2009年12月24日

■和うるし作品「桜紋の水指」

12_24_MIZUSASI.jpg
桜紋の水指 
漆/岩手県産うるし 
木地/本体・ギンナン 蓋・ヒノキ


外側の面を桜紋を銀彩で描いた、漆の水指です。
写真には写っていませんが、内側にも桜(花びら)を描いています。本体の木地がギンナン材で、ちょっと変わっているかも知れませんね。
こうした柔らかいフォルムは、大好きです。
中に清水をたたえて、しっとりとしたお茶席ではどんなふうに映えるのでしょうか。

今は数が少ないですが、こうしたお茶道具も少しずつ増やしていきたいなと思っています。

posted by 宮崎佐和子 at 23:49| Comment(8) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品
この記事へのコメント
漆は日本の代表的な名産品ですよね。
漆のある食器の並ぶ食卓に、憧れます。

でも、その漆の生産地が岩手県だとは、皮肉です。

と、申しますのは、今、岩手県不買運動に参加しているからです。

日本の伝統や文化を蔑にする小沢一郎を国政の場に送り出した責任を、岩手の人に感じてもらうことというのが、不買の趣旨ですが、日本の伝統工芸を守るために陰で地道に努力を積み重ねている方が、岩手にも、いらっしゃるということですね。

民主党は、事業仕訳で、日本の伝統の継承に大切な「伝統文化子ども教室」や日本の将来の基礎を築くのに不可欠な「科学技術」の予算を、「不要」と言い放ちました。

そして、民主党が一番力を入れているのは、「外国人地方参政権を付与する」という、日本人には、全くメリットのない法案。下手をしたら、地方の政治が外国人に乗っ取られる危険もあります。

民主党がこのような売国政策を止めて、日本人が岩手県に関連する物産でも、不快感を持たずに、楽しめる日が来ることを切望します。
Posted by japan at 2010年01月11日 21:39
japan さん、はじめまして!
コメントを下さいまして、ありがとうございます。^^
漆のものに関心を持って下さいまして、とてもうれしく思います。

こうした工芸品をはじめとした文化的な事業は、不安定な世の中ではたいへん脆弱なものです。経費に見合う「成果」というのは特に数値化しにくい分野ではないかと思いますので… 
『仕分け』においては、大変立場が弱いのではないかと危惧していることは確かです。;;

たいへん恐縮ですが、japanさんのおっしゃるような不買運動も、一部ではおこっているのでしょうか。
反発のお気持ちもお察しできる部分もあるのですが…。

>でも、その漆の生産地が岩手県だとは、皮肉です。

こと国産漆に関しましてのお話となりますが、私のような者でも、分かる範囲だけお返事させてもよろしいでしょうか…^^
確かに国産漆は岩手県産が主流となっておりますが、残念ながら現在の漆工芸品には国産漆はほとんどと言ってよいほど使われておらず(大半が化学塗料等、一部が中国産漆)、最初から日本人から「不買」を突き付けられているようなものでして… 悲;;
言い過ぎを承知で言ってしまうなら、不買運動が起こるくらい?一般に認知してほしいなあ〜というのが、国産漆にかかわる人にとっては正直なところだったりするのが実情です。

細かいところにつっこんですみません。
政治的なことは、詳しくないのですが… 
私も日本の真の財産と言えるものが、ちゃんと後世に伝えられる社会であってほしいと切に願っています!!

これからもどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
Posted by 宮崎 佐和子 at 2010年01月13日 20:51
丁寧なお返事を下さり、どうも有難うございます。コメントを書きっ放しにし、そのままにしておいて申し訳ありません。

日本の工芸品の代表に数えられる漆の原料が、化学塗料や中国産に頼る状況とは想像もしませんでした。

不買運動というのは、昨年、小沢幹事長が中国・韓国を訪問した時の発言や天皇陛下の政治利用が問題になった後、インターネットで提唱されました。小沢氏が「私は国民に選ばれた代表だから」と、自分のやったことを全て肯定していたため、「私たちは、貴方など選んでいません」ということから、選挙区の方たちに、こういう恥ずかしい人物を国政の場に送り出した責任を感じてもらいましょうという趣旨で始まったものです。実際に岩手県の物産を不買するというよりも、岩手県関係の観光協会などの団体に、不買運動する理由を書いて、メールするといったことが中心だと思います。(実は私は今、アメリカ在住なので、不買したくてもできない状態です。)

一応、不買品のリストとして、岩手県の有名企業の製品名や名産品の名前が挙がっていましたが、「漆」製品は入っていなかったはずです。そう意味では、確かに一般人の認知度が低いということになるのかもしれません。

日本にいた時は、気づきませんでしたが、日本というのは、日常生活に、美しいものがあふれている国だなあと思います。お正月、こちらで豚肉とキャベツの酢漬けの料理をいただきましたが、その間、漆器に入った御節やお屠蘇を懐かしく思い出しました。
Posted by japan at 2010年02月10日 08:46
japan さん、こんばんは。
お返事をくださいまして、ありがとうございます!
正直、最初にコメントをいただいた時は、その内容にいくらか戸惑いまして…;; (こうした趣旨のコメントをいただくことが滅多にないので)
また、ネット上の顔の見えない方になので、少し悩んで、よく考えてお返事を書かせていただいていました。
また、japanさんから、さらにお返事をいただいたことで、japanさんが遠い土地から、日本を愛してらっしゃるお気持ちが伝わってくるような気がしました。

政治と工芸は昔から密接な関係があります。
私もいろいろ思うところはあるのですが…、この日記ではその方面の個人的な意見は、なるべく述べないようにしております。(申しわけありません…)
岩手県は現在こそ「郷愁に満ちた土地」というノスタルジックなイメージですが、ほんの数十年前までは貧しい方が多く、凶作に悩み泣く泣く親が子を売るようなそんな時代がつい近年までありました。
そういった背景も、政治的なつながりとよりつよく作用しているのかな… と思ったりもしています。


