「かぶれる木」ということで、一般の人からはあまり喜ばれない…という運命の漆の木。でも、たま〜に「漆の木を植えたい」という方から、相談を受けることがあります。
今日は、香川淡水魚研究会の方からそんなお話がありまして、漆を植える候補地を、松本と一緒に見に行きました!

場所は香川県の東部の山です。
会の方と地主さんと、その土地へ行きました。
せっかく漆の木を植えるには、適地の方が良いのです。やせた土地、水はけの悪い土地、日当たりの良すぎる土地…はせっかく植えてもうまく育たなかったり成長しなかったりするのです。…とこんなふうに、植えて十何年待った結果がこうでは、なんとも涙

なので、ただのシンボルとして植えるのではなくって、ちゃんと漆を採る目的にで植えるなら、土地選びはとても重要になります。
今回の土地はどうでしょうか…??

ここが候補地です! もと畑だったそうです。
地主さんがちゃんと管理しているので、周囲もとてもきれいでした。そして肝心の地質は?というと…。表土と掘り起こした松本がひとこと「ばっちりです!」とニッコリ。ほんと?うれしいなあ〜^▽^
会の人も「そうか!」と喜んでくれました。

さて、今回の土地確認のついでに香川淡水魚研究会の方が保護・研究している「ニッポンバラタナゴ」の保護池も案内して下さいました。
一見、小さなため池ですが、ここに絶滅が危惧されているニッポンバラタナゴが大事に育てられているんだそうです。

そのニッポンバラタナゴさんを、アミですくって見せて下さいました。
これは小さな若い固体で、おそらく今年生まれの子だとか。
(大きくなると菱形の独特の体型が強くなるそうです)
急にすくい出されて、ビックリしただろうなあ。
ひょんなことで、きょうは久しぶりに山やため池に行きました。
畑の土が良かったのもすごく嬉しいし、珍しいお魚を見ることもできたのも嬉しい。(イモリもいました!^^)
郷土の自然や生き物って、いいなあ。
この漆畑の候補地ですが、適地ということで、近々漆の木を植えることにさっそく話が決まってしまいました。また、詳しいことが決まったらぜひお知らせしようと思います!
深い碧の水の色が、とても懐かしく感じました^^
私もため池にこんなに接近したのは久しぶりです〜 あの網を使ってお魚をすくったりするのはすごーく懐かしい気分になりました。
漆の木が育ちにくい環境は、
そうですね〜
痩せ地、水はけが悪い(畑はOK、田んぼは×)日当りが良すぎる、乾いた土地、などです。
あと環境としては、近くに漆の木が植わると怒る人がいたらダメなんですよね…。(山が向いていると思われがちですが、山は不適地です。ベストは畑のあぜなのです)
でも淡水魚さんが漆の木・・・?さてどういう因果関係に?また今度教えてください。
「里山」つながりでこうなりました。^^
また、ご報告しますね。
先日は、遠いところをありがとうございました。
漆の木の適地ということで何よりです。
3/24(土)予定の公開植栽が上手くいくといいです。
サイトの宣伝ページも近々作りたいと思いますので、宜しくお願いします。
この度はありがとうございます。
地元の良さをいろんな方に知っていただきましょう。
よろしくお願いいたします。