2007年02月14日

■槍鉋(やりがんな)が届きました。


きょう届いた、槍鉋の穂先です!
松本はずーっと前から骨董屋さんで探していたのですが、なかなか見つからず… でもついに入手できたので、もうホクホクです。^^;
2/14やりがんな1
槍鉋。刃物がよく分からない私でも、きれいだなあと思います。

2/14やりがんな2
穂の部分はこんなに長いのです…

槍鉋は古典的な大工道具。私も実際に見るのは初めてです。
現在は、木の表面に微妙な美しい表情をつけるのに最適な道具として、重宝されているよう。
その上に溜を塗ればとてもいい感じになるだろう…と松本はもうわくわくしています。この次は、チョンナを狙っているとか。う〜〜〜ん(>_<)

この槍鉋の穂先、友人の槍鉋使いの木工家のところに行って柄入れを教えてもらう予定です。
最近、刃物と砥石の話題が多くてすみません…でもこれも漆の仕事の大事な道具なのです。ほんとうに道具って、たくさんあっても足りることはないですね iモード


posted by 宮崎佐和子 at 23:11| Comment(16) | TrackBack(1) |   道具
この記事へのコメント
ちょ!!

このやり鉋ぱっと身でも相当の作ですぜ!!

あせった♪

すばらしいもの手に入れられましたね♪♪

地金がすばらしい&#9825;

うっとり(*´∀`*)
Posted by 黒柿 at 2007年02月15日 03:44
刃物全然わかりませんが、カッコイイですね、この槍鉋!
Posted by つゆくさ at 2007年02月15日 15:53
チョウナ・・・持っています。
必要なら、差し上げてもいいですよ。
Posted by 舁だんじり at 2007年02月15日 19:22
黒柿さん、ホントですか??('o')
松本が見つけて「買う〜」と言った時は、「え〜ほんとに使えるものなの?」とちょっと思ったりしましたが^^;
黒柿さんがそうおっしゃるなら、わるいものではないですね。
Posted by 宮崎佐和子 at 2007年02月15日 19:52
つゆくささん、コンバンハ^^
でも見ようによっては、けっこうコワイものですよね…
取り扱い要注意です。^^;
Posted by 宮崎佐和子 at 2007年02月15日 19:53
ええっ、舁だんじりさん
ホントにお持ちなんですか。
いいなあ〜〜 
愛媛に行く機会があるので、秘蔵の品、見せていただくのをお願いするかも知れません。
その時はよろしくお願いいたします。^_^
Posted by 宮崎佐和子 at 2007年02月15日 19:58
え〜っと、チョウナの刃は確か2丁あったように思います。最低でも1丁は確実にあります。
あのチョウナ独特の、コウモリ傘の柄みたいなJ型の柄が付いていますが、古いので柄は付け替えないとダメだと思いますよ。
明日、倉庫に行って探してみます。
ところで、あのJ型の柄にする木は何の木を使うんでしたっけ? = 忘れました
Posted by 舁だんじり at 2007年02月15日 21:05
舁だんじりさん、さっそく… 
いつもありがとうございます。(T.T)

>型の柄にする木

松本が神戸の竹中大工道具館で説明のビデオを観たらしいのですが、ど忘れしたと言っております。
また思い出させておきます。^^:
Posted by 宮崎佐和子 at 2007年02月16日 20:48
槍鉋の本当の使い方を意外と皆さん知らない様ですねなぜなら人の真似をしてるだけだからです蛤ちょうなの削り痕を限りなく台鉋に近く削れる事を知らないから出来ないのです
槍鉋はでこぼこにする道具ではありません
鉋です。。。
飛鳥よりも奈良平安鎌倉室町時代と
槍鉋の削り面が高度な技術と共に進化してきたようです
Posted by いにしえ番匠師 at 2009年09月20日 15:41
こんばんは。

もうとっくに解決されているかも知れませんが、
ちょうなの柄には、槐(えんじゅ)を曲げて使うそうですよ。

いやーしかし、槍鉋も美しいものですね。
刃物も道具ではありますが、
見ているだけで、いい物もありますね(笑)。

でも、美しくない刃物は使いにくい、
という話も聞いたことありますし
それも「用の美」ということにつながるのでしょうかね。
Posted by GIL at 2009年09月20日 20:01
いにしえ番匠師さん、はじめまして。
槍鉋の記事をみつけて、コメントを下さいまして、ありがとうございます。^^