>日本にいた時は、気づきませんでしたが、日本というのは、日常生活に、美しいものがあふれている国だなあと思います。


本当に、きっとそうなのでしょう!
私は日本から離れて暮らしたことがありませんが、離れて遠くから眺めてこそ、分かるものはいっぱいあることでしょう。
日本人でありながら、それに気づかない人の多いこと… きっと大事なものを失っても分からない方もたくさんいることでしょう。
ちょっと悲しくなる事もあります。

このたびは「漆」がご縁で、いろいろお話をさせていただきましてありがとうございました。
また、ときどき日記をのぞいてくださるとうれしく思います。
Posted by 宮崎 佐和子 at 2010年02月11日 22:21
また、お邪魔します。最初に投稿した時、
たおやかな香りのするブログに似つかわしくないコメントだと
自覚しながら、日本の状況に不安と怒りを感じてついつい
投稿してしまいました。
掲載されなくても仕方ないと思っていましたのに、きちんと
返信までしてくださって、本当にどうも有難うございます。

日本のトップの誠意なき「トラストミー」発言に、
信用を大事にする日本人は一体どうなってしまったのかと
心配しましたが、日本には、宮崎様を始め、守るべき
ものを守る、律義で誠実な方がいらっしゃるのだと再確認し、
少し安心いたしました。

業務仕訳の第2弾が予定されているそうですが、
日本の伝統や工芸が蔑にされることがないように
祈っております。

日本を代表する工芸「japan(漆)」が、将来の日本の
家庭にも伝わりますように。




Posted by japan at 2010年03月23日 01:58
japan さん、こんばんは。
また、お返事をいただきましてうれしく思います。^^


>日本の状況に不安と怒りを感じて


たしかに政権は変わりましたが、日本はこれからどうなってしまうのでしょう?
皆さん漠然とした不安を持ってらっしゃると思います。
ただ、それはほんとうに漠然としたもので、具体的な考えや見解を持ち、日本の弱点を正しく理解している方は、私もふくめ少ないような気もします。
japanさんのように、外から日本を見たらありありとそれが見えて、私たち以上に歯がゆい思いでしょうね…。

伝統や文化は、「それがあってこそ」の日本であり、日本人であり…と思っていますので、事業に不要な部分がまったくないとは言えませんが、衰退しているのは間違いない貴重な財産ですので、できるだけ大事にしてほしいと願っています。
Posted by 宮崎 佐和子 at 2010年03月24日 16:22
お久しぶりです。またお邪魔いたします。

>japanさんのように、外から日本を見たらありありとそれが見えて、私たち以上に歯がゆい思いでしょうね

私は海外にいるので、日本の情報を得ようとすると、どうしてもネットが中心になります。そうすると、日本のマスコミが意図的に報道していないニュースに自然と目が行きます。

今、一番気になるのは、宮崎県で発生した「口蹄疫」の問題です。これは下手をすると、日本の畜産業が崩壊しかねないくらいの問題ですが、報道規制が敷かれているらしく、民主党の対応のお粗末さも、今のところ、あまり批判されていないようです。現地の畜農家の方たちや憔悴しきった東国原知事を見ると、胸が痛くなります。

海外在住者の間では、青山繁晴さんが出演されている関西の番組が評判で、私もYouTubeにアップされるのを毎回、楽しみにしています。

アンカー 口蹄疫
http://www.youtube.com/watch?v=GiETfQZ0_zE
アンカー ニュースDEズバリ_1
http://www.youtube.com/watch?v=W2zTquqThP4
アンカー ニュースDEズバリ_2
http://www.youtube.com/watch?v=zcyVFLljXLk
アンカー ニュースDEズバリ_3
http://www.youtube.com/watch?v=CVWRNA0yd14

口蹄疫の件、読売新聞に問い合わせしてみました。
http://blogs.yahoo.co.jp/sort5694/25652293.html
Posted by japan at 2010年05月12日 21:48
japanさん、こんばんは!
ちょっとだけお久しぶりですね。^^

わずか一ヶ月くらいですが、あれから日本にもいろんなことがありました。


>今、一番気になるのは、宮崎県で発生した「口蹄疫」の問題です。


正確な日は忘れてしまいましたが…;;
私がニュース報道で目にした時には(添付の動画の『アンカー 口蹄疫』の1、2日前くらいだと思います)
発生から1ヶ月経過だそうで、もう、かなり被害が広がっていた状態なので、驚きました。

海外でお住まいの方は、日本の動向に、たいへん敏感でらっしゃるのですね。
日本に住んでいる私たちにはそういった視点は欠けていますので、参考になります。


報道規制はあったのかは、分かりかねる世界なのですが…
少なくともニュース報道には放送時間、新聞にはページ数が固定されて、取り上げるニュース数には制限があります。
なので、優先順位がつくのは当然なのですが…。
(なので、有名な女優さんの離婚騒動の経過を何度も何度も報道するより、率先して知らせてほしかったな、と正直思いました)


添付していただいた、動画は見せていただきました。
青山繁晴さんが、海外在住の方に人気があるのですね〜。^^
大阪の番組は、かなり切り込んだ内容のものが多いみたいですね、出演される方も東京の番組よりも本音を口にされやすいような気がします。

私たちの乗っている「日本号」は、どう進んで行くのでしょうね。
大地は、そんなことは知らず変わらず、四季を繰り返し、続いていきますが…


コメントを下さいまして、ありがとうございました。
Posted by 宮崎 佐和子 at 2010年05月14日 20:41
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