2010年01月26日

■私の使っている国産漆のお椀です。

工房で作っている国産漆のお椀たち…。
時には「いい出来だけど、お客さまに出すにはちょっと」というものが検品でときどき出てきます。
そんな、検品にひっかかったものが、まれに自宅用として仕事場から降りて来るという、ラッキー?なことがたま〜にあります。

バッド(下向き矢印)この子もそのひとつ…。
使用中の桜椀

IMG_2831.jpg以前、入れ子十八椀を全部桜柄を銀彩で描いたことあります。(写真のような十八のお椀) この子はその時の十番目、真ん中くらいのお椀でした。十八兄弟、みんなとてもいい仕上がりだったのですが、この十番目の子だけ、木地からくる瑕疵を検品で見つけ、ステージ退場となってしまいました。あせあせ(飛び散る汗)
…で、自宅に降りてくることとなったのです。



それ以来、私が主に使っています。
内側にはサクラの花が一輪…。
使用中の桜椀

工房の椀の中ではややシャープな薄挽きの木地、材はミズメザクラ。上塗りは国産漆(浄法寺漆・大森俊三さんの2004年の盛漆)です。
夏に採った漆らしい、品のある半つや消し。しかも洗うと水のはじきも良くけっこう愛用しているんですよ。ムード


愛用?しすぎてか… 最近、つや消しの肌の一部に、手摺れによるツヤが少しでてきました。(クリックで写真が拡大します)
使用中の桜椀使用中の桜椀
左/つや消しの部分 右/つやの出てきた部分


…漆のうつわは、ていねいに使っていると自然と景色が増してくるので、それもおつき合いする楽しみのひとつですね。


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posted by 宮崎佐和子 at 23:46| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品
この記事へのコメント
こんばんは。

やはり時間を掛けて、
使い込んで出てくる味(?)って
いいですよね^^;

将棋の駒も、じっくり使い込んでいくと
だんだんあめ色になって
何とも言えないつやが出てくるそうで
「使う」のも、とても大切なことなのですね。
Posted by GIL at 2010年01月27日 22:27
GILさん、こんばんは!!
いつもコメントを下さいまして、ありがとうございます。^^ (ほんとに漆や手作りのを愛してらっしゃるのですね)

このお椀は、いつも日常使いしているので、この変化につい最近まで気がつかず… ふと見ると『あれれ?』という感じでした。;;


>将棋の駒も、じっくり使い込んでいくと
だんだんあめ色になって
何とも言えないつやが出てくるそうで
「使う」のも、とても大切なことなのですね。

私はあんまり詳しくないんですが…
将棋の駒は黄楊のように緻密な材を使いますので、使い込むとしっとりとした感じになるのでしょうね。

文豪の書斎や芸術家のアトリエや使っていた道具を見るのも好きなのですが、道具や仕事場に共に歩んだ人生の一部や、歴史が刻まれいるのを感じると、その人と時代を越えて時間を共有しているような、不思議な気持ちになります。

希有な漆をいただいていますので、一緒に人生を歩んでいただけるようなものになるよう、がんばっていきたいなと、GILさんの言葉をとおしてあらためて思いました。

これからも、よろしくお願い申し上げます☆
Posted by 宮崎 佐和子 at 2010年01月28日 23:37
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