2010年03月29日

■工房での1年を振り返って。(作業編)

こんにちは、弟子の芝吹です。
しばらくごぶさたしておりまして、すみません。
11_6_sibabuki_.jpg


残念ながらこの3月いっぱいで、お別れすることとなったわけなので、工房に来てからこの一年を振り返って、皆さまにお見せしようと思います。
どうぞ、よろしくお付合いくださると幸いです。


バッド(下向き矢印) まずは、作業環境つくりからでした。

3/17机つくり1
作業机つくり。


バッド(下向き矢印) 漆室も作りました。
3/23漆室つくり1
3/23漆室つくり3
3/23漆室つくり4

それまで机や椅子を作ったことも、電動工具もろくに使えなかったのですが、なんとか作業机、椅子、漆室を作りました。
教えていただけたおかげです(しみじみ)
その後はこのような作業はないですが、今なら一人でホームセンターに行き辿々しくでもサイズの注文からできそうです。


バッド(下向き矢印)次は漆の種まきです。

脱漏から始まり芽が出で育ち、2年目を迎えそうですぴかぴか(新しい)

種を棒で突く

kuroihyou.jpg

P1050310.jpg


浄法寺ベースと阿波ベースのうち浄法寺ベースしか芽が出ませんでしたが、その原因の1つが秋の実のなったあとに分かったりと1年を通して植物の流れを知るというのはすごく重要だなと思いました。
この失敗した阿波ベースの実をつけた木は、漆を掻いて切り倒したのでもう切り株になっています。
この種から育った漆の木もこれから漆を掻けるまでの流れやその後の2代目更新木など長いスパンで見ていくことがさらに必要なんだなとも実感しました。


バッド(下向き矢印)道具を作りはじめました。

2裏出し完了.jpg
7貼付け.jpg
P1080475.jpg

手に持つ.jpg

刃物研ぎ、へら作り、はけつくり、つく棒などの作業補助具を用意したりしました。
刃物研ぎは奥が深く、今も下手なままですが、唯一研げてないことを少し感じられるようになりましたあせあせ(飛び散る汗)


バッド(下向き矢印)その後は木彫の帯留め作りに入りました。

1.輪郭線で切り取り
3、彫り上がり
2水乾き後.jpg
P1060551.jpg
P1060533.jpg

弟子

ご紹介していない物も結構あるのですが、、、木地彫りから漆の作業を通して出来上がっていっています。
帯留め以外のアクセサリー類も作ったりしました。


こうして改めて見ると、本当にいろいろ学ばせていただいたなと思います。最後までここでがんばることができなくて、本当に申しわけないです。もうやだ〜(悲しい顔)

次回は、お世話になった「漆の会」に関することなどを振り返りたいと思います。
長々とお付合いいただき、ありがとうございました。

※弟子の日記

* * * * * * * *

宮崎です。
出会いがあれば別れもある…と、どなたがおっしゃっていましたが、人と人との縁は、本当に不思議なものだなと思います。

芝吹がこの工房に来てからのこの1年、本当に早かったなあ…。精一杯がんばってくれたと思います。
たいへん残念なのですが、途中で終えることになりますので和うるし工房あいの仕事を将来何かをする、ということはできない立場になりました。

でも、漆芸研究所時代にしっかりと、香川県の三技法・蒟醤・存清・彫漆の勉強をちゃんとしていますので、また違う場面でがんばってくれるといいなあ、と願っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。


いつもありがとうございます→  
人気blogランキング
ブログ村美術ランキング

posted by 宮崎佐和子 at 22:20| Comment(4) | TrackBack(0) |   弟子の日記
この記事へのコメント
芝吹様:
いい勉強できたことはすばらしい財産ですね。
師匠方にとってもよい経験であったことでしょう。
これからも様々なことがあると思いますが、貴重な体験は自らの支えになってくれると思います。それは、物造り以外の場面になっても同じだとおもいます。
がんばってください。

BY通りすがりの先輩より
Posted by KEIRAKU at 2010年03月30日 00:56
芝吹さん

え〜っ! もう巣立つんですか?
これからも精進して、せいぜい技を盗んでくださいね。

最後にいらんことを一言・・・鉋の刃、耳の取り方は私の取り方と逆(意味わかる?)ですね。
Posted by 舁だんじり at 2010年03月31日 19:02
KEIRAKUさん、こんばんは!
おひさしぶりです… 通りすがりの先輩として、初コメントを下さいましてありがとうございます☆
あたたかい言葉をいただいて、芝吹も喜んでいると思います。

KEIRAKUさんは、今まで大勢の方を指導された経験がたいへん豊富ですから、いろんな方の人生をごらんになってらっしゃいますものね…!
私も、今まで多くの方が漆の道に挑戦されて、でも続かなくて… という姿を見聞きしていましたので、「好きで始めたことなのに、どうしてやめてしまうのだろう」と、正直、不思議に思っていたりしました。
でも、実際に自分が現場の立ち場にあたり、だんだん状況が変わってくる様子を間近で見、そして弟子の悩みを聞いたりする経験をして、当初の希望どおりにものごとが進まないことがあるんだなあ、とリアルに知ることとなりました。

漆の世界も、かなり大変ですが…。
それでもなんとか続けていける、ということは、実は本当に幸せなことなんだな、とつくづく感じましたよ。

もしかしたら、いつかどこかの場でKEIRAKUさんと、ひょっこり会うこともあるかもしれませんね。
ふつつかもの元弟子ですが、その時はなにとぞよろしくお願い申し上げます。^^
Posted by 宮崎佐和子 at 2010年04月01日 20:06
舁だんじりさん、こんばんは!
コメントをくださいまして、ありがとうございます。
そうなんです。
この春から、人生の方向転換をすることとなりました。
舁だんじりさんのような、博識の成熟した男性に、世の中の物事をいろいろ教えていただきたかったのですが…。
(以前、おじゃました時はほんとうにお世話になりました)


>最後にいらんことを一言・・・鉋の刃、耳の取り方は私の取り方と逆(意味わかる?)ですね。


…わ、そこにきましたか〜。笑
芝吹は、今なお、十分に刃物の裏出しが出来ません。
耳はすぐ使いのままで、裏を少し研いだだけの状態の記録写真なんです。;;
作業の経過のものなので、「これが裏出しの見本だ」という写真ではないです。
まあ、そのへんは、見のがしてやってくださいね。^^;

いつもありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします☆

Posted by 宮崎佐和子 at 2010年04月01日 21:07
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/36413221

この記事へのトラックバック
Powered by さくらのブログ
y
<!-- [FC2 Analyzer] -->