
さて、工房の作業は、帯留めに炭粉蒔きをしました。
炭粉蒔きは、漆を塗った上から炭の粉を蒔いて、付着させる方法です。






塗りの厚さぶんの炭粉がくっつきました。この炭粉を定着させるために、更に漆を吸わせて固めます。


炭粉を一回蒔くとかなり雰囲気が変わりました。
これから仕上げに向かっていくので、更に変わっていくと思います

ありがとうございました。
* * * * * * * *
宮崎です。
この「炭粉蒔き」は、工房立ち上げ初期によく使っていた技法です。最近、やり方を変えてまた復活しました。
下地ですが、味わいのあるテクスチャも期待できるので、なかなかお気に入りですが、こうした装身具に取り入れるのは初めてかも…。

また、弟子が「漆掻き日記」を書くと思いますので、詳細はそちらを見てくださると幸いです。

そして、道具の掻きカンナも、今日刃を研いで、柄を入れました。(ウルシ材です)柄が入ると、一気に生きた道具に変身するから不思議ですね。^^