2009年03月23日

■漆室を作っています。

工房に弟子が来るようになって、もう10日になります。
ほぼ毎日通っていて、自分の作業環境つくりに励んでいます。今まで、松本と私以外の人間が工房で仕事をするような環境になっていないので、まず片づけしてスペース作りから始まり、作業机、椅子、道具置き場などができています。

そして、今日は「漆室」つくりをしていました。

バッド(下向き矢印)木工場に閉じこもって組み立て中です。
3/23漆室つくり1

「漆室」とは…。
漆は、塗ってそのまま放置していたのではなかなか乾きません。洗濯物や絵の具が「乾く」のとは、違うのですね。逆に、あたたかくて湿ったところでないと乾いてくれません。
そこで、条件に合った温度、湿度を保った状態の空間が欠かせません。その空間を人為的につくるのが「漆室」の役割です。
この「漆室」ですが、いろんな形や大きさの室があって、バラエティーに富んでいます。使い手の個性がよくあらわれる場所でもあるんですよ。^^

彼女の漆室は、卓上型の小さい物です。
装身具等の小物を中心に制作する予定なので、管理のしやすいミニ室になったらしいです。

3/23漆室つくり2
新しい温室度計も用意しています。


バッド(下向き矢印)で、今日いちおう形になりましたよ。
3/23漆室つくり3
新品の湿度計もセットしました。
おっ、なんだか仕事ができそうな感じです。

この室は、直接水を打たないで、濡れタオルを入れて湿度を入れる室です。金網が何段も入る仕組みになっていて、この1〜2段の網に濡れタオルを常時入れておくのです。湿度の強弱は湿度計を見ながらタオルの枚数を変えたりすることになるかと思います。

バッド(下向き矢印)弟子もうれしそうです。
3/23漆室つくり4
これで、作業机と椅子、道具入れなどを作ったのですが、やはり「漆室」ができるのは格別の嬉しさがあるようで…。すごく喜んでいました。
あとは、扉を付けなければ…。
でも、明日から松本が福岡に出張なので、戻ってくるまでおあずけになります。(残念ながら私に工作の指導はできないんです ;;)


バッド(下向き矢印)さて、今日のむぎ君です。すごく不機嫌でした…。
3/23むぎ
目がすわっています。ご機嫌ナナメもいいところ。

今日はずっとこんな感じで;; しかも、うり坊をいじめてばっかりでした。おなかがすいて気が立っているのかな?
最近はちょっと多めに食べさせているんですけど…。

3/23むぎ
ずっとふてくされて倒れておりました。

posted by 宮崎佐和子 at 22:17| Comment(4) | TrackBack(0) |   弟子の日記
この記事へのコメント
こんばんは。

小さいと言ってもたくさん入りそうな室ですね。

目的は作品であっても、道具作りも結構楽しい物ですね。
つい必要ないのに、目的の作品以上に手を掛ける事もありました(笑)。
Posted by GIL at 2009年03月24日 20:34
GIL さん、コメントを下さいまして、ありがとうございます。^^

>小さいと言ってもたくさん入りそうな室ですね。

あっ、こまごまとしたものなら、いっぱい入ると思います!
(お椀とか器になるとちょっとしか入りませんが…)
扉は、GILさん室みたいに、アクリル板で透明にするんだそうです。いいな〜

>目的は作品であっても、道具作りも結構楽しい物ですね。
つい必要ないのに、目的の作品以上に手を掛ける事もありました(笑)。

あ、わかります。
でもでも、こうした長く使う道具って、きちんと納得いくように作った方が、あとあと良かったと思うようになると考えてます。
オンリーワンの道具があると、あとの仕事も弾みがついたりします♪

これからもよろしくお願いいたします。
Posted by 宮崎佐和子 at 2009年03月24日 23:20
僕もちょうど実家に作業場を作って漆をやろうと思ってまして湿し風呂が欲しいなーどうしようかなー?
と思っていたところで、今回の記事は参考になりました(^^

でも室の温度管理はどうやるんですかね?
今までは作業場自体が温度管理されていた場所でやっていたので大丈夫でしたが、いざ自分でやってみようと思うとどうしようかと思うことがたくさん出て来ますね(^_^;)
Posted by おおもり at 2009年03月25日 00:07
おおもりさん、こんばんは!
今日はとっても冷えます;;; そちらも寒いのでしょうか。

>僕もちょうど実家に作業場を作って漆をやろうと思ってまして湿し風呂が欲しいなーどうしようかなー?
と思っていたところで、今回の記事は参考になりました(^^

わ、ありがとうございます!
小さいもの、もしくは薄いものをいっぱい入れるには便利な形状の室だとおもいます。^^

>でも室の温度管理はどうやるんですかね?
今までは作業場自体が温度管理されていた場所でやっていたので大丈夫でしたが、いざ自分でやってみようと思うとどうしようかと思うことがたくさん出て来ますね(^_^;)

温度管理は、大事ですよね。
あれ?乾かない、と思ったらほんの少し温度が足りないこともよくあったりします。;;
で、工房ではどうしているかというと、おおもりさんの以前の作業場のように工房の部屋自体をある程度温度管理しているんです。
なので、漆室には熱源は入っていないんですよね。じんわり温めた部屋の中で漆室も自然とある程度まで温まっている状態にしています。
その方が、室の中もむらになりにくくてやりやすいです。(特にうちはデリケートな塗りの仕事が多いですし…)だから、今日みたいな冷える日は、部屋の温度があまり落ちないようあわててアラジンストーブをつけたりしています。一度温度が急激に落ちてしまうと、冬場は回復に時間がかかるのですよ…。
でも、どなたでも常にそんな環境を保てるとは限らないですよね。;;
熱帯魚のヒーターとかひよこ電球とか、熱源はいろいろあるので、試されてみてはいかがでしょうか。

それにしても、ご自分の新しい作業場が出来るって楽しいですね! 
自分の城?ができるようで、なんだかワクワクします。^^



Posted by 宮崎佐和子 at 2009年03月25日 22:05
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