2009年03月15日

■漆の苗を移植しました。

思い起こせば、3年前のこと…。
高松市内の田んぼに、漆の根を分根していたものが、実はあったりしました。あせあせ(飛び散る汗)

    バッド(下向き矢印)当時の様子です。
20060309-1.jpg
苗床にした田んぼ。道路沿いの三角地です。
下肥に牛ふん堆肥を梳きこんでいるところです。
20060315-3.jpg
分根の様子です。義母も手伝ってくれました。
ちゃんと芽が出て、可愛い苗になったんです。


しかし… いつの間にか十分すぎるほど大きくなっていたので「いつかちゃんと五色台の漆畑を植えなきゃ!」と思っていたのですが、そのタイミングを逃して、苗がずっとそのままになってました…。
ずーっと気になっていたのですが。ふらふら
新しく来た弟子がやる気まんまんなので、この機会に実習がてら苗木を五色台の畑に移植しました。


バッド(下向き矢印)3年前に、15センチくらいの根っこを植えたものが、もうこんなになっているんですよ。
3/15高松市の苗畑1
もう「苗」じゃなくて「木」になってますね。;;


バッド(下向き矢印)こんなに太くなってます!
3/15高松市の苗畑2

田んぼの土が肥えているので、苗木もよく肥えているみたいです。ちゃんと早く移植してやれば、もっと大きくなっていただろうな。

バッド(下向き矢印)で、松本がシャベルで漆の苗木を掘り起こしました。
3/15高松市の苗畑3
大きくなりすぎて、根が張っているので掘り出すのも一苦労…。

3/15高松市の苗畑4
何かの幼虫を発見。


なんとか掘り出したものの、上だけでなく、根っこも大きくなりすぎていました。
3/15高松市の苗畑5
ひげ根がほとんどない状態で、いきなり移植は難しそう…。

なので、今回は五色台の漆畑に「仮植え」しておくことにしました。そうしてまず移植可能になるまで、新しいひげ根を充分育てる方がいちばんよさそうです。

バッド(下向き矢印)今からお引越しする苗木たちです。今から山へ!
3/15高松市の苗畑6

3/15高松市の苗畑7
3年間、苗木を育ててくれた田んぼ。

この田んぼから、苗木は姿を消してしまいました。
でも、これで終わりじゃないんですよ。^^
今回、苗木を取り出したことで、この土地にたくさん切断された根っこが残りました。その切られた根っこから、新しい芽が出ていっぱい苗木が自然に出来るのです。
(そうです、漆の木は切ると増えるのです…恐るべし)

それでは、苗木たちの新しいお引越し先へ行きます。ムード

バッド(下向き矢印)五色台の畑です。(先日の写真)
3/11五色台の漆畑2
先輩の木はもっと大きいです。

新しく来た苗木たちは、この土地に仮植えしてなじんでもらいます。根が張りすぎて、太い根っこだけに短く切断された状態なので、そのまま本植えすると枯れてしまうのですね。
ここで休んで、新しく元気な細い根っこを十分出してもらいます。

バッド(下向き矢印)松本の指導のもと、新弟子が意気揚々と?仮植えします。
3/15五色台1
3/15五色台2
あれっ、この苗木は細いかな?と
思ってたら、田んぼから勝手に生えた
2番手3番手の兄弟苗なんだとか…;;

さて、この仮植えしたばかりの苗木たちは、半年もすれば根っこが伸びていると思います。
なので、秋にちゃんと植え直してやろうかな、と考えています。

ずっと気になっていたので、ほんと良かったexclamation
(同志が増えるのって、うれしいですね)
これからも、今まで忙しくてできなかったことを彼女にやってもらって、漆のことを学んでもらおうと思います。

posted by 宮崎佐和子 at 23:27| Comment(13) | TrackBack(0) | ■ ウルシの木の記録
この記事へのコメント
こんばんは。

漆の木って成長が早いのですね。

その幼虫は大きさからして、たぶんカブトムシですよ!
子供の頃よく飼ってました。
そんな生き物がいるくらい、いい土壌なのですね。
Posted by GIL at 2009年03月16日 00:08
お弟子さん、さっそく活躍してますね。
がんばれー
Posted by monaco at 2009年03月16日 18:21
GILさん、こんばんは!

