2009年04月24日

■工房の仕事の様子です。

漆の木や刃物の話題が続いたので、工房の仕事の様子などをちょっとご紹介しようと思います。
一気には進まない漆の仕事… ですが、ちゃんと手を重ねてじょじょに衣を身にまとい、少しずつ漆のものらしくなっていっていますよ。^^

バッド(下向き矢印)中塗り中のスプーン木地です。
スプーン木地
大きいスプーンたちの一群。
先日塗りあがって納品したスプーンたちは、小、中ばかりでしたが、この大きいスプーンたちは、長さが20センチ前後あります。
この中でミズメザクラの木地ものは、しっかり漆の厚みを付けたあと、金箔を貼るんですよ。

スプーン木地
なんだか妙な光景ですね。;;

お箸やスプーンを塗り重ねるのって、けっこう考えるものです。工房では、柄のお尻以外ぜんぶ一気に塗る方法をとっています。(これが一番きれいに仕上がるんです)
この仕事には、松本お手製のスプーン用「つく棒」が欠かせません。

バッド(下向き矢印)4月14日にきたパン皿木地は、木地固めの漆がだい落ち着いてきましたよ。
皿
皿
うん、しっかりしたいい木地です。ムード


さて、最近、自分の仕事(帯留の木地とか)を日記にボチボチ書くようになった弟子ですが…。

バッド(下向き矢印)一日の半分はこんなことをしています。^^ 
弟子
使った砥石のメンテをしているところです。

夢中になって最初は一日中かかりきりでしたが、あまりにも大変なので「一日の半分は刃物、半分は漆をする」と決めたらしいです。(木地や漆も進めていかなきゃね ;;)詳しくは弟子の日記を見てやってくださいね。

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posted by 宮崎佐和子 at 17:47| Comment(4) | TrackBack(0) |   漆のスプーン制作
この記事へのコメント
宮崎さま、松本さま、芝吹さん、先日は炭ありがとうございました。みんなで等分にわけました。貴重な炭ありがたくつかわせていただきます。
芝吹さん、また遊びに来てください。では。。
Posted by 漆研3年あべ at 2009年04月25日 19:38
あべさん、はじめまして!
コメントを下さいまして、ありがとうございます。^^ 
このブログをご存知だったのですね〜
現役の研究生からコメントをいただけるとは思わなかったので、うれしかったですよ。

>宮崎さま、松本さま、芝吹さん、先日は炭ありがとうございました。みんなで等分にわけました。貴重な炭ありがたくつかわせていただきます。
芝吹さん、また遊びに来てください。では。。

研ぎ炭、ちゃんと分配してくださって、ありがとうございます☆
漆芸研究所もお引越しほやほやで、何かと落ち着かないと思いますが、最後の1年、悔いのないように過ごして下さいね。
芝吹もがんばっておりますよ〜。

また、ときどき日記を見てくださいますとうれしく思います。
ではでは、よろしくお願い申し上げます。
Posted by 宮崎佐和子 at 2009年04月26日 12:38
研究所はばたばたです。。

昨年、徳島の漆かきさんが来てくださってから、実際に樹液がとれるところをみてうるしって不思議ーというかんじです。普段つかっているのは塗料のような感覚でやってますが、漆も生き物だなあと実感しました。それをわすれちゃいけませんね。
またときどき、日記など拝見させていただきます。勉強になります。では。。
Posted by 漆研3年あべ at 2009年04月27日 01:29
あべさん、こんばんは!
お返事をくださいまして、ありがとうございます。^^

やっぱり、まだ研究所はばたばたしているんですね。;; 創設以来の場所替えで、しばらくはお客様も多いだろうし、まだきっちり決まっていないこともたくさんありそうで、あべさんが在所中はまだ落ち着かないかもしれませんね。^^;

やっぱり、東さんの来所はけっこう黒船だったのかな? とてもうれしいことです。
日々、勉強で忙しいとついつい漆も「一材料」となってしまいますが…。
もともとの姿もここで見てくださるとうれしく思います☆
では、がんばってくださいね!
Posted by 宮崎佐和子 at 2009年04月27日 22:34
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