6/16に1辺目(目立て)をした漆の木の7辺目を8/3にいれました。


6辺目から傷を入れたあとに、その傷へ更に切り込みを入れています。盛りに向けてどんどん漆を出すためです。まだ盛りの手前なので、今回は傷の中央3センチ程に切り込みを入れました。


松本さん曰く、「この漆はまだ盛りになっていない」そうです。私には違いがわからないのが、残念です


いつもありがとうございます。
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宮崎です。
今回の漆掻きを始める前、地下庫から掻いた漆の入った茶碗をみた弟子が「宮崎さん、これってもしかして漆が発酵しているんですか?」と持って来てたので、見ると本当に発酵が始まっていたので「そうだよ」と答えました。
自分の採った漆の大きな変化を見た弟子は、とてもうれしそうでした。
採取した漆は、おそらく樹皮などに自然に付着している菌などによって、貯蔵すると自然発酵をします。(ほんとワインの過程にソックリです)
この発酵過程は、たいへん大事なものと私達はとらえています。
なので、今回の漆も、実はと言うとほんとはもっとよい環境で発酵させたいな〜と思っていたんですが、場合が場合なので、そう都合良くはいかないですね。;;
さて、今回は漆掻き中の木にたくさんケムシを発見したので、このあと高枝切りバサミで、コロニーのある葉を回収していきました。


元気いっぱいのケムシ兄弟たちと、回収した葉っぱ。
雨が降る日が多くなって、こうした虫による食害も大きくなっています。ずっと手で虫を回収していましたが、追いつきません。薬で駆虫することも考えないといけないかもしれないなあ…。(と、毎年思いつつ出来ないんですけどね ;;)