2007年05月07日

■漆の播種(種まき)。

先月、漆の種の脱蝋(漆の種の周囲に巻いているロウ分を除去すること) を行って、種を水に漬けていました。

5/7漆の播種1
その種を、今日いよいよ撒きます!
5/7漆の播種2
均一な厚みに土を敷いた苗床のケースに、種をばらまらと撒きます。
5/7漆の播種3
適当な量の種が撒けたら、その上を平らな板で押して種を土に定着させます。
5/7漆の播種4
種が十分隠れるくらいの土をのせます。

5/7漆の播種5
均一な厚みになるよう、板でならします。
漆の播種9
その上を手のひらで押さえてしっかり固定します。
漆の播種7
土が流れないよう、静かに水を土に含ませます。

漆の播種8
発芽するのが楽しみ!!(かわいい双葉ちゃんが出ますムード

今回は、徳島の漆、岩手の漆、そして自然交配させた種2種を撒きました。
去年の播種は4/17だったので、今年は1ヵ月近く遅めです。また、去年はピンセットでひと粒ずつつまんで、ぴったり碁盤の目に計って植えるという面倒なことをしたんですが、
今年はごらんのようにちょっとワイルドにやってます。

さてさて、どうなるでしょうか…!

5/7小カマおまけ。
今年初のカマちゃんです晴れ


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posted by 宮崎佐和子 at 21:17| Comment(4) | TrackBack(0) | ■ ウルシの木の記録
この記事へのコメント
こんばんは、浄法寺の短期漆掻き研修が決まりました。夏に浄法寺に行ってきます。 
東京の個展頑張ってください。
Posted by うすき at 2007年05月07日 21:37
一粒一粒の種に期待を込めて苗床を仕立てているんですね。その様子がよく伝わってきます。
Posted by 舁だんじり at 2007年05月08日 15:25
わあ〜うすきさん、よかったですね! ^▽^
日本最高の漆かき技術、間近でぜひごらんになってください。

今年はうすきさんの他にも、友人がふたり、漆かき研修に行きます。(長期と短期)
ちょっとしたプチラッシュです☆

松本が行った時は、周囲は「何しに行くん?」って感じだったのになあ。ちょっとずつ時代が動いている感じがします。
Posted by 宮崎佐和子 at 2007年05月08日 23:40
舁だんじりさん、ありがとうございます♪
ほんとにこの一粒が、1本の木になっちゃうんです。
(庭の浄法寺の実生の木で思い知りました ;)

どうなるか、楽しみだなあ。
Posted by 宮崎佐和子 at 2007年05月08日 23:44
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