>槍鉋はでこぼこにする道具ではありません
鉋です。。。

はい、槍鉋は古い道具で、たしかに本来は凸凹にする道具ではありませんが…。

私どもは漆作家で、槍鉋のその削りあとが美しいので、それの木地に漆をかけて、深みのある作品をつくるために、今回用意した道具です。
なので「本来の(古来当初の)目的に沿った使い方」をするためではないのですが、それは含みおいてくださいますと、幸いです。
それに現在では、違う道具が多々ありますので、やっぱり槍鉋の刃あとのゆらぎを強調したい仕事ばかりに使われるでしょうね。
その現在の流儀は、いにしえ番匠師さんのような堅気な方がごらんになって、ちょっと…とお感じになることも多いのかな?
でも、ちょっと大目にみてくださいね!


>飛鳥よりも奈良平安鎌倉室町時代と
槍鉋の削り面が高度な技術と共に進化してきたようです

勉強不足で申し訳ありません。;;
現在の、おそらく近年修復、復元された表から見える建築物の表情しか知りませんし見た数も少ないですので、槍鉋で削った木地に漆塗りの仕事を施したサンプルを今だみた事がありません。
お勧めの飛鳥から室町時代の削り面をぜひ教えてください、進化の過程を現在でも現存するサンプルから見れるとはうれしいです。
ぜひ、教えてくださいますと嬉しいです。(_ _)

今後とも、よろしくお願い申し上げます。
Posted by 宮崎佐和子 at 2009年09月21日 00:11
GILさん、こんばんは!
コメントを下さいまして、ありがとうございます。^^

>もうとっくに解決されているかも知れませんが、
ちょうなの柄には、槐(えんじゅ)を曲げて使うそうですよ。

わっ、ありがとうございます!
実はこの子はまだ柄入れができていません 汗
槐ですか… 手に入るかな ;;

さてさて、これは松本が土田刃物店さんで聞いた昔話なんですが、立ち木に型をあてがって生きたまま曲げクセをつけてから切って乾燥させた柄を作っている人がいたらしいです。
それを聞いた松本は「立ち木から探すんか〜」とうなだれて帰ってきたらしく?まだ柄はついていないらしいです。

>いやーしかし、槍鉋も美しいものですね。
刃物も道具ではありますが、
見ているだけで、いい物もありますね(笑)。

はい、刃物って私はよく分からないのですが(松本がマニアですが;;)この仕事をしていて、きれいだなーって思うようになりましたよ。
また、刃物の記事もアップしようかな…

うんと冷えてきましたね。
インフルエンザに気をつけてください、これからもよろしくお願いいたします☆
Posted by 宮崎佐和子 at 2009年09月21日 00:11
エンジュは外来種なので、昔からの道具にはどうかな…と思います。
カマツカなんかはどうですか。
Posted by KOH at 2009年09月26日 01:12
KOHさん、こんばんは!
コメントを下さいまして、ありがとうございます。^^
カマツカですか… 
う〜ん、皆さんいろいろご存知なんですねえ。('o') 勉強になるなあ。

そういえば松本が、以前「木工道具の柄」にとぐみの木をいただいていました!
  ↓
http://waurusi.sblo.jp/article/3390928.html

もうそろそろよく乾いているころなので、この中からよい曲がりぐあいのものを探そうか…と考え中です。

せっかくの道具も柄をいれないと始まりませんね ;;
また、完成したらお知らせしたいと思います!!

いろいろ教えてくださってありがとうございます☆
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by 宮崎佐和子 at 2009年09月27日 00:35
宮崎さん今日は
コメントのお返事有難うございました
アドバイスであり難癖ではありません
今度はちょうなの話を少しだけ
貴殿のちょうなは,たぶん平刃ちょうなと言う物でしょう悪くはないのですが、はまぐりちょうなと言うのをお勧めしますとても良いです
はまぐりの形に綺麗に並んで仕上がりますよ
漆に必ず良く合います     
Posted by いにしえ番匠師 at 2010年03月13日 12:49
いにしえ番匠師さん、おひさしぶりです。
またコメントを下さいまして、ありがとうございます。^^


また、お時間がありましたら、おすすめの飛鳥から室町時代の削り面をぜひ教えてください。
おまちしております。

今後とも、よろしくお願い申し上げます。
Posted by 宮崎 佐和子 at 2010年03月15日 23:50
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