>漆の木って成長が早いのですね。

そう、けっこう早いんです。^^
特にこちらは暖かいのであっという間に大きくなります。東北とは成長速度がぜんぜん違います。
見ていて楽しいですよ〜

>その幼虫は大きさからして、たぶんカブトムシですよ!
子供の頃よく飼ってました。
そんな生き物がいるくらい、いい土壌なのですね。

わっ、カブトムシかな?
だったら嬉しいです。昆虫の王様ですものね。
でも、カブトじゃなくってブイブイでも嬉しいですよ。
カブトムシって、大人になってからぜんぜん接触がなくなりました。たまにショップで見かけたり、夜の街灯に飛んできたメスカブトを見かけたりするくらいです。
ヘラクレスもいいですが… ふつうの日本のカブト虫がやっぱりいいですね。
Posted by 宮崎佐和子 at 2009年03月16日 21:01
monacoさん、ありがとうございます。^^
こういったことを、楽しそうに取り組んでくれるので、教えがいがあります。
(でも、知らない方が一見すると、漆芸にぜんぜん関係ない光景に見えそうですね。;;)

これからも応援してくださると嬉しいです。
Posted by 宮崎佐和子 at 2009年03月16日 21:11
こんにちは!

漆苗を植えたのですね。
大分太い苗ですね。香川の土地は肥えているんでしょうか?
田んぼの肥料を充分吸って育ったんですね〜。
私も今年は100本程採根して寝かせて置きました。 どれだけ芽を吹いてくれるか楽しみです。そしてゴールデンウィーク前に畑に植え込みたいと思います。 今年一年間で育てた苗は来春、山に植え込みする予定です。
Posted by おのせ at 2009年03月21日 18:18
おのせさん、こんばんは!
寒いといっていたのがあっという間に花粉症の季節ですね。^^

>大分太い苗ですね。香川の土地は肥えているんでしょうか?
田んぼの肥料を充分吸って育ったんですね〜。

はい、ほんとうに太くなっていました。;; あんまり可愛くない?苗です。
香川の土地はよく肥えているとは限らないのですが、じゅうぶんに田んぼの土の栄養を使ってくれたみたいです。(でも、下肥だけであとはずっと放ったらかしてました ;;)

>私も今年は100本程採根して寝かせて置きました。 どれだけ芽を吹いてくれるか楽しみです。そしてゴールデンウィーク前に畑に植え込みたいと思います。 今年一年間で育てた苗は来春、山に植え込みする予定です。

うわっ、それは楽しみですねえ!
ご予定を教えてくださって、ありがとうございます。もう手慣れたお仕事ですし、きっと順調に芽吹いてくれますよ〜。
うちでは、先日脱ロウもしたので実生苗もする予定です。(→弟子の担当)
本間健司さんの今年の漆掻きも気になるところです。茨城は、いろんな意味で環境がよいのでうらやましいなあ…。

また、いろいろと教えてくださいませ。
これからもよろしくお願いいたします☆
Posted by 宮崎佐和子 at 2009年03月21日 23:44
実は私は漆の苗を作るのは今回が初めてです。
オヤジが以前作っていたのでボケない前に作り方を知っておく目的もあって手順を教わりながら始めてみました。
神長さんの薦めもあってやってみることにしました。 
今年から掻く漆の原木が少なくなってきているので、生産組合でももっと圃場を広げなくてはならなくなってきました。 
苗木は神長さんがほとんど一手に引き受けていたので苗木不足にもなっていました。
とにかくどのくらいの苗が育つか楽しみです。肥料も一杯入れないと元気な苗が育たないようなので頑張ってやってみます。

健司先生始め我々も今年の漆原木確保に躍起?になっています。  茨城も掻ける漆の原木不足状態で、いいところはすでに予約済みです。 買取値段も上げなければならない状況になってきました。 

