2010年10月16日

■お盆の布貼りの仕事です。

香川県にお住まいの方なら、きっと「そうそう!」と思って下さる方が多いと思いますが…。
香川では、ご家庭に何枚も(時には十枚以上も)お盆を置いてらっしゃるところがとーっても多いです。
最近は少なくなりつつあるかと思いますが、贈答用として、香川漆器を送ったりもらったりすることが多くて、そのお品の多くは「お盆」なのです。あせあせ(飛び散る汗)
なので、自然とお盆の所持数が増えに増え、水屋には大小さまざまなお盆達をたくさん重ねて置いているものなのですが、他県にお住まいのおうちではどうなのでしょうか。


バッド(下向き矢印)今日は、松本はお盆の布貼りをしていました。
盆の布貼り1
これは、径36cmの大きなお盆です。


香川県でいると「お盆はたくさんおうちにあるから…」と思ってしまい、今まで工房のラインナップに「お盆」はほとんど入っていませんでした。;;
しかし、各地の会場に出向き多くのお客さまとお話していると、お盆をお探しの方が多いので、びっくりしてしまいました。

…なので、ごく最近になって、少しでもご要望にお答えしようとお盆の木地を仕入れて制作をしています。


バッド(下向き矢印)糊漆で、布が浮かないよう、しっかり指で押さえます。
盆の布貼り2

バッド(下向き矢印)糊漆は、少し炭粉などを混ぜたものを使いました。
盆の布貼り3

いろんな器を乗せて運ぶお盆…。
たいへんな働き者ですよね。
漆の塗り肌はデリケートなので、いたみがちですが、こうして布目にしてやるとあまり気にせずにお使いいただけます。ムード


バッド(下向き矢印)表が貼れましたので、乾いたら裏も貼ろうかと思います。
盆の布貼り4

さて、どんな仕上がりになるのでしょうか。
もう少し小振りなサイズのお盆も制作中です。
また、お目にかけることができると思いますexclamation



カエルさんさて、今日のおまけ写真はまたまたカエルさんです。ウルシの葉っぱ上で休憩していました。
よーく見るとグレー地に、きれいな黄緑色の迷彩?模様。アマガエルの色変わりってほんとに不思議ですね。なんだかとっても可愛らしかったです。
posted by 宮崎佐和子 at 19:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ 工房の仕事
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