ここ数日渇水の香川県に雨降りが続きました。香川県に住んでいると”恵みの雨

さて、工房の作業は、スプーンの粗彫りをしています。
大まかな形までは帯ノコを使用して切り出し、それから粗彫りします。


粗彫りができたら、そこからさらにもう一段階彫っていきます。
スプーンを彫るには鑿や小刀を使うのですが、まずこれらの道具を使えるように研げることが大事なので、そこから始めています。


彫刻刀の研ぎはだいぶ馴れましたが、刃物が変わると刃の当りや力の入れ具合などを一から探りながら研いでます。刃物は ”使って研ぐ”を繰り返すと今まで感じられなかったことを発見していくので、私の目標である ”使える研ぎ”が初めの頃よりどんどん遠ざかっていくというおもしろいことになってます。

ありがとうごさいました。
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宮崎です。
工房の漆スプーンがたいへん好評で、ご注文を多くいただいております。しかし、とても木地づくりが難しく、松本しか作れなかったのです。なのでつねに品薄のスプーン‥。
そこでごく最近になって、弟子にスプーンの木地づくりの技を、松本が伝授?することとなりました。

松本と違って力が弱いので、彫り専用の治具を作っての制作です。
さてさて、スプーンを本格的に教えることになったのは、彼女の「研ぎ」の腕がかなり向上したからです。短期間に、よくがんばったと思います。
切れ味のよい刃物が作れないと、こうした多彩な曲面で成り立つスプーンを木材を使って彫るのは厳しいのですね。
まだ、スプーンの木地づくりは松本が教え始めたばかりなのですが、そのうち自分で彫れるようになると思いますよ。

スプーン作りの作業は、楽しいところもありますが
私の場合、指にまめが出来たり
バランスよく削るのが難しく、悩む部分もたくさんあります。
作業しやすいように、治具を作ろうと思っていましたが
どんな治具があればいいのかも、今悩んでいるところです。
・・・まぁそんなところも、
スプーン作りの楽しさかも知れませんね^^;
いつも見てくださってありがとうございます。^^
手にまめ…
できるかもしれませんね ;;(夢中になっている時は気づかないもので ^^;)
でも、楽しいですよね♪
こんな精度を問われるような木地を作るときは、やっぱり治具があるのとないのとではぜんぜん作業性が違ってきます。
治具も、どんどん進化していったり… う〜ん、思えば同じものをずっと使うことって意外とないですね。
GILさんも、まあとりあえず作ってみて、それから改良を重ねていってみてはどうでしょうか。
私はスプーンなんてとても彫れないので、はやく弟子に作れるようになってほしいと思っています☆