2009年10月07日

■和うるし作品「三段重箱 しだれ桜」

国産漆の重箱
「しだれ桜」2009年8月制作
漆/岩手県産うるし 木地/アスナロ

六寸(約18センチ)サイズの三段重箱です。
木地を下地でつぶさず、溜めにしていたまましばらく置いていた重箱木地がありまして… なかなか手がつかなかったのですが、ある日ふとそれを眺めていると「きっと優しい桜が一番似合うだろう」と思い付きました。
そこで、少し繊細なしだれ桜を銀彩で描いたものです。


日本産漆の重箱

桜の柄の重箱このお重箱は、この夏に工房で天日精製した漆(2006年大森俊三さんの盛漆です)で上塗りしていまして…。これがちょっと面白い風合いの漆なので、それと相まってなかなか楽しい仕上がりとなっています。
『つや消し』の塗り肌なのですが、単につや消しというだけでなく、どことなく無骨でかつクールな、ニュアンスのある薄衣をまとって不思議な雰囲気をただよわせます。

しかもこの上塗り漆、少しグレー調の色合いを含んでいますので、それがさらに漆だけど漆のようではないような、釉薬に近いような硬質な印象をより感じさせるのではないか、とも思います。


重箱 和うるし工房あい

それにしても、桜っていいですね。^^
日本人に一番愛されているモチーフではないでしょうか…。私も大好きです。ムード

posted by 宮崎佐和子 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(1) | ■ 和うるしの作品
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