2007年04月15日

■和うるし作品「MIKE」

4/15三毛椀1
「MIKE」2002年制作
Kazuaki Matsumoto
漆/岩手県産うるし 木地/トチ


名前の由来は、読み名のとおり三毛猫の「三毛」からです。笑
溜めに黒まだらの塗り地に、ベンガラ黄色の象眼をほどこした椀です。 

4/15三毛椀2

松本いわく「おもしろい模様の椀が作りたかった」とのこと。
当時、私はあまりこの柄が好きでなくて「なんだこれ?」くらいにしか思ってなくてあまり気に止めてませんでしたが、お客さまには割と好評ですぐなくなりました。
今見れば、松本らしいけっこう楽しいお椀なのですが。

たぶん、もう作ってくれないと思います。あせあせ(飛び散る汗)(しまった)

posted by 宮崎佐和子 at 22:40| Comment(2) | TrackBack(0) | ■ 和うるしの作品
この記事へのコメント
うん、なるほど・・・確かに雰囲気が「松本流」ですね。
溜め塗りを引っ掻いて下地を見せているのは理解できるのですが、「象嵌」がよくわかりません。もう少し解説してもらえませんか?
Posted by 舁だんじり at 2007年04月16日 17:36
舁だんじりさん

下地は初の生うるしの塗り下地です。
生うるしの塗りこみの上に、秋の生うるしを指でまだらに描いて乾かし、その上にカーボン入り秋の生うるしを塗こみます。そしてやすりで引っ掻いて筋模様を付け、付いた溝にベンガラ黄色の秋の生うるしを埋めて乾かし、全体を研ぐと、生うるしの斑の段差があるので、三色の斑が入り乱れたまだらになります。
(使用した漆はすべて浄法寺町で松本が漆掻きしたもの)/松本談
Posted by 宮崎佐和子 at 2007年04月17日 16:52
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