Posted by おのせ at 2009年03月23日 20:53
おのせさん、こんばんは!
さっそくのお返事をありがとうございました。^^

えっ、おのせさんご自身は苗立ては初めてだったのですね。それならよけいに楽しみですね!
お父さまと神長さんがついてらっしゃることだし、問題なくたくさん苗が採れることとおもいます。

>今年から掻く漆の原木が少なくなってきているので、生産組合でももっと圃場を広げなくてはならなくなってきました。 
苗木は神長さんがほとんど一手に引き受けていたので苗木不足にもなっていました。
とにかくどのくらいの苗が育つか楽しみです。肥料も一杯入れないと元気な苗が育たないようなので頑張ってやってみます。

原木不足…
これは深刻な問題ですね。;;
需要と植栽してから木が掻けるようになるまで、長いタイムラグがあるので世情の如何にかかわらず、常に植えておく必要があります。
四国も木がぜんぜん足りません〜。(つo`)
でも、こちらはそういった文化が途絶えたといってもよいような生産組合もないところですので、土地を持っている理解者の方を口説いて?頑張って増やすか、自前の土地をたくさん用意するかなんですよね…。どうも、なかなか地道な活動になります。
でも、茨城はとても土もよいし(松本ベタ褒め)気候もよいしで順調に育つのではないのでしょうか。

>健司先生始め我々も今年の漆原木確保に躍起?になっています。  茨城も掻ける漆の原木不足状態で、いいところはすでに予約済みです。 買取値段も上げなければならない状況になってきました。

もうそんなシーズン…。
原木確保はカナメですね。出来高や作業性にうんとちがいが出てしまいます。いいところが埋まっているなんて、残念〜 やっぱり他の人がいいと思うところは決まるのも早いんですね。
少しでも条件のいい原木が、たくさん契約できるように、応援しています!

これからもよろしくお願いいたします☆

Posted by 宮崎佐和子 at 2009年03月23日 22:50
はじめまして、私は園芸が好きで毎日植物に囲まれ生活をしています。特に「ウルシ」が大好きで、山で山漆やヌルデやヤマハゼの種を採取し、個人的に育てて楽しんでますが、ウルシはなかなか野生では見つかりません。どこかにはあるのでしょうけど、「ウルシの販売サイトも無く」ウルシにかかわる詳しいサイトは当サイトのみだけであり、良く見させて頂いており楽しんでいます。一つ要望とし、ウルシ=かぶれるイメージはありますが、是非販売項目も作って頂けたら有り難いです。今すぐではありませんが、いつでも当サイトに繋げば「ウルシ」が買える安心が欲しいと思っています。今後是非販売サイトを設けて頂きたいです。お願いします。・・・この件に対し返事も聞きたいので返答して頂けたら嬉しいです。山梨県より
Posted by 小野雅詞 at 2009年10月22日 10:43
小野さん、はじめまして。
このたびはコメントを下さいまして、そして日記を読んでくださって、本当にありがとうございます。^^

植物がお好きなのですね!
私はウルシの木しかあまり知らないのですが… 人の世はうつろいやすくても、木々は巡りくる季節に応えてくれるので、とてもなごませてくれるものがあるなあと感じています。
そして、今の季節はまた味わい深い時期でもありますよね☆

>一つ要望とし、ウルシ=かぶれるイメージはありますが、是非販売項目も作って頂けたら有り難いです。

わっ、ありがとうございます。
なるほど… そんなふうに思ってみたことはなかったかもしれません。;;
でも、小野さんのおっしゃるように興味のある方、手に入れたいと方はときどきお問合せをいただくのであると思います。
すぐに、というわけにはいかないのですが、毎年発芽をさせているので、そんな形でも漆の普及につながれば…とも思います。

ご要望をありがとうございました。
また、ときどきごらんくださると嬉しく思います。
これからもよろしくお願い申し上げます。(_ _)
Posted by 宮崎佐和子 at 2009年10月22日 22:20
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