オリジナルの漆のレンゲなんですよ。


材はミズメザクラです。
下地は炭粉下地、朱漆を三色をたたいて塗り重ねて研ぎだし、上塗りをかけて朱溜に仕上げています。(上塗り漆は、2004年産・大森俊三さんの盛辺精製漆)


お粥やスープなどといった、固体と液体が一体化したお料理をすくうことが多いレンゲ…。
合わせるうつわは、径が大きく深めのものが多いので、それに合せて全体の形を考慮して形作っています。
最後の一滴、米粒一つまで、きれいに気持ちよくすくえるよう、先端を薄く容器の内側に沿うように形を削り出しました。

手に持つと、こんな感じです…。

細身の方のレンゲ、角度を変えて撮りました。

…漆のスプーンもそうですが、レンゲもなかなかぴたりとくるものがないそうで…
お探しの方が意外と多いように感じます。
お声かけいただければ(かな〜りお時間いただいてしまいますが ;; )お好みの形にお作りいたしますので、どうぞお気軽にお申し付け下さいませ。^^
そして今、いろいろオーダーがたまっていて、お待ちいただいていますお客さま、たいへん申しわけありません。
少しお時間いただきますが、順次進めておりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。(_ _)


余談ですが、ウィキペディア(Wikipedia)の「ウルシノキ」の項目の資料写真のウルシの木が、ぜんぜん漆に見えないので、いつもすごーく気になっている私です。

今は、甥っ子用を優先して後回しになっていましたが
実は私もレンゲ(大・小)の設計・試作中でした^^;
図面作っているときには、
基本的な構造は変わらないはず、とは思うのですが
形が出来てきたりすると
ほんとスプーンって、ちょっとした違いで
全然変わってくるものだな、と感じます。
その辺が、スプーンの奥深さなのかも知れませんね^^;
わ〜、GILさんもレンゲを試作されてらっしゃるんですね。
(やっぱり、カトラリー好きとしては挑みたいですよね〜)
>図面作っているときには、
基本的な構造は変わらないはず、とは思うのですが
形が出来てきたりすると
ほんとスプーンって、ちょっとした違いで
全然変わってくるものだな、と感じます。
そうなんです〜〜;;
立体になるとイメージが違ってきたり、また形を優先して使いごこちに影響したり… となかなか難しいな、と思います。
(あ、私は作れないので、そばで見ているだけなんですが ^^;)
いろんな楽しみ方があるんだなあと思います。
…そして、使ってくださる方が喜んでくれたら、それに勝る嬉しさはないですよね☆
いつも、スプーンの話にお付き合いしてくださって、ありがとうございます。
また、よろしくお願いしますね ♪