2007年04月18日

■漆の木って意外とかぶれにくい?

季節柄か“うるしかぶれ”についての検索で、この「和うるし日記」をごらんになる方がすごーく多いみたいです。
でも、たいていはハゼやヌルデといった繁殖力の強い、自生するウルシ科の植物にかぶれる方がほとんどで、実際の“ウルシノキ”に一般の方が普通の生活をしてかぶれる、ということはそうそうないと思います。

工芸高校の漆の木
高松工芸高校の漆の木。
(2006年11月12日撮影)


さて、香川県立高松工芸高校の敷地内には、かなりの樹齢の漆の木があります。上の写真でも分かるように、校舎と自転車置き場の間に植わっているのですね。
時期がくるとここには漆の種がいっぱい落ちるし、晩秋には落葉します。(ちょっと目立たない所なので、時には仲の良い青春カップルがたたずんでいたり ハートたち(複数ハート)
でも、意外と生徒さんがかぶれたって話は聞かないんですよね。
生活圏にあっても、必要以上に近付いたり接触(葉っぱをむしったり等)しなければ意外と平気なのかもしれません。
山で仕事をされている方とかと話をしても「ハゼはすぐかぶれるからねえ」ということを聞くので、木に近付くだけでのかぶれやすさは、漆の木よりハゼ・ヌルデの方が断然強いと思います。


さて、ハゼやヌルデよりかはかぶれにくい…と思われる漆の木ですが、ウルシ科の植物によるかぶれを総称して“漆かぶれ”というのは、私は立場的にはやっぱり抵抗があります。樹液を採る漆の木は人が育てている木で、無くなりそうな木なのですから。ウルシノキではなくハゼやヌルデでかぶれた場合は“ハゼヌルデかぶれ”とでも言って区別してほしいような…。

でも、野山でかぶれて大変な思いをされた方には、どっちでも同じようなものなのでしょうね。(^_^:)

posted by 宮崎佐和子 at 19:15| Comment(4) | TrackBack(0) |   漆かぶれについて
この記事へのコメント
近くに行くとほんのり漆の香りがしたりするんですか?
Posted by 黒柿 at 2007年04月19日 05:48
残念ながら…

かほりは全然しません〜〜(^_^)
(でもお花が咲くと、いい香りがします☆)
Posted by 宮崎佐和子 at 2007年04月19日 20:01
お早うございます。
私の田舎(故郷)ではハゼのかぶれを称して「ハゼマケ」、
と呼んでいます。(その名の通りハゼに負けたの意味です)
私が毎朝登っている山は300m弱ですが、現在雨の日対策を
練っています。
最近、自分のかぶれ具合が不明なため、近々葉を一枚採取し、
腕にでも擦って実験してみようと思っています。

猫…いいですね。
我が家は筋肉質で強力なラブラドールが一頭います。
猫も飼いたいのですが、昔のように勝手気ままな飼い方ができな
いため、泣く泣く諦めています。
実家の猫は性質通り、老夫婦の下、気ままな暮らし満喫しています。
犬も飼っていますが、親子のように仲がよく、時折帰省すると、
80過ぎた父と、犬と、猫が川の字になって昼寝したりしています。
犬は家には上げないのですが、勝手に網戸を開けて上がっているよ
うです。
しかし、母の声がすると急いで下りるそうです。
犬も猫も父を親と思っているらしく、風呂に入っている時も、上がっ
てくるまでじっと扉の前で待っています。
犬は父の言うことしか聞きません。

あっそうそう、私は50を二つばかり過ぎています。
カブレからのお付き合いになりましたが、よろしくお願いします。
長文でゴメンナサイ。
Posted by 敏ちゃん at 2007年04月21日 10:09
敏ちゃん、こんばんは〜^^
またも書き込みありがとうございます。

>ハゼのかぶれを称して「ハゼマケ」

ええっそうなんですか。('o')!
それだけハゼかぶれの被害が多いと言えそうですね。
ハゼかぶれ実験、もし試されたらぜひぜひ様子を教えてください!!!
(でもなんか怖いなあ^^;)

御家族そろって動物がお好きなんですね☆
お父さんとわんことにゃんこが川の字なんて、どっかの番組のビデオレターにでも送りたいような光景だなあ。

これからもよろしくお願いします。^^
Posted by 宮崎佐和子 at 2007年04月22日 00:41
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