
そんな中ですが、今日、高松市の松本の実家に行ってきました。
亡くなった松本の父の仕事を見に行くためです。
今日、見てきたのは座卓の絵付けです。
なぜ、そう思い立ったのかというと…。
いま依頼されて手がけている仕事の方向の位置づけになると思い、松本の仕事の原点である、父親の仕事を再確認したかったのです。
久しぶりに入った松本の実家の仕事場は、主人を失って灯が消えておりましたが… 義母にも手伝ってもらって、やっと一枚の座卓の天板を探し当て、明るいところに出してきましたよ。


朱描きの桜。
絵付けは、義父の仕事仲間の職人さんがしてくれたもの。絵付け以外の仕事は、義父が手がけました。
この絵付け、さりげないようですが、各所にその職人さんの師匠から受け継いだテクニックがちりばめられていて、惹き付けられるものがあるんです…。
松本は、こんな仕事も身近に見て育ったんですね。
ほか、義父のした仕事は、実家の工房の奥にたくさん仕舞い込まれているみたいです。
また、時間のある時にゆっくり探してみなければ。
さて…
お昼ごはんに、松本の実家近くの「花ぼんぼり」さんに行ってきました。


ランチの松花堂弁当。
ささやかですが、忙しい中の気晴らしになりましたよ。

* * * * * * * *
そして…。
三月といえば、人生の転機のシーズンですね。
きっといつも日記をごらんいただいている方の中にも、ちょうど今、お引越しされたりお仕事が変わったりされて、お忙しくされている方もいらっしゃることと思います。
実は、いつも工房を応援して下さっている皆さまに、少し申しわけないお知らせがあります。(…と言いますと、なんだろう?っていう感じですが;;)
詳しくは、また、場を改めてお知らせさせていただきますね。
どうぞよろしくお願いいたします。
自然の中の 草花
それらしくは描けるようで
「なぜ こんなに立体的に浮き出してくるのか」
と、
ふとふと見とれてしまいました。
奥が深い・・・
写真でこれだけなのであれば現物は…
絵付けなのに立体感があり
この座卓に座る方はどんなに幸せな方なんでしょう?
コメントを下さいまして、ありがとうございます。^^
>「なぜ こんなに立体的に浮き出してくるのか」
蒔絵などとは異なって、かなり素朴な漆絵になるのですが…
絵が立体的に見えるよう、さりげない、漆の特性をよく心得た職人さんらしいテクニックを上手に使っているんです。
職人さんなので、名前はありませんが、たいへん参考になります。(この方も、かなり前に亡くなられましたが…)
でるでるさんのように、ふとみとれて下さる方がいらっしゃるのはうれしいことです♪
これからも、よろしくお願い申し上げます。
義父と義父の仲間の仕事に、コメントを下さいまして、うれしく思います。^^
座卓なのですが、天板だけで重ねて保存してあるものの一つなんです。
しっかり梱包してありましたが、作ってから10年は経っていますので… ;; 裏面などは少し傷んでいました。
立体感があるのは、絵の上に、漆を何度もかけてうまく濃淡を出しているからなんですよ〜。
ほんとにふところの深い職人さんたちで、いらっしゃらないのが惜しく思われます。
へなうさぎさんのお父さまは、宝石鑑定士さんなのですね。
ほんとにすてきな方なのだろうな、と思います。
私たちも、宝物は身近にもある、と思ってがんばろうと思います☆
いつも見てくださいまして、ありがとうございます。^^
>見事な漆絵ですね、その元となる座卓がまた良く出来ています、撮影者が写っていますね 深みのある艶が出ています。素晴らしい物を見せていただきました。
はい、天板の鏡面に映っているのは私です。^^;
仕上げに国産漆をたっぷりと使い…(このへんも、松本は父親仕込みなんです)
なので、今は深いけどいい色合いになっている漆絵ですが、完成した当時はかなり色が濃くて、絵が見えにくかったことと思います。;;
「キー」さんにご感想をいただけまして、とてもうれしく思いました。
これからもよろしくお願いいたします☆