スプーンの木地づくりにやっとめどがついて、今は漆の仕事に取りかかっています。
※スプーン木地作りの様子。


最初の木地固めが終わり、研磨をしたところですね…。
(ここまでくるのに、けっこう大変でした

材は、トチやクリなど。スプーンの形も違うものが何種類か混じっています。


一本一本、ていねいに漆を塗り、十分いきわたらせてから余分な漆を拭き取ります。

いま、作業で使っているのは、2007年大森俊三さんの末辺漆。下地にはぐあいがよい漆で、最近よく使っているんですよ。


よい仕上がりになりますように…。
…ちょっと思うのですが…。
こうした漆の作業ってもしかして、女性のお化粧とかに似ているかもしれませんね。^^
お肌に化粧水を染み込ませ、乳液やクリームをつけて… きれいに洗顔したあとのすっぴんお肌(白木地)が、しっとりうるうるのお肌になりますように


余分な漆を拭き取ったあとは、
漆室でしっかりと乾かします。
スプーン木地の作業のときは、こうした網をよく利用します。かさばらないので、とっても便利なんです。
年末の催事に、多くのお客さまにお目にかけられますようにすすめています。木と漆の良さが十分に感じられるスプーン、ぜひ楽しみにして下さいね。