
漆の産地、岩手よりもうんと南なんですね。
漆の産地、岩手よりもうんと南なんですね。
高松市の山の中で(といってもみかん畑の中)工房のある善通寺とは離れているので、あんまり足を運べないんですが…。
今日は用事があって高松に行ったついでに、ひさびさに様子を見にいきました。



五色台の漆畑は、工房の庭の漆の木と違って、土が肥えたよい畑に植わっているので、枝も芽もムッチリしています。よく太ってます。



比べるとやっぱり、五色台の畑の漆木よりやせっぽちですね…。でも、同じ徳島から来た阿波うるしの兄弟株なんですよ。





(クリックで写真が拡大します)


(以下、クリックで写真が拡大します)
あらためて見ると… うーん、ほんとにすくすくと大きくなってくれました。

↓この五色台のうるし畑の過去の日記です。
2005年4月
2006年4月←漆の芽が出ました。
2006年7月←草刈りに行ってきました。(疲れた〜;;)
2006年11月←漆の木に可愛い小鳥の巣を発見の日です。
2006年11月←漆の種をとりました。
2007年7月←ウルシ畑でニホントカゲ捕獲です。
枝ぶりものびのびして、いい感じ… よかった。

この畑のウルシの木は、2002年の春から順次植えています。
日本うるし掻き技術保存会の研修生として岩手県で漆掻きを学んだ松本ですが、四国内で(通える範囲で)成熟したウルシの木が手に入りにくくなってしまったいま…この畑の木の漆を採るのが楽しみなんです。^^


汁っこくて、なんだかよさそうな木肌だなあ(あ、私もかなりマニアックになって来ました;;)
たっぷり漆が出そうです。でも、漆の木にとってはヒヤヒヤものでしょうね。

例えば同じ漆の木でも、気候が変わると
やはり取れる漆の具合も変化するのでしょうかね。
私は、その漆の産地に住んでいるのですが
このところ暖かくなってきたと思ってたら
今日は日中も外は氷点下で、雪も降ってましたよ・・・
でも、ミミズも出てましたし虫も飛んでましたし
春はもうすぐですね。
いいですねー(^^作る物にも愛着がより深まりそうですね。
コメントを下さいまして、ありがとうございます。^^
>例えば同じ漆の木でも、気候が変わると
やはり取れる漆の具合も変化するのでしょうかね。
あ、そうなんです!
キズを付けたら、同じような漆樹液がどんどん出るって思われているみたいですが、やはり生き物なのでいろんな条件につよく左右されます。
そのあたりは、ほかの作物や…たぶん乳牛とかと似ているんじゃないかと思ったりするのですが。
>私は、その漆の産地に住んでいるのですが
このところ暖かくなってきたと思ってたら
今日は日中も外は氷点下で、雪も降ってましたよ・・・
岩手っ子なんですね!^^
本当に広いところなので、日本一小さい県にすんでいる私は圧倒されますよ。
冬が長い地域に住んでらっしゃる方には春の喜びもひとしおだと思います。
(ちなみに、冬の岩手は松本が一度だけ行きました。12月に『枝掻き』という仕事に浄法寺入りしたんですが、あまりの寒さにびびってました;;)
瀬戸内地域の軟弱者ですから…寒さに弱いです。
はやく暖かくなるといいですね☆
ちゃんと目を通してくださってありがとうございます。^^
>自分で育てた漆の木から取る漆液で物を作る
いいですねー(^^作る物にも愛着がより深まりそうですね。
漆にかぎらず、こだわっていくと自然とこんなふうになっていきますよね。シェフがご自分の畑を作ったり…。(こだわりすぎ?)
でも、地元の漆をされている方は「何してんだかね…」ときっとあきれていると思います;;
この漆畑には、ほかにもいろいろな目的があるんですが、植えた人間の目的なんていざ知らず、すくすく素直に育っている木はすごいな〜と思いました。
これからもよろしくお願いします。